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レモングラスの苗選びと植え付け

レモングラスの苗選びと植え付け|暖かくなってから広い場所に植える

レモングラスの栽培イメージ

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レモングラスは熱帯原産で寒さに弱いイネ科のハーブです。5月以降に苗を植え、株が大きく広がることを見越した場所と鉢を選びます。

苗か根付き茎か、鉢か地植えか

レモングラスは種からも育ちますが、発芽に25度前後が必要で苗が育つまで時間がかかるため、家庭では5月ごろに出回るポット苗から始めるのが確実です。スーパーやアジア食材店で売られている根元のついた茎を水に挿しても根が出ます。まず下の表で自分の始め方と植え場所を決めます。

状況向く始め方植える場所の目安
初めて育てるポット苗を買う8〜10号鉢に一株、または地植え
食材店で茎が手に入る根元のついた茎を水に挿して発根させる根が出たら6号鉢へ、翌年大鉢へ
ベランダで育てるポット苗10号以上の深い鉢。夏は草丈1メートルを超える
庭で大きく育てて冬越しも狙うポット苗を地植え株間60センチ以上。冬は掘り上げるか厚く覆う

関東平野部の露地では冬に枯れることが多い植物です。鉢植えなら室内へ取り込めるので、初めてなら鉢から始めるのが安心です。

よい苗の見分け方

苗売り場では「レモングラス」のほかに、香りがやや違う東インド型が「コチンレモングラス」などの名で並ぶことがあります。料理に使う一般的なものは西インド型で、株元がふくらんで白く、葉をちぎると強いレモンの香りがします。葉先が茶色く枯れている苗は水切れ根詰まりを起こしているので避けます。

株元の太さを見る
株元が鉛筆より太く、白くふくらんでいる苗を選びます。細い葉ばかりで株元が見えない苗は、根付くまでに時間がかかります。
葉をちぎって香りを確かめる
葉の先を少しちぎり、レモンの香りが強いものを選びます。香りが弱い苗は日照不足で育っていることが多く、植えても回復に時間がかかります。
鉢底の根を見る
鉢底から白い根が少しのぞく程度が植えごろです。茶色い根がぎっしり回っている苗は、根鉢の底を軽くほぐしてから植えます。

苗を買ったら、植えるまでの数日は日なたに置き、土が乾いたら水を与えます。売り場で徒長(茎ばかりひょろ長く伸びること)した苗も、日に当てれば締まってきます。

植え付けは5月中旬以降、暖かくなってから

生育適温は25〜30度で、気温が15度を下回ると生育が止まります。関東平野部では5月中旬から6月に植えるのが最も失敗が少なく、4月に植えると寒さで葉先が枯れて出遅れます。日当たりのよい場所なら土は選びませんが、水はけと保水のバランスがよい土を好みます。

夏には草丈が1メートルを超えて横にも広がるので、隣の植物との間隔は60センチ以上取ります。鉢植えは8〜10号の深鉢に一株が目安で、小さな鉢では夏に毎日水切れを起こします。

土を用意する
鉢は野菜用培養土か、赤玉土7に腐葉土3を混ぜたものを使います。地植えは植え付け二週間前に腐葉土と堆肥を混ぜ、緩効性肥料を一握り入れておきます。
根鉢と同じ深さに植える
根鉢の上面が土の表面と同じ高さになるように植えます。深植えすると株元が蒸れて腐り、浅すぎると夏の乾きで傷みます。
株間は60センチ以上
地植えは株間60センチ、できれば1メートル空けます。一株でも秋には直径50センチほどの大株になります。
植えたらたっぷり水
植え付け直後は鉢底から流れるまで与え、根付くまでの一週間は土を乾かさないようにします。新しい葉が伸び始めたら日なたに置いて通常の管理に移ります。

食材店の茎から育てる

料理用に売られている根元付きの茎は、株元が乾いていなければ水に挿して根を出せます。5〜6月に行うと成功しやすく、二〜三週間で白い根が伸びます。根が3センチほどになったら鉢に植え、その年は株を太らせることに専念すると、翌年から収穫できます。

株元を確かめて選ぶ
株元が白くふっくらして、切り口が乾ききっていない茎を選びます。茶色くしなびた茎からは根が出ません。
コップの水に挿す
茎の上部を10センチほど残して切り、株元が2〜3センチ水に浸かるように立てます。水は毎日替え、明るい窓辺に置きます。
根が出たら鉢へ
白い根が3センチほど伸び、新しい葉が中心から出てきたら6号鉢に植えます。植えたあと一週間は半日陰で慣らします。

植え付け後に元気がないときの原因

症状考えられる原因立て直し
葉先から茶色く枯れる水切れ、または植えた時期が早くて寒い水を切らさず、寒ければ夜だけ軒下へ
新しい葉が出ず、葉が黄色くなる気温不足で根が動いていない6月になるまで待つ。肥料は与えない
株元が黒ずんで柔らかい深植え、過湿株元の土を取り除き、水を控えて乾かす
葉が細く色が薄い日照不足一日六時間以上日が当たる場所へ移す

植え付け後の一か月は見た目の変化が少ないものです。6月下旬になって気温が上がれば、急に新しい葉が伸び始めます。

レモングラスの苗づくりに使うもの

本葉が出てからポットに移し、根が回ってから花壇や鉢へ。この 2 段階に必要なものです。

  • ポリポット(9cm)探す言葉「ポリポット 9cm 園芸」
    規格の目安
    直径 9cm が標準。生育の早いものは 10.5cm。

    セルトレイのまま育てると根が回りきって傷みます。本葉 2〜3 枚でポットへ移します。

  • 育苗用の受け皿トレイ探す言葉「育苗トレイ 受け皿 底面給水」
    規格の目安
    ポットが並ぶ大きさで、水を張れる深さのあるもの。

    上から水をやると小さな苗が倒れます。下から吸わせると茎が締まります。

  • 液体肥料探す言葉「液体肥料 苗 薄め」
    規格の目安
    1000 倍希釈の原液。苗には規定より薄めて使います。

    種まき用土には肥料分がほとんどありません。本葉が出たら薄い液肥で足します。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 苗を買って植えるなら、育苗の資材は要りません。
  • 育苗箱の加温は、春まきの一部を除けば要りません。

レモングラスの収穫までのコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はレモングラスの育て方にまとめています。

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