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シバザクラの月別の作業

シバザクラの月別の作業|春の花から秋の補植までの一年

シバザクラの栽培イメージ

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関東平野部の露地を基準に、シバザクラの植え付け、開花、刈り込み、補植を月ごとに整理します。

一年の流れを表で

シバザクラは常緑の宿根草で、四月に一斉に咲いたあとは地味な作業が続きます。忙しいのは五月の刈り込みと九月から十月の補植で、それ以外の月は草取りと観察が中心です。関東平野部の露地を基準にまとめます。

作業目安
1月〜2月落ち葉を取る、霜柱で浮いた株を押さえる水やり不要
3月春植え、株分け、草取り芽が動き始める
4月開花、草取り見ごろ、手を加えない
5月花後の刈り込み、追肥、さし芽花が八割終わったら
6月〜7月梅雨の蒸れ対策、枯れた部分の除去水やりは控える
8月水切れに注意、草取り一週間以上雨がなければ水
9月下旬〜10月秋植え、補植、さし芽苗の定植、追肥十月中旬まで
11月〜12月落ち葉を取る肥料も水も不要

冬から早春の観察

冬のシバザクラは葉が赤紫に色づいて休んでいます。寒さには強く、関東平野部では保護は要りません。ただし霜柱で株が持ち上がり根が浮くことがあるので、見つけたら足で軽く踏んで戻します。三月に入ると新しい緑の葉が動き始め、これが植え付け株分けの合図です。

新しい葉が動き始めたころに株の縁を見て、はみ出しているなら三月中に切りそろえます。芽が動く前なら株の負担が軽く、切った茎はさし芽の材料に回せます。

霜柱で浮いた株を戻す
根が浮いて株が動くなら、午後の土が緩んだ時間に軽く押さえて根を土に戻します。放置すると根が乾いて春に枯れます。
落ち葉をかき出す
株の上に落ち葉がたまると光が遮られ、春の芽が弱ります。熊手で軽く取り除きます。葉の下が湿ったままだとかびも出ます。
三月に植え付けと株分け
新しい葉が動き始めたら春の植え付けの適期です。古い株を掘り上げて分けるのもこの時期です。

四月から五月は開花と刈り込み

四月中旬に一斉に咲き、二週間から三週間見ごろが続きます。開花中は水やりも肥料も要らず、草取りだけです。花が八割終わったら株全体を三分の一ほど刈り込み、緩効性肥料を少量与えます。刈った茎はさし芽の材料に使えます。

時期作業注意
4月上旬咲き始め、草取り花に触れない
4月中旬〜下旬満開写真を撮り、花の少ない場所を記録
5月上旬〜中旬刈り込み、追肥、さし芽葉を残す高さで
5月下旬刈りかすの除去、補植梅雨前に済ませる

満開のときに花の少ない場所を記録しておくと、秋にどこへ補植するかがすぐ決まります。

六月から八月は蒸れと乾きに気を配る

梅雨は蒸れ、真夏は乾きと、逆の問題が続きます。梅雨中は水を与えず、茶色く枯れた部分を見つけたら早めに切り取ります。梅雨明け後は一週間以上雨がなければ朝に水を与えますが、土が湿っているなら与えません。この時期に肥料は与えず、株を休ませます。

梅雨明け直後の一週間は特に注意します。急に強い日差しが当たり、湿った株の内側が一気に蒸れて枯れ込むことがあるので、毎朝面全体を見て回ります。

梅雨中は枯れを切る
株の内側が茶色くなったら、健全な部分まで切り取って広がりを止めます。切ったものは持ち出します。
梅雨明けは水を見きわめる
葉が灰色がかってかさついたら朝に株元へ水を与えます。土が湿っていれば見た目がぐったりしていても与えません。
草取りを続ける
夏の雑草は一週間で株を覆います。小さいうちに抜き、株に日を当て続けます。雨上がりに作業すると根ごと抜けます。

九月から十月は補植と秋植え

涼しくなる九月下旬からが植え付けと補植の適期です。春に記録した花の少ない場所や、夏に枯れて穴になった場所に、五月にさし芽した苗や掘り取った株を植えます。十月中旬までに植えれば冬までに根付き、翌春に咲きます。十月に緩効性肥料を少量与えます。

この時期の追肥(育ちの途中で足す肥料)は控えめが目安です。葉の色が濃く茎が伸びすぎているなら与えず、色が薄く伸びが弱いときだけひとつまみ与えます。株の姿を見て判断します。

穴の場所に補植
枯れた部分を取り除き、土に砂と腐葉土を混ぜてからさし芽苗を株間十五センチで植えます。
十月中旬までに済ませる
遅れると根が張る前に寒くなり、霜柱で浮いて枯れます。間に合わないなら翌春三月に回します。
秋の追肥
十月に緩効性肥料を一株ひとつまみ、株元から離して置きます。量が多いと冬に徒長(間延び)するので控えめにします。

時期を外したときの立て直し

作業の時期を逃しても、多くは次の適期に回せます。無理に季節外れの作業をするより、待つほうが株のためになる場面がほとんどです。

場面起きること立て直し
刈り込みを忘れて梅雨に入った内側が蒸れて枯れる枯れた部分だけ切り、深い刈り込みは翌年
秋植えが十一月になった根付く前に霜柱で浮く鉢で冬越しさせ三月に植える
夏に補植した暑さで枯れる九月下旬まで待って植え直す
肥料を夏に与えた徒長(間延び)して蒸れる肥料を止め、秋に軽く整える

シバザクラの栽培に一年を通して使うもの

咲かせるための買い物は、野菜とは比率が違います。窒素を効かせすぎると葉ばかり茂って花が減るので、そこを外さないものを挙げます。

  • 草花用の培養土探す言葉「草花 培養土 元肥入り」
    規格の目安
    元肥入り、14〜25L の袋。水はけを重視した配合のもの。
    数量の目安
    直径 24cm(8 号)の鉢 1 個で約 8L、65cm プランター 1 個で 12〜15L。

    野菜用の土は肥料分が多く、草花では葉ばかり伸びることがあります。袋の表示で用途を確かめます。

  • 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 草花 置き肥」
    規格の目安
    粒状で 2〜3 か月効くタイプ。リン酸の比率が高い「花用」と書かれたもの。
    数量の目安
    8 号鉢 1 個に 10〜15g(大さじ 1 強)を 2〜3 か月ごと。

    置いておくだけで少しずつ溶けるので、水やりのたびに考えなくて済みます。夏の高温期は効きが強く出るので量を控えます。

  • 液体肥料探す言葉「液体肥料 花 リン酸」
    規格の目安
    1000 倍希釈の原液。リン酸(P)の数字が高いものが花向きです。

    つぼみが上がる時期だけ、週 1 回のペースで足します。効きが早いぶん、切れるのも早いのが液肥です。

  • 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
    規格の目安
    刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。

    咲き終わった花を残すと種を作りに養分が回り、次の花が減ります。摘み続けられるかどうかで花期の長さが変わります。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 活力剤は肥料の代わりになりません。肥料を与えているなら急ぎません。
  • 「花用」「野菜用」で土を分けるのは、両方を育てるようになってからで十分です。

シバザクラの長く咲かせるコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はシバザクラの育て方にまとめています。

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