GadeninEnglishアプリを入れる
れんこんの容器で育てる

れんこんを容器で育てる|大きな箱と水深で田んぼを作る

れんこんの栽培イメージ

読むのに約 4

れんこんは家庭でも容器で作れます。大きさと深さ、そして水が抜けない構造を選べば、ベランダでも収穫できます。

容器の大きさで収穫量が決まる

れんこんは横へ這って伸びる作物なので、容器の広さがそのまま収穫量になります。狭いと壁に当たって曲がり、細い地下茎しかできません。

深さも要ります。土を三十センチ入れて、その上に水を張る余白が必要なので、容器の深さは三十五センチから四十センチを目安に選びます。浅い容器では節が地表に出て緑になります。

容器大きさの目安見込める収穫
大型のトロ箱60センチ×90センチ、深さ40センチ太い節が数本
丸い大鉢直径50センチ、深さ35センチ細めの節が数本
小型のプランター深さ25センチ以下葉を楽しむ程度

容器は土と水で非常に重くなります。置いてから水を張り、あとで動かさない場所を選びます。

水が抜けない容器にする

植木鉢のように底に穴があるものは、そのままでは使えません。穴をふさぐか、穴のない容器を選びます。水が抜けると一日で土が干上がります。

左官用の舟や大型の収納箱、金魚を飼う容器なども使えます。夏の日ざしで割れないよう、厚みのあるものを選ぶと何年も使えます。

底穴をふさぐ
穴のある容器は防水のテープや栓でふさぎます。ふさぎ方が甘いと少しずつ抜けるので、水を張って半日確かめます。
置き場所を先に決める
水を入れると百キロを超えることもあります。ベランダなら壁側の丈夫なところに置きます。
土を三十センチ入れる
地下茎が伸びる余地として、土の厚みは三十センチほしいところです。その上に水を張る余白を残します。
水を五センチ張る
土の表面から五センチほど水がのる高さにします。深すぎると水温が上がらず、浅すぎるとすぐ干上がります。

置き場所は一日中の日なた

れんこんは日ざしの量がそのまま太りに響きます。一日五時間以上、できれば朝から夕方まで日が当たる場所に置きます。日陰では葉ばかりで終わります。

ベランダでは、コンクリートの照り返しで水温が上がりすぎることがあります。真夏に水が熱く感じるときは、容器の南側にすだれを立てて水面だけ日陰を作ります。

夏の水温を手で見る
昼過ぎに水へ手を入れ、風呂より熱いと感じたら高すぎます。すだれか、朝に水を足して温度を下げます。
朝に水を足す
減った分を朝のうちに足すと、日中の水温が下がります。夕方に冷たい水を足すのは避けます。
冬は北風を避ける
容器ごと凍ると地下茎が傷みます。壁際に寄せ、水を深めに張って凍りにくくし、風の当たる面はよしずで覆います。

水の足し方と濁りの扱い

水は減った分を足すのが基本で、全部入れ替える必要はありません。土から溶け出した養分が水に含まれているので、入れ替えると育ちが止まります。

植え付け直後や雨のあとは濁りますが、数日で澄みます。緑色に濁るのは藻で、これも少量なら害はありません。水面をびっしり覆うようなら網ですくいます。

水を全部抜くのは、収穫のときと土を入れ替えるときだけです。それ以外は継ぎ足しでよく、雨で溢れる分は自然に流れて構いません。

減った分だけ足す
水面が土すれすれになる前に足します。目印として容器の内側に線を引いておくと、迷わず判断できます。
夏は毎朝見る
真夏は一日で三センチ以上減ることがあります。朝の水やりのついでに水面を確かめる習慣にします。
状態考えられること手の打ち方
茶色く濁る土が舞っている数日待てば澄む。触らない
緑色に濁る藻が増えている肥料を控え、多い分をすくう
水面に油のような膜有機物が分解している新聞紙を浮かせて吸い取る
嫌な臭いがする土の中が傷んでいる水を半分入れ替え、日に当てる

蚊を出さない工夫

水をためる以上、蚊が卵を産みます。家の近くで育てるなら、そのままにせず手を打っておくと、近所への迷惑も自分の刺され方も変わります。

いちばん簡単なのは、めだかを数匹入れることです。ぼうふらを食べてくれるうえ、水も澄みます。夏は水温が上がりすぎないよう日陰も作ります。

めだかを入れる
容器の大きさに対して三匹から五匹で足ります。餌を与えなくても、水の中の小さな生き物を食べて生きます。
水面を動かす
止まった水に卵が産み付けられます。水を足すときに水面をかき混ぜるだけでも減ります。
落ち葉をためない
沈んだ葉が腐ると臭いと虫の元になります。見つけたら網ですくって取り除き、秋は週に一度は水面を見ます。

薬剤で処理するより、魚を入れるほうが手間がかかりません。冬もそのまま容器で越せます。

うまく太らないときの見直し

容器で作って地下茎が細いときは、広さ、日当たり、肥料の三つのどれかが足りていません。掘り上げたときの姿を見ると、どれが原因か見当が付きます。

壁に沿ってぐるりと回っているなら広さ不足、細く長く伸びているなら日照不足、節はできているが小さいなら肥料不足です。次の年に一つずつ直します。

広さを増やす
同じ容器で続けるなら株を一本に減らします。二本以上植えると、どちらも細くなって終わります。
日照を確かめる
夏の昼に容器の影を見ます。半分以上が影になる時間が長ければ、置き場所を変えます。
夏の追肥を足す
追肥(育ちの途中で足す肥料)として、七月と八月に緩効性肥料を土に押し込みます。水面にまくと藻になります。

れんこんのプランター栽培に使うもの

プランターで失敗する原因は、ほとんどが容器の小ささです。土の量が少ないほど乾きやすく、肥料も切れやすくなります。

  • 深型プランター探す言葉「プランター 深型 深さ30cm」
    規格の目安
    深さ 30cm 以上、容量 20L 前後。根菜なら深さ 40cm 以上。

    浅い容器は夏に一日で乾きます。深さがあるほど水も肥料も安定し、水やりの回数そのものが減ります。

  • 野菜用培養土探す言葉「野菜 培養土 元肥入り」
    規格の目安
    元肥入り、25L 前後の袋。「野菜用」と書かれたものは肥料の配合が合わせてあります。
    数量の目安
    深型プランター 1 個で 20〜25L。

    花用の土は水はけを優先していて、野菜には肥料分が足りません。袋の表示で使い道を確かめます。

  • 鉢底石探す言葉「鉢底石 ネット入り」
    規格の目安
    軽石。ネットに入ったものは、土を替えるときにそのまま取り出せます。

    底に水がたまると根が傷みます。ネット入りなら繰り返し使えるので、結局は安く済みます。

  • 液体肥料探す言葉「液体肥料 野菜 原液」
    規格の目安
    1000 倍希釈の原液タイプ。

    プランターは水やりのたびに肥料分が流れます。畑より早く切れるので、2 週間に 1 回を目安に足します。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 毎年すべて新しい土に替えなくても、再生材を混ぜれば戻せます。
  • 受け皿は屋外では使わないほうが無難です。水がたまり、根が傷む原因になります。

れんこんの収穫までのコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はれんこんの育て方にまとめています。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

この記事は広告を含みます。

次に読む

れんこんについて、続けて読むならこちら。

Gadenin 栽培記録アプリ・無料アプリを入れる