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おかわかめの植え付け

おかわかめの植え付け|むかごと苗から始める時期と株間の決め方

おかわかめの栽培イメージ

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おかわかめはむかごか苗から始めます。植え付けの適期、土づくり、プランターの大きさまでを一通りまとめます。

何から始めるかを決める

おかわかめは雲南百薬やアカザカズラとも呼ばれる、つる性の多年草です。葉にぬめりがあってワカメのような食感になることからこの名前がつきました。暑さに非常に強く、真夏でも収穫が続く数少ない葉物です。

始め方は三つあります。手に入りやすいのは春に出回る苗で、失敗が少なく収穫も早いです。前年に育てた株があるなら、葉のつけ根にできるむかごか、地際の茎を挿す方法で増やせます。

始め方植え付けの時期収穫までの目安
苗を買う4月下旬〜5月中旬六週間ほど
むかごから育てる4月〜5月十週間ほど
前年の株の塊根から3月下旬〜4月六週間ほど
茎を挿して増やす6月〜8月四週間ほど

植え付けは遅霜が終わってから

熱帯生まれの植物なので寒さに弱く、遅霜に当たると芽が黒く傷みます。関東平野部なら、四月下旬から五月中旬が安全な植えどきです。地温が十五度を超えたころが目安になります。

早く植えても気温が低いうちはほとんど伸びません。五月の連休のころに植えれば、六月から一気に伸び始め、七月には収穫できる大きさになります。急ぐ必要はありません。

地温を確かめる
朝の土に手を入れて冷たさを感じなくなったころが目安です。最低気温が十度を下回らなくなってから植えると安全です。
植え穴を掘る
苗のポットより一回り大きい穴を掘り、掘り上げた土に堆肥を混ぜて戻します。深植えにせず、根鉢の肩が地面と同じ高さになるようにします。
たっぷり水を与える
植えたらすぐ、株元にゆっくりと水を注ぎます。土と根がなじむまでの一週間は、乾いたら与えるようにします。

むかごから育てる場合は、土に三センチほどの深さで埋めます。芽が出るまで二週間から三週間かかるので、乾かさないよう気長に待ちます。

株間とプランターの大きさ

つるが二メートルから三メートルまで伸びるので、想像より場所を取ります。露地なら株間を四十センチから五十センチ、緑のカーテンにするなら三十センチ間隔で並べると隙間なく葉が茂ります。

プランターなら深さ三十センチ以上、容量二十五リットル以上のものを選びます。浅い野菜用プランターだと真夏に水が持たず、葉が硬くなって収穫の質が落ちます。

容器大きさの目安植えられる株数
露地の畝幅六十センチ株間四十センチで一列
深型のプランター長さ六十五センチ、深さ三十センチ二株
丸鉢直径三十センチ、十号一株

土づくりは肥料を控えめに

肥えた土に植えるとつると葉ばかりが茂り、収穫は増えても葉が薄く水っぽくなります。元肥(植える前に土に混ぜておく肥料)は、他の葉物の半分ほどでちょうどよく育ちます。

酸性の強い土は苦手なので、露地なら植える二週間前に苦土石灰を軽くまいて耕します。プランターは市販の野菜用培養土をそのまま使えば調整の必要はありません。

二週間前に耕す
深さ三十センチまで耕し、苦土石灰を一平方メートルあたり百グラムほどまぜます。土の酸度を和らげておくと根の張りがよくなります。
堆肥を入れる
一週間前に完熟堆肥を一平方メートルあたり二キロほど混ぜます。堆肥は水もちと水はけを同時に良くしてくれます。
元肥は控える
化成肥料は一平方メートルあたり五十グラムほどにとどめます。多すぎるとつるばかり伸びて、葉のぬめりも薄くなります。

植えたあとの一か月

植えてから一か月は、根が広がるまでの準備期間です。この間はつるがあまり伸びず、心配になりますが、根が育っているので放っておいて構いません。六月に入ると急に伸び出します。

地面をはわせると節から根を下ろして広がるので、植えたらすぐ支柱かネットに誘引します。誘引を後回しにすると、絡んだつるをほどく手間が増えます。

仮支柱を立てる
植え付けと同時に一メートルほどの仮支柱を立て、つるを軽く結びます。伸びる方向を決めてやると、後の誘引が簡単になります。
株元を覆う
わらか刈り草を株元に敷きます。土の乾きと泥はねを防ぎ、夏の地温の上がりすぎも抑えられます。
先を摘む
つるが五十センチほど伸びたら先を摘みます。摘心(伸びた先を摘むこと)をすると、わき芽が出て収穫できる葉が増えます。

植え付けでつまずいたときの見分け

植えてから伸びないときは、寒さ、水、深植えのどれかがほとんどです。掘り返して確かめる前に、株元と葉の色を見て切り分けます。

芽が出ないむかごを掘り返すのは最後の手段です。土の中で腐っていない限り、気温が上がれば芽は出てきます。三週間は待つつもりでいます。

気温を疑う
五月上旬までは伸びないのがふつうです。最低気温が十五度を超えるまでは動かないと考え、慌てて肥料を足さないようにします。
深植えを確かめる
株元の土を軽くよけ、根鉢の肩が土に埋まっていないか見ます。深く埋まっていたら土を減らして肩を出します。
葉の色を見る
葉が黄色く元気がないなら水の不足か根詰まりです。プランターなら鉢底から根が出ていないか確かめ、出ていれば大きい容器へ移します。

おかわかめの植え付けに使うもの

植え付けの日にそろっていないと後から張り直しになるのが、マルチと防虫ネットです。苗を買う前に用意しておきます。

数量は幅 60cm × 長さ 3m の畝 1 本(約 1.8 ㎡)で計算しています。

  • 黒マルチ探す言葉「黒マルチ 穴あき 95cm」
    規格の目安
    幅 95cm、厚さ 0.02mm。株間の決まっている作物は穴あき(株間 30cm・45cm)が早いです。
    数量の目安
    畝 1 本(3m)で 4m。両端を埋めるぶんが要るので、畝の長さ + 1m で見ます。

    地温を上げ、雨のはね返りを止め、雑草を抑えます。土からはねる泥は病気の入り口なので、病気が出やすい畑ほど効きます。

  • マルチ押さえ(U 字ピン)探す言葉「マルチ押さえ ピン」
    規格の目安
    長さ 15cm 前後の鉄製。プラスチック製より風に強いです。
    数量の目安
    畝 1 本で 20〜30 本。50cm 間隔が目安。

    マルチは土をかぶせて留めるのが基本ですが、風の通る場所ではピンを足さないと一晩でめくれます。

  • 防虫ネット探す言葉「防虫ネット 目合い1mm」
    規格の目安
    目合い 1mm、幅 180cm。トンネル支柱(長さ 210cm・直径 8mm)と合わせて使います。
    数量の目安
    ネットは畝 1 本(3m)で 4m。支柱は 50cm 間隔で 7 本。

    1mm はモンシロチョウやコナガなど、卵を産みに来る蛾や蝶を止めるための目です。アブラムシやアザミウマはこれでは通ります。狙う虫で目合いを決めてください。

    出典: 農研機構「0.6mm 目合いネットによるアブラナ科野菜害虫の侵入阻止効果」

  • 移植ごて探す言葉「移植ごて ステンレス」
    規格の目安
    幅 6〜8cm のステンレス製。目盛りの付いたものは植え穴の深さを見るのに使えます。

    根鉢と同じ大きさの穴を掘るための道具です。柄と刃が一体になっているものは曲がりません。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 支柱を立てない作物なら、トンネル支柱は要りません。
  • 穴なしマルチをカッターで開ければ、株間の違う作物にも 1 本で使い回せます。

おかわかめの収穫までのコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はおかわかめの育て方にまとめています。

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