GadeninEnglishアプリを入れる
ミブナの病害虫と障害

ミブナの病害虫と障害|まいた日に防虫ネットをかけて防ぐ

ミブナの栽培イメージ

読むのに約 4

アブラナ科のミブナは虫が付きやすい葉物です。まいた日のネットが最大の予防になります。

症状から原因を絞る

ミブナの被害はほとんどが虫によるものです。葉に穴があいたら、まず葉裏を見て虫と卵を探してください。虫が見つからないのに葉が黄ばむ、しおれるという場合は、根の病気か水の管理を疑います。

アブラナ科の葉物は、被害が出てからでは間に合わないことが多い作物です。まいた日に防虫ネットをかけるという一手が、あとの手間を大きく減らします。

症状考えられる原因その場ですること
葉に細かい穴が無数にあくキスジノミハムシネットで防ぐ。土の中の幼虫も減らす
葉が大きく食われるアオムシ、ヨトウムシ葉裏を見て捕り、卵も取り除く
葉に白い筋が走るハモグリバエ筋の先の幼虫ごと葉を取り除く
新芽に小さな虫が群れるアブラムシ水で流し、多ければ野菜用の殺虫剤
葉裏に白いいぼ状の斑点白さび病傷んだ葉を取り、株間を広げる
株全体が昼にしおれる根こぶ病抜いて根を確かめ、連作を避ける

まいた日にネットをかける

アブラナ科の虫は、芽が出た直後から寄ってきます。芽が出てからかけるのでは、すでに卵が産み付けられていることが多く、ネットの中で虫を育てることになりかねません。まいた日にかけるのが正解です。

ネットは目の細かいものを選び、裾を土に埋めるか板で押さえて、すき間をなくします。すき間が二センチあれば虫は入ります。かけたあとも週に一度は中を確かめてください。

支柱を立ててかける
畝に支柱を弓なりに差し、その上から目の細かい防虫ネットをかけます。葉が触れないよう高さを取ります。
裾を完全にふさぐ
ネットの裾を土に5センチ埋めるか、板や土のうで押さえます。すき間が2センチあれば虫は入り込みます。
週に一度中を見る
ネットを開けて葉裏を確かめます。中で増えていたら、その場で捕って卵も取り除いてから閉じます。
間引きのあとは閉め直す
作業のあとにネットを戻すとき、裾の押さえを忘れがちです。必ず一周確かめてから離れます。

葉に穴があく虫の見分け

細かい穴が無数にあいているならキスジノミハムシ、大きくかじられているならアオムシかヨトウムシです。夜のうちに一気に食われるのはヨトウムシで、昼は株元の土の中に隠れています。

アオムシは緑色で葉と同じ色をしているので見つけにくいものです。葉の上にある黒い粒を目印にすると、その近くに必ずいます。見つけたらその場で取り除いてください。

ふんを目印に探す
葉の上の黒い粒を探し、その周りの葉裏を見ます。緑の虫が葉脈に沿って張り付いています。
夜と早朝に見回る
ヨトウムシは夜に活動します。日が落ちてから懐中電灯で株元を照らし、出てきたところを捕ります。
株元の土を掘る
昼に見当たらないときは、食われた株の根元の土を2センチほど掘ります。丸まって隠れています。

根こぶ病は連作を避けて防ぐ

昼に株がしおれ、夕方に戻るという症状が続いたら根こぶ病を疑います。抜いてみて根にこぶのようなふくらみがあれば、この病気です。いったん出た畑では土に残るので、薬では解決しません。

アブラナ科の作物を続けて作らないことが最大の予防です。ミブナ、ミズナ、カブ、ハクサイ、コマツナはすべてアブラナ科なので、これらを二年から三年空けて場所を回してください。

しおれた株を抜く
昼にしおれる株を1本抜き、根を洗ってこぶがないか確かめます。こぶがあればその株は処分します。
石灰で酸性を直す
根こぶ病は酸性の土で出やすくなります。まく2週間前に苦土石灰を1平方メートルに100グラムまきます。
場所を2年から3年空ける
同じ場所にアブラナ科を続けて植えません。畑の区画を4つに分けて順に回すと管理しやすくなります。

白さび病と葉の傷み

秋の長雨のあと、葉の裏に白いいぼのような斑点が出ることがあります。白さび病で、混み合って風の通らない株から広がります。傷んだ葉を取り除き、株間を広げれば止まります。

葉が茶色く傷むのは病気とは限りません。霜が何度も凍って溶けをくり返した傷みや、収穫のときに折った跡から傷むこともあります。傷んだ葉を外側から取れば、中の葉は使えます。

白い斑点の葉を取る
斑点が出た葉を付け根から取り、袋に入れて持ち出します。畑に落とすとそこから広がります。
株間を広げる
混んでいるようなら追加で間引き、株の間に風が通るようにします。予防としては一番効きます。
外葉から使う
傷んだ外葉は取り除き、中の葉から使います。株全体を捨てる必要はほとんどありません。

薬を使う前にできること

葉物は収穫までの期間が短いので、薬に頼りすぎない組み立てが向いています。ネットで入れない、混ませない、見つけたら捕るという三つを回すだけで、多くの年は薬を使わずに済みます。

それでも被害が広がるときは、野菜用の薬剤を表示どおりに使います。収穫までの日数と、使ってよい回数の決まりを必ず守り、収穫直前には使わないでください。

場面できること効き方
まいた日防虫ネットをかける被害の大半を防げる
混んできたとき間引いて風を通す病気と虫の両方に効く
少し食われたとき見つけて捕り、卵も取る数日で収まる
半分以上が食われたとき野菜用の薬剤を表示どおりに収穫前の日数を守る

ミブナの収穫までのコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はミブナの育て方にまとめています。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

次に読む

ミブナについて、続けて読むならこちら。

Gadenin 栽培記録アプリ・無料アプリを入れる