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あさがおの観察と自由研究

あさがおの観察と自由研究|記録する項目と種の採り方・保存

あさがおの栽培イメージ

読むのに約 5

毎日同じ測り方で記録すると、日長と花の関係まで見えてきます。

記録の型を先に決めておく

観察でつまずくのは、日によって測り方が変わることです。ある日は地面から、次の日は鉢のふちから測ると、伸びたのか縮んだのか分からなくなります。最初に基準を決め、紙に書いて鉢のそばに貼っておきます。

測る場所を固定する
支柱に油性ペンで印をつけ、そこを起点にします。つるは曲がるので、まっすぐ伸ばして測るか、支柱の何周目かで数えます。
撮る位置を固定する
写真は毎回同じ場所から同じ向きで撮ります。鉢の下に立ち位置の目印を置くと、あとで並べたとき伸びが一目で分かります。
測る時刻を決める
背丈も花の数も朝と夕方で違って見えます。毎日同じ時刻、できれば朝の同じ時間に測ります。
休んだ日も残す
測れなかった日は空欄にせず、測らなかったと書きます。空欄のままだと、あとで結果を読むとき数え違えます。

記録すると面白い項目

目的測り方分かること
開く時刻を知りたい朝、15分おきに見る前夜の暗さと開花時刻の関係
花の増え方を知りたい咲いている花だけ数える日が短くなるほど増える動き
伸びる速さを知りたい支柱の印から測る気温が高い日ほどよく伸びること
肥料の効きを知りたい本葉を数え、1枚を測る肥料と日照の効き方の違い

全部を毎日やると続きません。花の数と伸びた長さの2つを毎日、ほかは週に1回と決めると最後まで続きます。

開く時刻をはかってみる

前の晩に印をつける
翌朝開きそうな、ねじれてふくらんだつぼみを選び、そばにひもで目印をつけます。当日探し回らずにすみます。
開いたと決める基準
花びらの縁が離れて中心が見えたときを開花とします。基準を決めないと、日によって早い遅いがぶれます。
日没の時刻も書く
その日の日の入りの時刻をいっしょに記録します。日没から開花までの時間が、季節が進んでもほぼ一定になることが見えます。
暗さを変えて比べる
同じ大きさの株を2鉢用意し、片方だけ夕方から箱をかぶせます。翌朝の開花時刻の差が実験の結果になります。

つるの巻く向きを確かめる

あさがおのつるは決まった一方向にしか巻きません。上から見下ろして、時計回りか反時計回りかを自分の目で確かめ、絵に描いて残します。本によって右巻きと左巻きの呼び方が逆になるので、呼び名ではなく向きを図で残すのが確実です。

逆向きに巻いてみる
つるの先を1周だけ逆向きに巻きつけ、翌朝どうなっているかを見ます。ほどけて垂れていれば、向きが決まっている証拠になります。
先端の動きを追う
伸びている先端は空中で円を描いて支えを探します。1時間おきに真上から写真を撮ると、回っている向きが分かります。
ほかのつる植物と比べる
同じ場所で育つほかのつる植物と巻く向きを比べます。種類によって向きが違うことが分かると、結論が一段深くなります。

実験でほどけたつるは、元の向きに巻き直せば数日で元に戻ります。折らないよう朝のうちに直します。

花の色は土の酸度では変わらない

土を酸性にすれば青くなると考えられがちですが、あさがおはあじさいと違い、土の酸度で花の色は変わりません。色を決めるのは品種と、花びらの細胞の中の酸性度で、つぼみのうちは赤紫、開くときに細胞の中がアルカリ寄りに変わって青くなります。

だから朝に青かった花が、しぼむころに赤紫へ戻る品種があります。これは弱ったのではなく、開花のときに動いた細胞の中の酸性度が戻ったためです。

色を戻す実験
しぼんだ花を紙の上でつぶし、酢をひとしずく落とすと赤く、重曹の水を落とすと青く変わります。花の中で起きたことを外で再現できます。
写真で時刻を残す
同じ花を開いた直後としぼむ直前に撮り、並べて色の違いを見せます。時刻を書き添えると変化の速さが伝わります。
土をいじる実験は不向き
酸度を変えた土で育てても色は変わらず、根を傷めるだけで終わります。実験としては花びらを使うほうが結果が出ます。

つぶした花の汁は紙や服に色が残ります。紙皿の上で行い、終わったら道具と手をすぐ洗います。

種の採り方

花がしぼんだあと、根元がふくらんで丸い実になります。この実が緑のうちに採ると中身が未熟でしぼみ、翌年発芽しません。茶色く乾いて、指ではじくとかさかさと音がするまで待ちます。

採る合図
実の皮が茶色くなり、外側のがくが反り返ったら採りどきです。花が終わってからおよそ1か月が目安になります。
落ちる前に採る
熟した実は自分で割れて種を落とします。ネットの袋や不織布を実にかぶせておくと、落ちても回収できます。
1つの実の中身
実の中は部屋に分かれていて、種は多くて6粒ほど入っています。数を記録すると、株ごとの差が見えて研究の材料になります。
採ったあとの乾燥
実ごと数日から1週間、風通しのよい日陰で乾かしてから割ります。生乾きのまま袋に入れるとかびます。

種の保存と翌年まくとき

しっかり乾かす
つやのある黒か茶色で、指で押しても凹まない硬さになるまで乾かします。軽くて平たい種は中身が入っていないので除きます。
紙の袋で保存
封筒など紙の袋に入れ、品種と採った日を書きます。密閉した袋は湿気がこもるので、乾燥剤を入れないなら紙が無難です。
置き場所
涼しく暗い場所に置きます。冷蔵庫に入れるなら乾燥剤といっしょに密閉し、出し入れのたびに結露させないことです。
翌年の発芽率
きちんと乾かした種は数年もちますが、年ごとに落ちます。翌春はいつもより少し多めにまいて、間引きで調整します。

採った種は親と同じ花色になるとは限りません。色が混じるのも記録の題材になるので、株ごとに袋を分けておきます。

あさがおの長く咲かせるコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はあさがおの育て方にまとめています。

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