GadeninEnglishアプリを入れる
リコリスの月別の作業

リコリスの月別の作業|花と葉の時期が分かれる球根の一年

リコリスの栽培イメージ

読むのに約 3

夏から秋に花、その後か春に葉、初夏に休眠。ヒガンバナ型を基準に、春葉型の違いを添えて月ごとの作業をまとめます。

一年の作業を月で追う

リコリスは花と葉が別の時期に出るため、他の球根とはカレンダーが違います。関東平野部で、九月に咲くヒガンバナ型を基準にした月別の作業です。八月に咲くナツズイセンなどの春葉型は、葉が三月から六月に出る点だけ読み替えます。

作業 (ヒガンバナ型)春葉型の違い
1月葉の時期。鉢は乾いたら午前中に水葉なし。休眠中、何もしない
2月葉の時期。薄い肥料を一回葉なし
3月葉の時期。日に当てる葉が出始める。日なたへ
4月葉が黄色くなり始める。リン酸肥料一回葉の時期。薄い肥料
5月葉が枯れる。水と肥料を止める葉の時期。リン酸肥料一回
6月休眠。掘り上げ・株分け・植え付けの適期葉が枯れる。休眠に入る
7月休眠。乾かす。植え付け可掘り上げ・植え付けの適期
8月上旬まで植え付け可。下旬に雨で花茎の準備上旬〜中旬に開花。花後に花茎を切る
9月中旬〜下旬に開花。支柱で花茎を守る花後。根が動くので動かさない
10月花茎を切る。葉が出始める休眠。何もしない
11月葉の時期。日なたに置く休眠
12月葉の時期。鉢は乾いたら水休眠

初夏 (六〜七月) の作業

ヒガンバナ型の葉が枯れて休眠に入る時期で、一年で唯一、球根を動かせる期間です。新しい球根の植え付け、密集した株の掘り上げと株分け、移植をこの時期に済ませます。植えっぱなしの株は水を止めて札を立て、夏の草花の水やりがかからないようにします。

葉が完全に枯れてから
葉が少しでも緑なら待ちます。黄色くなって軽く引けば抜ける状態が合図です。緑の葉があるうちに掘ると球根が太りきらず翌年咲きません。
掘るなら根を切らずに
株から十センチ以上離してスコップを入れ、土ごと持ち上げます。掘ったら二〜三日以内に植え直します。
新しい球根はすぐ植える
買った球根は三日以内に浅植えします。八月上旬までに植えれば九月に咲く可能性があります。

夏から秋 (八〜十月) の作業

八月は休眠を続け、下旬の雨で花茎の準備が始まります。九月中旬から下旬に花茎が伸びて開花します。台風の時期と重なるため、群植の周囲に支柱を立てて花茎を守ります。花後は花茎を切り、十月に葉が出始めたら日の当たる状態を確保します。

時期作業見るところ
8月下旬鉢は一度たっぷり水をやり日なたへ土の表面から花茎の先が見えないか
9月上旬〜中旬花茎が伸びる。支柱を立てる花茎が曲がっていないか
9月中旬〜下旬開花。水も肥料も不要強風の予報なら囲いを補強
10月花茎を切る。葉が出始める葉に日が当たっているか

冬から春 (十一〜五月) の作業

ヒガンバナ型の葉の時期で、翌年の花を決める最も大切な期間です。日によく当て、葉が伸びそろったら薄い肥料を与えます。鉢は乾いたら暖かい日の午前中に水をやります。四月に葉が黄色くなり始めたらリン酸肥料を一回与え、五月に枯れたら水と肥料を止めます。葉は絶対に切りません。

日に当てる
落葉樹の下なら冬に日が当たります。常緑樹の陰や建物の北側なら、休眠中に移植を計画します。
薄い肥料を月一〜二回
十二月から三月に、液体肥料を表示の半分に薄めて月に一〜二回、または緩効性の粒状肥料を一回与えます。
葉の黄変を合図に止める
四月下旬から葉が黄色くなったら肥料を止め、水を減らします。枯れた葉は軽く引いて取ります。

春葉型 (ナツズイセンなど) の読み替え

ナツズイセンやキツネノカミソリは春に葉を出し、六月に枯れて八月に咲きます。葉の時期の管理は三月から五月に、掘り上げと植え付けは六月中旬から七月に、開花は八月に読み替えます。ヒガンバナ型と一緒に植えると、片方が葉を出している間にもう片方が休眠しているため、花壇の一角が一年中何かしら緑か花のある状態になります。

時期春葉型の作業注意
3月〜5月葉の時期。日と薄い肥料遅霜で葉先が傷んでも問題なし
6月中旬〜7月葉が枯れたら掘り上げ・植え付け掘ったらすぐ植える
8月上旬〜中旬開花水も肥料も不要
9月〜2月休眠ヒガンバナ型の葉の管理と混同しない

計画がずれたときの調整

リコリスは雨と気温で動くため、開花や葉の時期は年によって二週間ほど前後します。日付ではなく、葉の枯れ具合と雨の後の花茎の動きを見て作業を決めます。

雨が少なくて花茎が出ない
九月に入っても乾燥が続くなら、庭でも一度たっぷり水をやります。数日で花茎が動き出せば問題ありません。
植え付けが八月中旬を過ぎた
その年の花は諦め、葉の時期の管理に集中します。翌年から普通に咲きます。植えずに置いておく方が球根が弱るので、遅くても植えます。
葉が枯れるのが遅れて掘れない
枯れるのを待ちます。緑の葉があるうちに掘ると翌年咲きません。掘り上げは七月末までなら間に合います。

リコリスの栽培に一年を通して使うもの

咲かせるための買い物は、野菜とは比率が違います。窒素を効かせすぎると葉ばかり茂って花が減るので、そこを外さないものを挙げます。

  • 草花用の培養土探す言葉「草花 培養土 元肥入り」
    規格の目安
    元肥入り、14〜25L の袋。水はけを重視した配合のもの。
    数量の目安
    直径 24cm(8 号)の鉢 1 個で約 8L、65cm プランター 1 個で 12〜15L。

    野菜用の土は肥料分が多く、草花では葉ばかり伸びることがあります。袋の表示で用途を確かめます。

  • 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 草花 置き肥」
    規格の目安
    粒状で 2〜3 か月効くタイプ。リン酸の比率が高い「花用」と書かれたもの。
    数量の目安
    8 号鉢 1 個に 10〜15g(大さじ 1 強)を 2〜3 か月ごと。

    置いておくだけで少しずつ溶けるので、水やりのたびに考えなくて済みます。夏の高温期は効きが強く出るので量を控えます。

  • 液体肥料探す言葉「液体肥料 花 リン酸」
    規格の目安
    1000 倍希釈の原液。リン酸(P)の数字が高いものが花向きです。

    つぼみが上がる時期だけ、週 1 回のペースで足します。効きが早いぶん、切れるのも早いのが液肥です。

  • 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
    規格の目安
    刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。

    咲き終わった花を残すと種を作りに養分が回り、次の花が減ります。摘み続けられるかどうかで花期の長さが変わります。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 活力剤は肥料の代わりになりません。肥料を与えているなら急ぎません。
  • 「花用」「野菜用」で土を分けるのは、両方を育てるようになってからで十分です。

リコリスの長く咲かせるコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はリコリスの育て方にまとめています。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

この記事は広告を含みます。

次に読む

リコリスについて、続けて読むならこちら。

Gadenin 栽培記録アプリ・無料アプリを入れる