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🪴 観葉・多肉

パキポディウムの育て方|置き場所と水やり・枯らさないコツ

キョウチクトウ科の多肉植物で、南アフリカとマダガスカルに自生します。幹や根元がとっくりのように太り、とげをまとった独特の姿が人気です。春から秋に育って春に花を咲かせ、秋に葉を落として冬は休眠する夏型です。寒さに弱いので冬は室内で断水して休ませ、生育期も長雨に当てないように育てます。

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鉢植えのパキポディウム・ラメリー
写真: Beko / CC BY-SA 4.0 (Wikimedia Commons)

科: キョウチクトウ科属: パキポディウム属日当たり: 日なた水やり: 生育期は乾ききってからたっぷり。冬は断水耐寒性: 弱い(冬は室内で5℃以上を保つ)

栽培カレンダー

関東地方の目安です。地域と品種で前後します。実際の日付は記録に残しましょう。

植え替え生育期開花・見ごろ休眠期

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項目ごとに 1 ページで掘り下げています。いま知りたいところから読んでください。

記録しておきたいタイミング

水やりを再開した日

春に新しい葉やつぼみが動き出して水を戻した日を残します。翌年の休眠明けを見極める目安になります。

植え替えた日

2〜3年に1回、春に植え替えた日を残します。次に鉢を替える時期と、そのとき施した肥料が分かります。

葉が落ち始めた日

秋に葉が黄ばんで落ち始め、水を減らした日を残します。断水に切り替える時期の判断に使えます。

上手に育てるコツ

パキポディウムを育てるうえで、うまくいくかどうかを分ける勘所です。暦や病害虫の前に、ここだけ押さえておくと結果が変わります。

生育期は雨の当たらない日なたへ

4〜10月は日当たりと風通しのよい戸外で育てます。長雨に当たると腐りやすいので、軒下など雨よけのある場所に置きます。

水は鉢土が乾ききってから

蒸れや過湿に弱い植物です。生育期でも鉢の中まで乾いたのを確かめてから、鉢底から流れ出るまでたっぷり与えます。

落葉を合図に水を減らす

秋に葉が落ち始めたら水やりの間隔を空け、葉がすべて落ちたら断水します。冬に水が多いと根が傷みます。

冬は室内の明るい窓辺で休ませる

寒さに弱く、冬は室内の日当たりのよい場所に取り込みます。種類によって耐える温度が違うので、5℃を下回らせないのが安全です。

植え替えは春に2〜3年おき

水はけのよい用土を使い、春に根鉢の土を3分の1ほど落として植え替えます。元肥に緩効性の肥料を少量混ぜておきます。

パキポディウムの栽培をはじめるのに用意するもの

これから育てるなら、まず次の 4 つがあれば始められます。作業ごとに要るものは、各解説のページにまとめています。

  • 培養土(観葉植物用・多肉用)探す言葉「観葉植物 培養土 水はけ」
    規格の目安
    水はけ重視の配合。多肉・サボテンならさらに粒の粗い専用土。
    数量の目安
    8 号鉢 1 個で約 8L、6 号鉢で約 3L。

    室内は土が乾きにくく、水もちのよい土だと根が傷みます。用途の書かれた土を選ぶだけで失敗が減ります。

  • 鉢(スリット鉢・素焼き鉢)探す言葉「植木鉢 スリット 8号」
    規格の目安
    今の鉢よりひと回り(直径 3cm)大きいもの。スリット鉢は根が鉢底で回りません。

    大きすぎる鉢は、根の届かない土が湿ったまま残ります。1 号ずつ大きくするのが原則です。

  • 土壌水分計探す言葉「土壌水分計 観葉植物」
    規格の目安
    土に挿して読む針式。

    鉢ものを枯らす原因の筆頭は水のやりすぎです。挿して確かめる習慣が付くと、それがなくなります。

  • 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 観葉植物 置き肥」
    規格の目安
    2〜3 か月効く粒状。
    数量の目安
    8 号鉢に 10〜15g を、春から秋に 2〜3 か月ごと。

    置いておくだけで効きます。冬は生育が止まるので与えません。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 道具のセット買いは要りません。使う場面が来てから足すほうが無駄になりません。
  • 受け皿に水を溜めたままにしないでください。根腐れの典型です。

パキポディウムの病害虫(5)

パキポディウムでの症状・予防・対処を、重要度の高い順に並べています。

過湿による根腐れ

主要生理障害

時期 梅雨(6〜7月)・冬(12〜2月)出る場所 根・幹の根元出やすい条件 長雨に当たる、休眠中の水やり、水はけの悪い用土

症状 幹の根元が軟らかくなってしぼみ、葉が黄ばんで落ちます。進むと幹全体が腐ります。

予防 生育期も鉢土が乾ききってから与え、長雨には当てず、冬は断水して休ませること。

対処 鉢から抜いて黒く傷んだ根を切り、切り口を乾かしてから乾いた新しい用土に植え直します。

カイガラムシ類

よくある害虫

時期 通年出る場所 幹・とげの付け根・葉の付け根出やすい条件 風通しの悪い置き場所、冬の室内

症状 幹やとげの付け根に白や茶色の小さな粒が付いて汁を吸い、株が弱ります。

予防 風通しのよい場所に置き、幹のくぼみやとげの付け根をときどき見ます。

対処 歯ブラシや綿棒でこすり落とします。成虫は薬剤が効きにくいので取り除くのが確実です。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): カイガラムシ上科

軟腐病

よくある病気

時期 梅雨〜夏(6〜8月)出る場所 幹・根出やすい条件 高温多湿、植え替えで根や幹に付いた傷

症状 幹や根元の一部が水がしみたように軟らかくなって変色し、腐って嫌なにおいを出します。

予防 日ごろから多湿を避け、植え替えのときに根や幹を傷つけないよう丁寧に扱うこと。

対処 腐った部分を清潔な刃物で取り除き、切り口をよく乾かします。水やりはしばらく止めます。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Choanephoroidea cucurbitae、Dickeya solani、Dickeya sp. ほか11

アブラムシ類

ときどき害虫

時期 春(4〜6月)出る場所 つぼみ・花茎・新芽出やすい条件 花の時期、暖かくなって新芽が伸びるころ

症状 つぼみや花茎、新芽に群がって汁を吸い、花が開かなかったり形が崩れたりします。

予防 花の時期はつぼみや花茎の付け根をこまめに見て、少ないうちに見つけます。

対処 見つけしだい指や筆で取り除くか、水で洗い流します。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): アブラムシ類、Nasonovia ribisnigri

ハダニ類

ときどき害虫

時期 夏(6〜9月)・冬の室内出る場所 葉の裏出やすい条件 高温で乾燥し、雨や水が葉にかからない場所

症状 葉の表面に白っぽいかすり状の斑点が出て、葉の色が抜けたようになります。

予防 生育期はときどき葉の裏に水をかけて洗い、乾燥しすぎる場所に置かないこと。

対処 葉の表裏や付け根を水で洗い流します。被害の大きい葉は取り除きます。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): ハダニ科

パキポディウムの病害虫と障害を詳しく見る

よくあるトラブル

秋に葉が全部落ちた

寒くなると葉を落として休眠に入る性質です。幹が硬ければ異常ではないので、水を止めて春の芽吹きを待ちます。

幹の根元が軟らかくなった

過湿や長雨で根や幹が腐り始めています。水を止めて鉢から抜き、傷んだ部分を取り除いて乾かします。

春になっても芽が出ない

休眠明けの遅い株もあります。幹を押して硬ければ、暖かい場所で少量の水から再開して様子を見ます。

品種一覧(9)

Gadenin の作物マスタに登録されているパキポディウムの品種です。アプリで Plant を登録するときに候補として出てきます。

その他9

この作物でよく出る用語

本文に出てくる言葉の意味は、園芸用語集で短く説明しています。

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