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ヘチマの病害虫と障害

ヘチマの病害虫と障害|うどんこ病とウリハムシが二つの山

ヘチマの栽培イメージ

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ヘチマで多いのは葉が白くなるうどんこ病と、葉を食べるウリハムシです。見分け方と手当てをまとめます。

症状から原因を絞る

ヘチマの不調は、葉に出るもの、つるや茎に出るもの、実に出るものに分けて見ると原因がつかみやすくなります。まず葉の表と裏を見て、白い粉、小さな穴、細かい点のどれが出ているかを確かめてください。

つる性の作物は上のほうまで手が届きにくく、気づいたときには広がっていることがよくあります。週に一度、下から見上げて葉の裏を確かめる習慣をつけると早く見つけられます。

症状考えられる原因その場ですること
葉に白い粉がふくうどんこ病傷んだ葉を取り、風の通り道を作る
葉に丸い食い跡が並ぶウリハムシ見つけて捕り、苗のうちは覆いをかける
葉裏に細かい点と薄いくもの巣ハダニ葉裏に水をかけ、乾燥を防ぐ
新芽に小さな虫が群れるアブラムシ水で流し、多ければ野菜用の殺虫剤
株元の茎が茶色く裂けるつる枯病その株を抜き、翌年は場所を変える
実が途中で黄色く落ちる受粉不足か水切れ朝に人工受粉、株元にたっぷり与える

うどんこ病は風通しで抑える

夏の終わりから秋にかけて、葉の表が白い粉をまぶしたようになります。これがうどんこ病で、ヘチマではほぼ毎年出ます。株が枯れるほどではありませんが、放っておくと葉が落ちて実の太りが止まります。

混み合って風が通らない場所から出るので、葉を減らして風の道を作ることが最大の予防です。出てしまった葉は取り除き、株元に落とさず持ち出してください。上から水をかけると広がります。

白い葉を取り除く
粉をふいた葉を付け根から切り、袋に入れて持ち出します。畑に落とすとそこから広がります。
混んだ葉を減らす
重なった葉を3割ほど取り、株の中まで風が通るようにします。これが一番効く手当てです。
水は株元へ与える
葉の上から水をかけず、株元の土に与えます。葉が夜まで濡れていると病気が広がりやすくなります。
広がるなら薬を使う
葉の半分以上に出たら、野菜用の薬剤を表示どおりに使います。収穫までの日数の決まりを必ず守ります。

ウリハムシは苗のうちが勝負

オレンジ色の小さな甲虫が葉に丸い食い跡を残します。大きく育った株なら少々食われても平気ですが、植え付け直後の小さな苗は葉をすべて食われて枯れることがあります。守るのは最初の一か月です。

苗のうちは、あんどんや不織布で株を囲うと寄りつけません。つるが伸びて覆いから出るころには株も丈夫になっているので、そこで外して構いません。

植え付け直後に囲う
苗の周りに丸めた透明の袋か不織布を立て、上を開けたあんどんの形にします。飛んでくる虫を防げます。
朝のうちに捕る
動きの鈍い早朝に見回り、葉に止まっている虫を手やペットボトルで捕ります。数日続けると減ります。
つるが出たら外す
つるが囲いの上から出るころには株が丈夫になっています。覆いを外して誘引に移ります。

ハダニと夏の乾燥

雨の少ない真夏、葉の裏に赤や黄色の小さな点が付き、葉全体がかすれたように色あせることがあります。ハダニで、乾燥した環境で急に増えます。細かいくもの巣のようなものが見えたら数が多い証拠です。

水に弱いので、葉裏に勢いよく水をかけるだけで数がかなり減ります。株元を覆って乾燥を防ぐことも予防になります。ひどい葉は取り除いてください。

葉裏に水をかける
ホースの先を細くし、下から葉裏に水を当てます。数日続けると目に見えて減ります。朝に行います。
株元を覆う
わらや刈った草を5センチ敷いて土の乾きを止めます。株の周りが乾かないだけで発生が減ります。
ひどい葉を落とす
かすれて色が抜けた葉は回復しないので、付け根から切り取り、袋に入れて処分します。畑に落とすと広がります。

つる枯病と連作の障害

株元の茎が茶色く変色し、縦に裂けて枯れ上がるのがつる枯病です。いったん出ると薬では戻せないので、その株は抜いて処分し、周りに広げないようにします。長雨のあとに出やすい病気です。

同じ場所でウリ科の作物を続けて作ると出やすくなります。ヘチマ、キュウリ、カボチャ、スイカはすべてウリ科なので、これらを二年から三年空けて場所を回すのが根本の予防になります。

株元の茎を見る
月に一度、地際から20センチの茎を見て、茶色い筋や裂け目がないか確かめます。早く見つけるほど広がりません。
傷んだ株を抜く
裂けて枯れ上がった株は根ごと抜き、袋に入れて処分します。畑に置くと翌年も同じ場所で出ます。
場所を回す
ウリ科の作物は2年から3年空けて別の場所に植えます。狭い畑では大きな容器で作る方法もあります。

実が傷むときの見分け

実が途中で黄色くなって落ちるのは、病気ではなく受粉できていないか水が足りていないことがほとんどです。朝のうちに人工受粉をし、水やりを増やすと次の実から止まらなくなります。

地面に着いた実の接した面が腐るのもよくあります。板やわらを敷いて浮かせるか、網袋で吊れば防げます。たわし用に長く置く実ほど、この対策が効いてきます。

症状考えられる原因手当て
小さいうちに黄色く落ちる受粉不足朝のうちに雄花で人工受粉する
途中で太りが止まる水切れ3日に1回たっぷり与え、株元を覆う
地面側の面が腐る土に接している板やわらを敷くか網袋で吊る
表面に白い粉が付くうどんこ病が実に及んだ周りの葉を減らして風を通す

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