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モンステラの水やりの基本

モンステラの水やり|季節ごとの間隔と冬の控え方、葉水の使い方

モンステラの栽培イメージ

読むのに約 4

間隔は日数ではなく鉢の乾きで決めます。冬は回数を三分の一に落とします。

鉢の中が乾くまで待つ

モンステラの水やりは、鉢土の表面が乾き、さらに中まで乾いてから与えるのがどの季節でも基本です。自生地では雨のあとに幹まわりが乾く環境で育つため、常に湿った土では太い根が呼吸できず傷みます。

葉が力なく垂れる原因は、水切れよりも根腐れのほうが多く、対処が正反対になります。土が湿ったままで垂れ、茎の付け根が柔らかいときは水を止め、風の通る場所へ移して鉢を乾かします。

同じ間隔で与えても、鉢の材質と置き場所で乾く速さは倍ほど違います。下の表で自分の鉢に近い行を選び、そこに書いた節から読むと、必要のない水やりを減らせます。

鉢と置き場所土の乾く速さこの記事のどこを先に読むか
素焼き鉢を日の当たる窓辺に置く速い。表面は一日で白くなる季節ごとの間隔の目安を短めに読む
プラスチック鉢を部屋の奥に置く遅い。表面が乾いても中は湿る乾き具合の確かめ方から読む
鉢カバーや底面給水の鉢に入れる底に水が残ったままになる受け皿と鉢底の水から読む
室温が十五度を下回る部屋に置くほとんど乾かない冬は回数を絞るから読む

水切れの垂れは、水をやれば半日ほどで立ち上がります。翌日になっても戻らないときは鉢から抜いて根を確かめます。

季節ごとの間隔の目安

間隔は日数ではなく気温と生育の勢いで決まります。下の表は室内で管理する場合の目安で、実際には毎回土を触って確かめます。同じ部屋でも葉数の多い大きな株ほど水の減りは速くなります。

季節室温の目安水やりの間隔与え方
春(4〜6月)15〜25℃土が乾いて2〜3日後鉢底から流れるまでたっぷり
夏(7〜9月)25℃以上5〜7日に1回朝か夕方に。日中の高温時は避ける
秋(10〜11月)15〜20℃7〜10日に1回徐々に間隔を空けて慣らす
冬(12〜3月)10〜15℃2〜3週間に1回暖かい日の午前に。回数だけ減らす

表の間隔は8号鉢に植えた株の目安です。鉢が小さいほど乾きが速く、大鉢やプラスチック鉢では長めに空けます。

乾き具合の確かめ方

指を入れて確かめる
土に人差し指を第二関節まで挿し、指先が乾いてさらさらしていれば水やりの合図です。表面だけ乾いて中が湿っていることは多いので、表面の色では判断しません。
鉢を持ち上げる
水やり直後の鉢の重さを手で覚えておき、明らかに軽くなったら与えます。数字を測らなくても、重さの差は葉が変化するよりずっと早く分かります。
割り箸を挿しておく
鉢の縁から割り箸を土の深さの半分まで挿し、抜いて湿りを見ます。黒く湿っていれば待ち、乾いた色なら与えます。中が見えない大鉢ほど有効です。
水分計に頼りすぎない
市販の水分計は挿した一点の深さしか測りません。鉢の中は場所によって乾きが違うので、指の感触や鉢の重さと組み合わせて使います。

冬は回数を絞る

冬は生育がほぼ止まるため、水やりの回数を春や秋の三分の一程度まで減らします。室温が15℃を下回ると根の吸水が鈍り、鉢に残った水が低温と重なって根を傷めるからです。

減らすのは回数であって、1回の量ではありません。表面だけ湿らせると上は湿って下は乾いた状態が続き、細い根から枯れ込みます。与えるときは鉢底から流れるまで与えます。

午前中に与える
夕方に与えると、濡れた土が夜間の冷え込みをそのまま受けます。日の当たる午前のうちに与え、夕方までに鉢の表面が乾いている状態にします。
水温を室温に合わせる
冷たい水道水をそのまま与えると根が傷みます。汲み置きして室温に戻すか、手で触ってぬるいと感じる程度にしてから与えます。
10℃を切る部屋では
室温が10℃を下回る部屋なら、水やりより先に置き場所を変えます。寒さで弱った株に水を与えると根腐れが一気に進みます。

受け皿と鉢底の水

たまり水は必ず捨てる
受け皿に残った水は30分以内に捨てます。溜めたままだと鉢底が常に湿り、根腐れとコバエの発生源になります。冬は特に守ります。
鉢カバーから出して与える
鉢カバーに入れたまま水をやると、底にたまった水に気づけません。カバーから鉢を出して与え、水が切れてから戻します。
底面給水鉢の扱い
底面給水の鉢は、水位計が空になってから2〜3日置いてから足します。常に満水にすると下の根だけが水に浸かり続けて傷みます。

鉢底石を入れても、受け皿の水を捨てなければ根腐れは防げません。排水は出た水を捨てるまでで一組です。

葉水は水やりの代わりにならない

葉水は空気の乾燥をやわらげ、ハダニを防ぐためのもので、根に水を届ける役目はありません。冷暖房の効いた部屋では葉の縁が茶色く枯れやすいので、朝に霧吹きで葉の裏まで濡らします。

頻度は1日1回から2日に1回で十分です。夜に濡らしたまま気温が下がると葉に斑点が出ることがあるため、明るい時間に行い、夕方までに乾かします。

葉の裏を狙う
ハダニは葉の裏につきます。霧吹きを下から当てて裏面を濡らすと発生の予防になります。表だけ濡らしても効果は薄いままです。
ほこりを拭き取る
大きな葉はほこりをかぶって光を通しにくくなります。月に一度、柔らかい布を湿らせ、葉を手で支えながら拭くと光合成の効率が戻ります。

症状から原因を切り分ける

同じ症状でも、土が湿っているか乾いているかで原因は正反対になります。葉を見る前に指を土に入れ、湿り具合を確かめてから対処を決めます。

症状土が湿っているとき土が乾いているとき
葉が力なく垂れる根腐れ。水を止めて鉢を乾かす水切れ。鉢底から流れるまで与える
葉が黄色くなる過湿。土を替えて鉢を小さくする肥料切れか老化。下葉だけなら自然
葉先が茶色く枯れる根が傷んでいる可能性がある空気の乾燥。葉水の回数を増やす
新芽が黒く止まる低温と過湿が重なっている低温。暖かい場所へ移す

判断がつかないときは鉢から抜いて根を見ます。白い根が多ければ水の管理、黒く柔らかければ根腐れです。

モンステラの水やりに使うもの

「何日おき」で決めると必ず外します。乾いたかどうかを見る道具と、鉢底から抜けるようにする道具に分けます。

数量は直径 24cm(8 号)の鉢 1 個を単位にしています。号数は直径 cm を 3 で割った数です。

  • 土壌水分計探す言葉「土壌水分計 観葉植物」
    規格の目安
    土に挿して読む針式。電池の要らないものが手軽です。

    表面の乾きと、鉢の中の乾きは一致しません。挿して確かめる習慣が付くと、やりすぎがなくなります。

  • 注ぎ口の細いジョウロ探す言葉「ジョウロ 室内 注ぎ口 細い」
    規格の目安
    容量 1〜2L。注ぎ口が細く長いもの。

    葉の間から株元へ差し込んで注げます。葉に水を溜めると、そこから腐る植物があります。

  • 受け皿探す言葉「鉢 受け皿 室内」
    規格の目安
    鉢底より一回り大きいもの。

    鉢底から抜けた水を受けるためのものです。**溜まった水はそのつど捨てます。** 溜めたままにするのが根腐れの典型です。

  • 霧吹き(葉水用)探す言葉「園芸 霧吹き 葉水」
    規格の目安
    300〜500ml。霧の細かいもの。

    水やりの代わりにはなりませんが、葉裏に当てるとハダニが付きにくくなります。乾燥する冬の室内で効きます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 自動給水器は、留守が続くときだけで十分です。日常は自分で見るほうが確実です。
  • 多肉植物には霧吹きは要りません。かえって蒸れの原因になります。

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