定植直後は毎日、根付いたら控えめに
定植してから一週間は根がまだ土に広がっていないので、毎朝たっぷり水をやります。葉が昼間しおれても夕方に戻るなら問題ありません。朝からしおれているなら水が足りていません。
根付いたあとは、土の表面が乾いてから与える程度で足ります。エゴマは乾燥に比較的強い一方、真夏の乾きすぎは葉が固くなり、実の付きも悪くなります。七月から八月は株元に敷きわらをして、乾きを和らげます。
- 定植後一週間は毎朝
- 株元にたっぷりと、鉢底から抜ける量を目安に与えます。プランターなら朝夕の二回になることもあります。
- 根付いたら乾いてから
- 土の表面が白く乾き、指を二センチ入れて乾いていたら与えます。湿っていれば一日待ちます。
- 真夏は敷きわらで守る
- 七月に入ったら株元に敷きわらか刈り草を敷き、地温の上がりすぎと乾きを防ぎます。厚さは三センチほどです。
鉢底から水が抜けないプランターは根が腐ります。受け皿の水は毎回捨て、鉢底石を入れて水はけを確かめておきます。
追肥は定植三週間後から月に一回
エゴマは元肥(前もって入れる肥料)だけでは足りず、追肥(育ちの途中で足す肥料)をしないと株が小さいまま花が咲きます。定植から三週間後を最初の追肥にし、以後は月に一回、九月上旬まで続けます。
一回の量は一株あたり化成肥料をひと握りの三分の一ほどにし、株元から十センチ離して円を描くようにまいて土と混ぜます。葉の色が薄く下葉から黄色くなるなら不足、葉が黒っぽく茂りすぎるなら多すぎです。
| 時期 | 追肥 | 量の目安 |
|---|---|---|
| 6月下旬(定植3週間後) | 一回目 | 一株にひと握りの三分の一 |
| 7月下旬 | 二回目 | 同じ量。株元から十センチ離す |
| 8月下旬〜9月上旬 | 三回目(最後) | 花芽が見えたら終わり |
九月中旬以降の追肥は葉ばかり茂って実の熟しが遅れます。花が咲き始めたら肥料は止め、穂が茶色くなるまで水だけで育てます。
株元に土を寄せて倒れを防ぐ
エゴマは草丈が一メートルから一メートル半になり、秋の台風で倒れやすくなります。追肥のたびに株元へ土寄せ(株元に土を盛ること)をしておくと、茎の下から根が出て株が安定します。
それでも風の強い場所では、株ごとに支柱を一本立てて八の字に結んでおくと安心です。倒れた株は起こして土を寄せれば回復しますが、茎が折れると実が入らないので早めに手当てします。
- 追肥と一緒に土を寄せる
- 追肥を混ぜた土を株元へ寄せ、茎の下から五センチほどが埋まるようにします。埋まった茎から根が出ます。
- 草丈五十センチで支柱
- 風の強い場所では、株のそばに一メートル二十センチの支柱を立て、麻ひもで八の字にゆるく結びます。
- 倒れたら起こして土を寄せる
- 倒れた株は根元を押さえて起こし、株元に土を盛って踏み固めます。折れた枝は付け根で切ります。
土寄せは追肥のたびに少しずつ行います。一度に高く盛ると茎が蒸れて地際が腐ることがあるので、五センチずつを目安にします。
プランターなら大きめの容器で
エゴマは根が広がるので、プランターでは深さ三十センチ以上、幅六十センチの野菜用プランターに二株が目安です。小さい鉢では株が大きくならず、葉は採れても実はわずかになります。
プランターは土が乾きやすく肥料も流れやすいので、追肥は畑より頻繁に、二週間に一回の液体肥料に切り替えると管理しやすくなります。真夏は朝夕二回の水やりになることもあります。
| 容器 | 株数 | 追肥 |
|---|---|---|
| 深さ30センチの野菜用プランター | 2株 | 液体肥料を2週間に1回 |
| 10号鉢 | 1株 | 液体肥料を2週間に1回 |
| 7号鉢以下 | 葉採り専用 | 実はほとんど付かない |
プランターの土は毎年新しくします。前年の土を使うと病気が出やすく、肥料分も抜けているので株が大きくなりません。
水と肥料でつまずいたときの見分け方
葉の色や姿を見れば、水と肥料のどちらが原因かは判断できます。まず株全体を見て、下葉から変化しているのか、新しい葉から変化しているのかを確かめます。
- 下葉から黄色くなる
- 肥料不足です。追肥を一回分与え、一週間で新しい葉の色が戻れば正解です。戻らなければ根の傷みを疑います。
- 葉が黒っぽく茂るのに実が少ない
- 窒素が多すぎです。追肥を止めて様子を見ます。花が咲き始めても肥料をやり続けると実が入りません。
- 朝からしおれている
- 水不足か根の傷みです。株元にたっぷり水をやり、夕方に戻れば水不足。戻らなければ根を掘って確かめます。
- 葉が縮れて固い
- 真夏の乾きすぎです。敷きわらをして朝にたっぷり水をやります。固くなった葉は戻らないので、新しい葉を待ちます。
一度にいくつも手を打つと原因が分からなくなります。追肥か水やりのどちらか一つを変えて、一週間ようすを見てから次を試します。
エゴマの育てている間に使うもの
ハーブは肥料を与えすぎると、葉は茂っても香りが薄くなります。他の植物より控えめが基本です。
- ハーブ用の培養土探す言葉「ハーブ 培養土 水はけ」
- 規格の目安
- 水はけ重視の配合。「ハーブ・野菜用」と書かれたもの。
- 数量の目安
- 8 号鉢 1 個で約 8L、65cm プランターで 12〜15L。
地中海原産のものが多く、乾き気味を好みます。水もちのよい土だと根が傷みます。
- 液体肥料(薄めて使う)探す言葉「液体肥料 ハーブ」
- 規格の目安
- 1000 倍希釈の原液を、さらに薄めて使います。
与えすぎると香りが薄くなります。月 1 回、規定の半分の濃さから試すのが安全です。
- 摘芯用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 摘芯 細かい」
- 規格の目安
- 刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。
先端を摘むと、その下の節から枝が 2 本出ます。これを繰り返すと収穫量が増えます。
- 肥料は控えめでよいので、種類を買いそろえる必要はありません。
- 花が咲く前に摘めば、香りの落ちる時期を遅らせられます。道具は要りません。
エゴマの収穫までのコツは作物ページに
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