GadeninEnglishアプリを入れる
シバザクラの水やりと追肥

シバザクラの水やりと追肥|手をかけすぎない管理が長持ちのこつ

シバザクラの栽培イメージ

読むのに約 4

シバザクラは水も肥料も少なめが基本です。やりすぎによる蒸れと肥料過多を避け、痩せ気味に育てて花を増やします。

手をかけるところと放っておくところ

シバザクラで枯らす原因の多くは世話のしすぎです。露地に根付いた株は水やりも肥料もほぼ要らず、必要なのは花後の刈り込みと草取り、それに数年ごとの株の更新だけです。何をして何をしないかを最初に整理します。

場面水やり肥料
露地・根付いた株真夏に一週間以上雨がなければ花後と秋に少量の緩効性肥料
露地・植え付け一か月以内土が乾いたら朝に与えない
鉢植え・春秋表面が乾いたら鉢底から流れるまで花後に置き肥をひとつまみ
鉢植え・真夏朝に一回、夕方に垂れていればもう一回与えない
露地は不要、鉢は乾いたら与えない

水やりの判断

シバザクラの葉は細く固いので、しおれのサインが分かりにくい植物です。葉の色が緑からくすんだ灰色がかった色に変わり、触るとかさついているのが水切れの目安です。逆に葉が黄色く柔らかくなっているなら水のやりすぎか根腐れで、水を止める側の判断になります。

水やりの回数を決めるより、株を見て決める習慣を付けるほうが確実です。同じ場所でも、斜面の上と下、日向と木陰では乾き方がまったく違います。

葉の色と手触りで見る
緑がくすんで灰色がかり、触ってかさついていれば水切れです。株元の土を指で掘って乾いていることも確かめます。
朝に株元へ
水は朝のうちに株元へ注ぎます。日中や夕方に葉を濡らすと、夜に蒸れてかびが出ます。
真夏は控えめに
猛暑でぐったりして見えても、土が湿っていれば与えません。暑さでの一時的な休みと水切れを混同しないようにします。
鉢は持ち上げて確かめる
鉢植えは表面が乾いても中が湿っていることが多いので、持ち上げて軽ければ与えます。

肥料は花後と秋に少量

シバザクラは肥料を欲しがりません。追肥(育ちの途中で足す肥料)は花が終わった五月と、涼しくなった十月の二回、緩効性肥料を株の周りにひとつまみ程度で十分です。窒素が多いと葉が伸びすぎて隙間に風が通らず、梅雨に蒸れて枯れ込みます。

時期肥料量の目安
5月(花後の刈り込み後)緩効性の化成肥料一株にひとつまみ、株元から離して
6月〜9月与えない蒸れと徒長を防ぐ
10月緩効性の化成肥料一株にひとつまみ
11月〜3月与えない休眠中

液肥を毎週与えると確実に肥料過多になります。シバザクラに液肥はまず要りません。

草取りが最大の管理

シバザクラは草丈が低いので、株の間から伸びる雑草に日を奪われると弱ります。特にスギナやチガヤのような地下茎で広がる草は、シバザクラの中に入り込むと取り除きにくくなります。面ができるまでの一年目は月に二回、以後も春と秋にこまめに抜きます。

草取りを怠って一夏放置すると、翌年の面がまだらになります。忙しくても月に一度は面全体を見て回り、目立つ草だけでも抜いておくのが目安です。

小さいうちに抜く
雑草が五センチほどのうちに根ごと抜きます。大きくなってから抜くとシバザクラの根も一緒に持ち上がります。
雨上がりに作業
土が湿っている雨上がりは根が抜けやすく、シバザクラを傷めません。乾いた日に無理に引くと株がちぎれます。
地下茎の草は根気よく
スギナやドクダミは一度で取れません。見つけるたびに抜き続け、二年ほどで弱らせます。
除草剤は使わない
シバザクラのすぐ近くで除草剤を使うと株も枯れます。面の中の草は手で抜きます。面の中の草は手で抜き、通路だけに使います。

夏の蒸れを防ぐ

関東の梅雨から真夏にかけては、株の内側が蒸れて茶色く枯れ込むのが最大の問題です。花後に刈り込んで株を薄くしておくこと、株の間に落ち葉やごみをためないこと、水を控えめにすることの三つで防ぎます。

花後に三分の一刈る
五月の花後に株全体を三分の一ほど刈り込み、風が通る厚さにします。刈らない株は梅雨に必ず蒸れます。
株の間のごみを取る
枯れ葉や落ち葉が株の間にたまると湿気がこもります。梅雨前に熊手で軽くかき出します。
枯れた部分は早く切る
茶色くなった部分を見つけたら、周りの健全な部分まで切り戻して広がりを止めます。切ったものはその場に残さず持ち出します。

元気がないときの見分けと直し方

シバザクラの不調は「乾きすぎ」「湿りすぎ」「肥料過多」「古くなった」の四つにほぼ分かれます。葉の色と株の年数を見て切り分け、それぞれ逆の手当てをします。

症状原因直し方
葉が灰色がかりかさつく水切れ朝に株元へたっぷり与える
葉が黄色く柔らかい水のやりすぎ・根腐れ水を止め、水はけを直す
葉が伸びすぎ花が少ない肥料過多・日照不足肥料を止め、花後に深く刈る
中心から茶色く枯れる蒸れか株の老化枯れた部分を切り、さし芽で更新

植えて四年以上たった株は、どれだけ管理しても中心が枯れてきます。手当てより、さし芽で新しい株を作って植え替えるほうが早く面が戻ります。

シバザクラの育てている間に使うもの

草花の管理は、花がらを摘むことと、肥料を切らさないことに尽きます。どちらも道具は小さくて済みます。

  • 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
    規格の目安
    刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。手に収まる小さいものが疲れません。

    咲き終わった花をそのままにすると、種を作るほうへ養分が回って次の花が減ります。摘み続けるほど花期が伸びます。

  • 液体肥料探す言葉「液体肥料 花 リン酸」
    規格の目安
    1000 倍希釈の原液。リン酸の数字が高いもの。

    つぼみの上がる時期に週 1 回。窒素の多い肥料を続けると、葉ばかり茂って花が減ります。

  • 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 置き肥 花」
    規格の目安
    2〜3 か月効く粒状。鉢の縁に置きます。
    数量の目安
    8 号鉢に 10〜15g を 2〜3 か月ごと。

    水やりのたびに考えなくて済みます。液肥との併用なら、置き肥は規定量の半分から始めます。

  • ジョウロ(ハス口付き)探す言葉「ジョウロ 5L ハス口」
    規格の目安
    容量 4〜5L。ハス口が外せるものは、株元だけに与えるときに便利です。

    花に水をかけると傷んで早く終わります。ハス口を外して株元へ注げば、花を濡らさずに済みます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 花がらは指で摘める種類が多く、はさみが要るのは茎の硬いものだけです。
  • 活力剤は肥料の代わりになりません。

シバザクラの長く咲かせるコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はシバザクラの育て方にまとめています。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

この記事は広告を含みます。

次に読む

シバザクラについて、続けて読むならこちら。

Gadenin 栽培記録アプリ・無料アプリを入れる