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シバザクラの花後の刈り込み

シバザクラの花後の刈り込み|来年も面いっぱいに咲かせる作業

シバザクラの栽培イメージ

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花が終わった直後の刈り込みで、翌年の花数と夏の蒸れ対策の両方が決まります。刈る時期と深さの目安を整理します。

刈り込みの時期を見きわめる

シバザクラは四月から五月上旬に咲き、花が終わると茶色い花がらが株を覆います。この花がらが残ったまま梅雨に入ると蒸れの原因になるので、花が八割ほど終わったら刈り込みます。遅くとも五月中には済ませ、梅雨入り前に新しい芽をそろえます。

時期株の様子作業
4月中旬〜下旬満開何もしない
5月上旬〜中旬花が八割終わり茶色い花がらが目立つ全体を刈り込む
5月下旬花がすっかり終わった急いで刈る。梅雨前の最終期限
6月以降梅雨入り深く刈らず、蒸れた部分だけ切る

刈る深さと道具

刈る深さは株の高さの三分の一から半分が目安です。株を薄くして風を通しつつ、緑の葉を必ず残します。葉のない茶色い茎の部分まで刈ると、そこからは芽が出ずに穴になります。道具は刈り込みばさみか芝用のはさみを使い、面積が広ければ電動のバリカンでも構いません。

刈った直後は茶色く見えて不安になりますが、二週間ほどで新しい緑の芽がそろって面が戻ります。刈った直後の追肥(育ちの途中で足す肥料)は控えめにして、芽の伸びを待ちます。

刈る高さを決める
株の側面をのぞいて、緑の葉がある高さを確かめます。その少し上の高さを刈り込みの目安にします。
花がらごと刈る
茶色くなった花がらを含めて、株全体を同じ高さで刈ります。一株ずつでなく面全体を平らにする感覚で進めます。
刈りかすを取り除く
刈った花がらや葉を株の上に残すと蒸れます。熊手で集めて持ち出します。袋に詰めて持ち出し、株の上に何も残さない状態にします。
刈った直後に追肥
刈り込んだあとに緩効性肥料をひとつまみ与えると、新しい芽の伸びがそろいます。量は控えめにします。

刈る前日に雨が降っていると株がべたついて切りにくく、病気も広がります。晴れて葉が乾いた日を選びます。

はみ出した部分の整理

シバザクラは横に這って広がるので、通路や隣の花壇にはみ出します。花後の刈り込みと同時に、縁を切りそろえて面の形を整えます。切り取った枝は捨てずに、さし芽の材料にできます。

縁を切りそろえるときは、株が広がる方向を考えて余裕を持たせます。毎年少しずつ広がるので、縁石から数センチ内側で切ると翌年まで形が保てます。

縁をまっすぐ切る
はみ出した茎を花壇の縁に沿って切り落とします。縁石やレンガがあると切る位置が決めやすくなります。
根を張った部分は掘り取る
はみ出した茎はすでに根を出していることがあります。根ごと掘り取れば、そのまま苗として別の場所に植えられます。
空いた場所に補植
面の中に穴があいているなら、掘り取った部分をそこへ植えて埋めます。五月中なら梅雨前に根付きます。

刈り込みが翌年の花を増やす理由

シバザクラは春に伸びた新しい茎の先に翌年の花を付けます。花後に刈ると茎の付け根から枝分かれが増え、花を付ける先端の数が倍近くになります。刈らずにいると茎が長く伸びて先端だけに花が付き、株の中心は葉のない茎ばかりになって、三年目には中心が茶色く抜けてしまいます。

状態翌春の姿対策
毎年花後に刈っている中心まで密に咲くそのまま続ける
刈らずに放任縁だけ咲き中心が茶色い今年から刈り、穴はさし芽で埋める
刈りすぎて葉を残さなかった刈った部分が枯れて穴翌年は三分の一までにとどめる

秋の軽い手入れ

花後の刈り込みが本番ですが、九月下旬から十月にも伸びすぎた茎を軽く整えると、冬から春の姿がそろいます。ただし秋はすでに来春の花芽が茎の先にできているので、深く刈ると花が減ります。はみ出した茎と枯れた部分を切る程度にとどめます。

はみ出しだけ切る
通路や隣にはみ出した茎を縁で切ります。株の上面には触りません。来春の花芽が茎の先にあるので、上面を刈ると花が減ります。
夏に枯れた部分を切る
梅雨と夏に茶色く枯れ込んだ部分を、健全な緑の部分まで切り戻します。穴が大きければさし芽の苗で埋めます。
落ち葉を取る
秋の落ち葉が株の上にたまると冬に蒸れます。熊手で軽くかき出します。株の間に入り込んだ葉も指でつまんで取ります。

刈り込みの失敗と立て直し

刈り込みで失敗するのは深すぎた場合と、時期が遅れて梅雨に入ってしまった場合です。どちらも一年で完全には戻りませんが、さし芽と補植で面を作り直せます。

失敗の姿原因立て直し
刈った部分が茶色いまま芽が出ない葉のない茎まで刈った秋にさし芽苗を補植、翌年は浅く
梅雨に株の内側が枯れた刈り込みが遅れ蒸れた枯れた部分を切り取り、九月に補植
翌春の花が少ない秋に深く刈った秋は縁の整理だけにとどめる
刈り跡がでこぼこ一株ずつ刈った面全体を同じ高さで刈り直す

刈りすぎたと気付いたら、その年は肥料を増やすのではなく、水はけと日当たりを整えて回復を待ちます。肥料で急がせると蒸れが重なります。

シバザクラの花が終わったあとに使うもの

来年も咲かせるかどうかは、この時期の手当てで決まります。切ることと、球根をしまうことです。

  • 剪定ばさみ探す言葉「剪定ばさみ 園芸」
    規格の目安
    刃渡り 5cm 前後。硬くなった茎を切るので、花がら摘み用より丈夫なもの。

    花後の切り戻しは、次の芽を出させる作業です。切り口が潰れると、そこから枯れ込みます。

  • お礼肥用の緩効性肥料探す言葉「緩効性肥料 お礼肥」
    規格の目安
    粒状で 2〜3 か月効くもの。
    数量の目安
    8 号鉢に 10g 前後、花壇 1 ㎡ あたり 30〜50g。

    咲かせるのに使った養分を戻す肥料です。ここを飛ばすと、翌年の花数が目に見えて減ります。

  • 球根の保存ネット探す言葉「球根 保存 ネット袋」
    規格の目安
    目の粗いネット袋。品種を書いたラベルを付けられるもの。

    掘り上げた球根は、風の通るところに吊るして乾かします。密閉すると中から腐ります。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 掘り上げずに植えっぱなしでよい球根も多く、その場合は保存の資材は要りません。
  • 花後すぐに葉まで切らないでください。葉が来年ぶんの養分を作ります。

シバザクラの長く咲かせるコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はシバザクラの育て方にまとめています。

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