GadeninEnglishアプリを入れる
ネリネの病害虫と障害

ネリネの病害虫と障害|球根の腐り、ハマオモトヨトウ、アブラムシ

ネリネの栽培イメージ

読むのに約 4

ネリネの失敗のほとんどは水の多さによる球根の腐りです。ヒガンバナ科を狙う虫にも注意が要ります。

症状から原因を見分ける

ネリネの不調は、球根の腐り、虫の食害、ウイルス病、日照や水の管理ミスに分かれます。葉の様子と球根の硬さ、土の湿り具合を先に確かめると原因が絞れます。とくに球根を触って柔らかいときは、他のどの症状より優先して対処します。

症状考えられる原因確かめ方
葉が根元から黄色くしおれる球根の腐り球根の肩を押して柔らかいか見る
葉が食われて糞があるハマオモトヨトウの幼虫夜に葉の付け根や葉裏を見る
葉にモザイク状の模様ウイルス病新しい葉にも出るかを見る
花茎や葉にべたつきアブラムシ花茎の先やつぼみの周りを見る

球根の腐りは水管理で防ぐ

ネリネで最も多いトラブルは、球根が水分過多で腐る軟腐病です。休眠中の雨、深植え、水はけの悪い土、休眠明けの急な多量の水が原因になります。一度腐ると回復は難しいので、予防として休眠期の断水と浅植えを徹底し、生育期も乾いてから与えます。

腐りは目に見える症状が出たときには進んでいることが多いので、休眠中でも月に一回は球根を触って確かめます。硬さの違いは触ればすぐに分かります。

腐りの兆しを見つける
球根の肩が茶色く柔らかい、葉の付け根が黒ずんでいる、嫌なにおいがする、のどれかがあれば腐りが始まっています。
軽ければ削って乾かす
抜いて腐った部分を清潔なナイフで削り、切り口を数日日陰で乾かしてから新しい乾いた土に植え直します。しばらく水は与えません。
重ければ取り除く
中まで茶色く柔らかいものは戻りません。同じ鉢の他の球根に広がる前に取り除き、周りの土も新しくします。

腐りは休眠明けの水の与え方でも起こります。8月下旬の最初の水やりは一回たっぷり与えたら、芽が動くまで乾かします。

ハマオモトヨトウは葉と球根を食う

ハマオモトヨトウはヒガンバナ科を専門に食べる蛾の幼虫で、夏から秋に葉の付け根に潜り込み、葉と球根の内部まで食い荒らします。葉に黒い糞が付いていたり、葉の中央から折れたりしていたら疑います。成虫が飛ぶ7月から10月は、とくに9月の芽出しのころに見回ります。

糞と食い跡を探す
葉の付け根や葉の裏に黒い粒状の糞があれば近くに幼虫がいます。葉が筋状に透けて食われているのも目印です。
幼虫は見つけて捕る
昼間は葉の付け根や土の中に隠れるので、夕方以降に懐中電灯で探して捕ります。球根の中に入られると見つけにくくなります。
多いときは草花用の殺虫剤
見つけきれないときは、草花用の殺虫剤を葉の付け根に届くように散布します。ヒガンバナやアマリリスが近くにあれば同時に確かめます。

アブラムシとウイルス病

秋の花茎やつぼみにアブラムシが付くことがあります。数が少ないうちは洗い流せますが、放置するとウイルス病を運び、葉にモザイク状の模様が出て株が年々弱ります。ウイルス病は治せないので、アブラムシを早く止めることが唯一の予防です。

花茎の先を見る
9月から10月は週に一回、花茎の先とつぼみの間を確かめます。緑色で小さく、つぼみの隙間に隠れます。
少なければ洗い流す
霧吹きの水で吹き飛ばすか、指でつぶします。つぼみを傷めないよう、水は弱めにかけます。
モザイクが出た株は隔離
葉に黄色と緑のまだらが出て新しい葉にも続くなら、ウイルス病です。他の株から離し、はさみは使うたびに消毒します。

日照と温度による障害

病気や虫ではなく、環境の合わなさで起こる障害もあります。花茎が細く倒れるのは日照不足、葉先が茶色く枯れるのは霜か乾燥、花色が薄いのは日照不足か肥料の多さです。どれも置き場所と水やりを直せば次の葉から改善するので、慌てて薬を使う必要はありません。

見た目原因直し方
花茎が長く細く倒れる芽出しの時期の日照不足9月は一日中日なたに置く
葉先が茶色く枯れる霜か冬の乾燥寒波は室内へ、風の当たる場所を避ける
花色が薄い日照不足か窒素過多日なたに置き、肥料を薄める
花びらが茶色く傷む雨か強い西日つぼみが色づいたら軒下へ

ナメクジと鉢の周りの手当て

秋の柔らかい花茎とつぼみは、ナメクジにかじられて花が開かないことがあります。夜に活動するので、花茎に光る筋や小さな穴があればナメクジを疑います。鉢の底や受け皿が隠れ場所になるので、鉢を台に載せて周りを乾かすだけでかなり減らせます。

夜に見回って捕る
雨上がりの夜に懐中電灯で鉢の縁と花茎を見ます。見つけたら割りばしで取り、鉢の裏側も確かめます。
鉢を台に載せる
鉢を地面から離し、受け皿の水をためないようにします。周りの落ち葉や雑草も取って隠れ場所を減らします。
多ければ誘引剤
毎晩見つかるほど多いなら、ナメクジ用の誘引剤を鉢の周りに置きます。球根や花茎に直接触れないよう鉢の外に置きます。

ネリネの長く咲かせるコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はネリネの育て方にまとめています。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

次に読む

ネリネについて、続けて読むならこちら。

Gadenin 栽培記録アプリ・無料アプリを入れる