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リーキの植え付け

リーキの植え付け時期と植え方|根と葉先を切り、深い溝に植えて白い部分を作る

畑で育つリーキ

読むのに約 5 分

リーキは初夏に苗を掘り上げ、根と葉先を切りそろえてから深い溝や穴に植えます。土作りから植え付け後の水やりまでの手順です。

植え付けは初夏、畑は事前に整える

関東の露地では6月から7月が植え付けの時期です。梅雨の合間の、土が適度に湿っている日を選ぶと苗が根付きやすくなります。リーキは肥料をよく吸う野菜なので、植える前の土作りで仕上がりの半分が決まります。

石灰で酸度を整える
ネギの仲間は酸性の土を嫌います。植え付けの2週間ほど前に苦土石灰をまいてよく耕し、土の酸度を整えておきます。
堆肥をたっぷり入れる
1週間ほど前に完熟堆肥と元肥を入れて深く耕します。生育期間が長いので、堆肥で土を肥やしておくと夏以降の伸びが違います。
水はけを確かめる
雨の後に水が溜まる場所は根が傷みやすいので避けます。どうしても使うときは、畑の周りに溝を掘って水の逃げ道を作ります。

ネギやタマネギなど、同じ仲間を前の年に育てた場所は病気が残りやすいので避けます。畑の配置を記録しておくと、翌年の植え場所を決めやすくなります。

苗は根と葉先を切って植える

掘り上げた苗は、そのまま植えずに根と葉先を切りそろえます。葉から抜ける水分が減って植え傷みが軽くなり、切った根の先から新しい根が勢いよく出ます。切った苗は太さごとに分けておくと、植えた後の生育がそろいます。

苗を掘り上げる
前日に苗床へたっぷり水を与えておき、根を切らないようにスコップで下から掘り上げます。乾いた土から無理に抜くと根が傷みます。
根を短く切りそろえる
長く伸びた根ははさみで短く切りそろえます。植え溝の底に根を広げやすくなり、新しい根が出るのも早まります。
葉先を切り詰める
葉の先の方を切り詰めて、全体の長さをそろえます。葉が短くなると倒れにくく、植え付け直後のしおれも軽くなります。

太い苗と細い苗を混ぜて植えると、細い株が日陰になって遅れます。太さで分けて列ごとに植えると管理が楽です。

深い溝に植えるやり方

リーキの白い部分は、光の当たらない土の中で育ちます。最初から深めの溝に植えておくと、その後の土寄せと合わせて白い部分を長く伸ばせます。ネギと同じ溝植えが、家庭菜園では一番扱いやすい方法です。

深い溝を掘る
クワで深さ15〜20センチほどの溝を掘り、掘った土は片側に盛っておきます。この土を後の土寄せに使います。
溝の壁に立てかける
苗を溝の片側の壁に立てかけるように並べ、株間は10〜15センチほど空けます。株間が狭いと太りが落ちます。
根元だけ土をかける
根が隠れる程度に土をかけて軽く押さえます。最初から溝を埋めてしまうと、根が息苦しくなり活着が遅れます。

溝の向きは、日当たりと作業のしやすさで決めて構いません。掘った土を盛る側を決めておくと、土寄せのときに迷いません。

穴に落とし込む植え方もある

溝を掘る場所が取れないときは、棒で深い穴をあけて苗を一本ずつ落とし込む方法もあります。穴の壁が光を遮るので、溝植えと同じように白い部分を育てられます。土の軟らかい畑ほどやりやすい方法です。

棒で穴をあける
太めの棒や支柱を土に差し込み、深い穴を株間をそろえて並べます。棒を回しながら抜くと穴の壁が崩れにくくなります。
苗を落として水を注ぐ
穴に苗を一本ずつ落とし、上から水をたっぷり注ぎます。水と一緒に流れ込んだ土が根を包み、そのまま根付きます。
穴は埋めずに残す
穴は無理に埋めず、雨や水やりで自然に土が戻るのを待ちます。株が太るにつれて穴が埋まり、白い部分が伸びていきます。

植え付け後の水やりと見回り

植えた直後の苗は根がまだ少なく、乾きにも暑さにも弱い状態です。新しい葉が伸び始めるまでの間、水と雑草の管理を丁寧にすると、その後の生育が安定します。

植えたらすぐ水を与える
植え付けが済んだら株元にたっぷり水を与え、根と土をなじませます。晴れが続くときは朝のうちに水やりを続けます。
溝に敷きわらをする
溝の中にわらや刈り草を薄く敷くと、土の乾きと夏の地温の上がりすぎを抑えられます。雑草も生えにくくなります。
新しい葉で活着を確かめる
中心から新しい葉が伸びてきたら根付いた合図です。ここから追肥と土寄せを始めて、白い部分を伸ばしていきます。

植え付けから根付くまでの間に、暑さでいったん葉先が枯れることがあります。中心から新しい葉が出ていれば心配はいりません。

プランターで育てるとき

リーキはプランターでも育てられますが、白い部分を伸ばすには深さが要ります。深型の容器を選び、最初は土を少なめに入れておいて、育つにつれて土を足していくと、畑の土寄せと同じ効果が得られます。

深型の容器を選ぶ
深さのある大型のプランターや袋を使います。浅い容器では土を足す余地がなく、白い部分が短いまま止まります。
土は半分ほどから始める
植え付け時は容器の半分ほどまで土を入れて苗を植えます。上に残した空間が、後から土を足すための余白になります。
水切れに気をつける
容器は畑より乾きやすく、夏は特に水切れしやすくなります。表面が乾いたら底から流れ出るまでたっぷり与えます。

リーキの植え付けに使うもの

植え付けの日にそろっていないと後から張り直しになるのが、マルチと防虫ネットです。苗を買う前に用意しておきます。

数量は幅 60cm × 長さ 3m の畝 1 本(約 1.8 ㎡)で計算しています。

  • 黒マルチ探す言葉「黒マルチ 穴あき 95cm」
    規格の目安
    幅 95cm、厚さ 0.02mm。株間の決まっている作物は穴あき(株間 30cm・45cm)が早いです。
    数量の目安
    畝 1 本(3m)で 4m。両端を埋めるぶんが要るので、畝の長さ + 1m で見ます。

    地温を上げ、雨のはね返りを止め、雑草を抑えます。土からはねる泥は病気の入り口なので、病気が出やすい畑ほど効きます。

  • マルチ押さえ(U 字ピン)探す言葉「マルチ押さえ ピン」
    規格の目安
    長さ 15cm 前後の鉄製。プラスチック製より風に強いです。
    数量の目安
    畝 1 本で 20〜30 本。50cm 間隔が目安。

    マルチは土をかぶせて留めるのが基本ですが、風の通る場所ではピンを足さないと一晩でめくれます。

  • 防虫ネット探す言葉「防虫ネット 目合い1mm」
    規格の目安
    目合い 1mm、幅 180cm。トンネル支柱(長さ 210cm・直径 8mm)と合わせて使います。
    数量の目安
    ネットは畝 1 本(3m)で 4m。支柱は 50cm 間隔で 7 本。

    1mm はモンシロチョウやコナガなど、卵を産みに来る蛾や蝶を止めるための目です。アブラムシやアザミウマはこれでは通ります。狙う虫で目合いを決めてください。

    出典: 農研機構「0.6mm 目合いネットによるアブラナ科野菜害虫の侵入阻止効果」

  • 移植ごて探す言葉「移植ごて ステンレス」
    規格の目安
    幅 6〜8cm のステンレス製。目盛りの付いたものは植え穴の深さを見るのに使えます。

    根鉢と同じ大きさの穴を掘るための道具です。柄と刃が一体になっているものは曲がりません。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 支柱を立てない作物なら、トンネル支柱は要りません。
  • 穴なしマルチをカッターで開ければ、株間の違う作物にも 1 本で使い回せます。

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