水やりは朝、夕方は乾いていたら
水やりの回数は季節と鉢の大きさで変わります。5号鉢の真夏なら朝夕2回、直径30センチのプランターや地植えなら朝1回で足りることが多く、同じ表を一年中使うことはできません。
あさがおは真夏に1日で鉢の水を使いきります。基本は朝、日が当たる前にたっぷり与え、夕方にもう一度土を確かめる形です。夕方に必ずやるものではなく、乾いていなければ与えません。
昼の水やりを避けるのは、鉢の中の水がぬるま湯になって根が傷むからです。日中にしおれたら、鉢ごと日陰へ移し、株が持ち直してから与えます。
| 時間帯 | やってよいか | 理由 |
|---|---|---|
| 朝、日が当たる前 | 毎日与える | 日中に使う水を先に蓄えられる |
| 昼の暑い時間 | 原則与えない | 鉢の中が高温になり根が傷む |
| 夕方、日が陰ってから | 乾いていれば与える | 夜間の吸水で翌朝の花がしっかり開く |
| 夜遅く | 控える | 葉がぬれたままで病気を招く |
しおれた株に急いで大量の水をやると根が傷むことがあります。まず日陰へ移し、少量ずつ2回に分けて与えます。
乾きは指と重さで測る
毎日決まった量を機械的に与えると、梅雨には多すぎ真夏には足りません。与えるかどうかを土の状態で判断する癖をつけると、根腐れと水切れの両方を同時に避けられます。
- 指で2センチ
- 土に人差し指を第一関節まで差し、湿り気を感じなければ水やりです。表面の色だけで判断すると、中が湿っていても与えてしまいます。
- 鉢の重さを覚える
- 水をやった直後の鉢を持ち上げ、重さを手で覚えておきます。明らかに軽くなっていれば乾いています。
- 量は鉢底から流す
- 鉢底の穴から流れ出るまで与えます。少量をちょろちょろかけると表面だけ湿り、根は下へ伸びません。
- 受け皿はためない
- 受け皿の水は毎回捨てます。ためたままだと根が酸欠になり、真夏は湯になって根を煮ます。
- 水が土にしみない
- 土が乾ききると水がはじかれて横に流れます。バケツに鉢ごと5分沈めて底から吸わせると、元の状態に戻せます。
追肥はつるが伸び始めてから
種まき用の土や元肥(植える前に土へ混ぜておく肥料)入りの培養土には、1か月ほど分の肥料が入っています。まいた直後の追肥(育てている途中で足す肥料)は不要で、つるが支柱を登り始めたころから始めるとちょうど切れ目がありません。
| 時期 | 与えるもの | 間隔 |
|---|---|---|
| 発芽から本葉4枚 | 与えない | 元肥だけで足りる |
| つるが伸びる時期 | 薄めた液体肥料 | 10日から2週に1回 |
| 花が咲いている間 | リン酸の多い液体肥料 | 1週から10日に1回 |
| 9月下旬以降 | 止める | 種の充実に切り替える |
液体肥料は必ず表示どおりに薄めます。濃く与えると根が水を吸えなくなり、その日のうちに葉が縁から枯れます。
葉の色で肥料の過不足を読む
肥料が足りないのか多すぎるのかは、袋の説明ではなく葉が教えます。見るのは色の濃さと、傷みが古い下葉から出ているか新しい上の葉から出ているかの2点です。
下葉から症状が出るなら不足、上や葉先から傷むなら濃すぎか水の問題と見ます。この見分けを間違えて肥料を足すと、傷みが一気に広がります。
| 葉の様子 | 考えられる状態 | 手当て |
|---|---|---|
| 下葉から黄色くなる | 肥料切れ | 薄い液体肥料を1週おきに与える |
| 濃い緑で厚くつるが太い | 窒素過多 | 追肥を止め、水だけで2週間ようすを見る |
| 葉先が茶色く縮れる | 濃すぎる肥料か水切れ | たっぷり流し水をして肥料分を抜く |
| 全体が薄い黄緑 | 根詰まりか土の量不足 | 大きな鉢へ植え替えるか支柱ごと移す |
肥料を足す前に、まず水やりと鉢の大きさを見直します。根が回った鉢では、どれだけ肥料を足しても葉色は戻りません。
暑さと風から株を守る
真夏に株が傷む原因は、葉に当たる日ではなく鉢の中の温度と風です。葉は40℃近い日ざしにも耐えますが、根は鉢の中が高温になると数時間で傷み、翌日から水を吸えなくなります。
- 鉢を直射から外す
- 葉に日は当てても、黒い鉢の側面には当てません。鉢が熱くなると根が傷みます。鉢の南側に低い鉢を並べて日を遮ります。
- コンクリートに直置きしない
- 夏のベランダの床は真昼に50℃を超えます。すのこや台に載せ、鉢底に空気を通します。
- 台風の前に下ろす
- 行灯仕立ての鉢は風を受ける面が大きく、必ず倒れます。前日に地面へ下ろし、壁ぎわへ寄せます。
- 戻すのは翌朝
- 風がやんだら早めに日なたへ戻します。日陰に置き続けると花芽が落ち、数日花が途切れます。
留守にするときと鉢の持ち帰り
- 2泊までのしのぎ方
- 朝たっぷり与えたうえで、鉢を明るい日陰に移します。日なたのままだと1日で乾きます。
- 3日以上あける場合
- 大きめの受け皿に3センチほど水を張り、日陰に置きます。帰宅したらすぐ受け皿の水を捨てます。
- 車での持ち帰り
- 夏の車内は高温になります。つるを支柱ごと軽くまとめ、袋で鉢を包んで倒れないよう固定し、長時間置きません。
- 持ち帰った日
- その日は水をやってから半日陰に置き、翌日から日なたに戻します。移動の直後に強い日へ出すと葉が焼けます。
- しおれて帰ってきたら
- 葉が垂れていても、茎が硬ければ戻ります。日陰で水を与え、翌朝に葉が起きているかで生死を判断します。
学校から持ち帰った鉢は根が回っていることが多く、乾きが早くなります。帰宅後は朝夕とも土を確かめます。
あさがおの育てている間に使うもの
草花の管理は、花がらを摘むことと、肥料を切らさないことに尽きます。どちらも道具は小さくて済みます。
- 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
- 規格の目安
- 刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。手に収まる小さいものが疲れません。
咲き終わった花をそのままにすると、種を作るほうへ養分が回って次の花が減ります。摘み続けるほど花期が伸びます。
- 液体肥料探す言葉「液体肥料 花 リン酸」
- 規格の目安
- 1000 倍希釈の原液。リン酸の数字が高いもの。
つぼみの上がる時期に週 1 回。窒素の多い肥料を続けると、葉ばかり茂って花が減ります。
- 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 置き肥 花」
- 規格の目安
- 2〜3 か月効く粒状。鉢の縁に置きます。
- 数量の目安
- 8 号鉢に 10〜15g を 2〜3 か月ごと。
水やりのたびに考えなくて済みます。液肥との併用なら、置き肥は規定量の半分から始めます。
- ジョウロ(ハス口付き)探す言葉「ジョウロ 5L ハス口」
- 規格の目安
- 容量 4〜5L。ハス口が外せるものは、株元だけに与えるときに便利です。
花に水をかけると傷んで早く終わります。ハス口を外して株元へ注げば、花を濡らさずに済みます。
- 花がらは指で摘める種類が多く、はさみが要るのは茎の硬いものだけです。
- 活力剤は肥料の代わりになりません。
あさがおの長く咲かせるコツは作物ページに
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