GadeninEnglishアプリを入れる
エゴマの摘心と葉の摘み方

エゴマの摘心と葉の摘み方|脇芽を増やして収量を伸ばす

エゴマの栽培イメージ

読むのに約 4

エゴマは摘心すると脇芽が伸びて株が横に広がり、葉も実も増えます。摘心の時期と回数、葉を採りながら株を保つ摘み方をまとめます。

草丈三十センチで一回目の摘心

定植から二週間から三週間、草丈が三十センチほどになったら、先端の芽を摘む摘心(先端を止めて脇芽を出させること)をします。先端を止めると、葉の付け根から脇芽が二本ずつ伸びて枝数が倍になります。

摘心は一回でも十分ですが、七月中旬までにもう一回、伸びた脇芽の先端も摘むと枝数がさらに増えて、葉の収穫量が二倍から三倍になります。実を採る場合も枝数が多いほど穂の数が増えます。

本葉六枚から八枚で先端を摘む
草丈三十センチ、本葉が六枚から八枚のころ、先端の柔らかい部分を葉二枚分ほど指で摘み取ります。ハサミでも構いません。
脇芽が伸びるのを待つ
摘心から一週間ほどで、葉の付け根から脇芽が伸びてきます。上のほうの脇芽ほど勢いよく伸びます。
七月中旬までに二回目
伸びた脇芽が二十センチほどになったら、その先端も摘みます。七月中旬を過ぎたら摘心はやめ、株を充実させます。

八月以降に摘心すると、花芽を付ける枝を切ってしまい実の量が減ります。二回目は七月中旬までに終え、摘んだ先端は柔らかいので天ぷらや薬味に使えます。

葉は下から順に、若い葉を残す

葉を食べる目的なら、七月から九月まで随時採れます。採るのは下のほうの大きく開いた葉で、先端の若い葉は光合成のために残します。一度に採るのは一株の三分の一までにすると、株が弱りません。

採るときは葉の付け根の柄を持って横に折るか、ハサミで柄を切ります。茎を引っ張ると皮がむけて傷みます。採った葉は水に浸けてから冷蔵庫で保存すると、三日から四日は香りが持ちます。

大きく開いた下葉を採る
手のひらより少し小さいくらいに開いた葉を選びます。固くなった古い葉は香りが落ちるので、その前に採ります。
柄を横に折る
葉の付け根を指でつまんで横に折ります。茎から皮がむけそうなら、ハサミで柄を切ります。
一度に三分の一まで
一株から一度に採るのは全体の三分の一までにし、一週間空けてまた採ります。丸裸にすると株が小さくなります。

採った葉は水で洗ってから水気を拭き、湿らせたキッチンペーパーで包んで袋に入れると冷蔵庫で四日ほど持ちます。

採り方で葉の香りが変わる

エゴマの葉は朝に採ると香りが強く、しんなりしにくいです。日中に採った葉は水分が抜けてすぐしおれます。夏の暑い時期は特に朝の涼しいうちに採ります。

肥料が効きすぎると葉が大きく柔らかくなる代わりに香りが薄くなります。葉の香りを重視するなら、追肥を少し控えめにして、日によく当てて締まった葉にします。

目的採る葉採る時間
生で食べる(包む、刻む)手のひらより小さい若葉朝の涼しいうち
漬ける(醤油漬け等)大きく開いた葉朝。柄を長めに残す
実を採る株下葉だけ少量株を弱らせない範囲で

香りが薄いと感じたら、追肥を一回飛ばして日にしっかり当てます。二週間ほどで新しく出る葉の香りが戻ります。

実を採る株は八月からは葉を採らない

実を目的にする株は、八月に入ったら葉を採るのをやめて、株全体で花と実を養わせます。葉を採り続けると穂の数が減り、実の入りも悪くなります。葉用と実用の株を分けておくと、両方が満足に採れます。

四株植えるなら二株を葉用、二株を実用にするなど、最初から役割を分けておきます。実用の株は摘心を七月上旬までに終え、その後は手を付けずに大きく育てます。

定植時に役割を決める
葉を採る株と実を採る株を分け、印を付けておきます。同じ株で両方を狙うとどちらも半端になります。
実用の株は八月から放置
八月に入ったら実用の株は葉を採らず、追肥も八月下旬の一回で終えます。穂が出てからは水だけです。
葉用の株は九月まで採り続ける
葉用の株は九月いっぱい採れます。花が咲き始めると葉が固くなるので、花穂を見つけたら摘んで葉を伸ばします。

株数が少なく分けられないなら、八月までは葉を採り、八月以降は実に切り替えると両方少しずつ楽しめます。

摘心と葉採りで失敗したときの立て直し

摘心のあと脇芽が出ない、葉を採りすぎて株が細くなった、花が早く咲いてしまった。手を入れすぎたときの立て直しは、株の様子を見て判断します。

摘心しても脇芽が出ない
肥料か水が足りません。追肥を一回分与えてたっぷり水をやり、二週間待ちます。株が小さすぎるうちに摘心した場合も遅れます。
葉を採りすぎて茎だけになった
二週間は採るのをやめ、液体肥料を薄めて与えます。新しい葉が出そろうまで待ちます。
八月に花が咲き始めた
株が小さいうちに日が短くなった合図です。葉用なら花穂を摘んで葉を伸ばし、実用ならそのまま実らせます。
脇芽が細く枝ばかり増えた
摘心のやりすぎです。細い枝を付け根から数本間引いて風を通し、残った枝に養分を集めます。

エゴマの剪定・切り戻しに使うもの

切り戻しは株を若返らせる作業です。切る位置と、切り口を乾かすことに関わるものだけで足ります。

  • 剪定ばさみ探す言葉「剪定ばさみ 園芸 ステンレス」
    規格の目安
    刃渡り 5cm 前後。バイパス式(刃が交差するもの)は切り口がきれいです。

    アンビル式(刃が台に当たるもの)は茎を潰します。生きた枝を切るならバイパス式を選びます。

  • 消毒用アルコール探す言葉「消毒用アルコール スプレー」
    規格の目安
    濃度 70〜80%。スプレー式。

    株を変えるたびに刃を拭きます。病気の株から健全な株へ、はさみが運んでしまうのを防げます。

  • 園芸用手袋探す言葉「園芸手袋 背抜き」
    規格の目安
    手のひらにゴムを張った背抜きタイプ。細かい作業ができる薄手のもの。

    茎の汁でかぶれる植物があります。厚い革手袋だと、切る位置を指で確かめられません。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 柔らかい茎の草花は、指で摘めばはさみは要りません。
  • 癒合剤は木の太い枝を切るときのもので、草花には要りません。

エゴマの収穫までのコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はエゴマの育て方にまとめています。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

この記事は広告を含みます。

次に読む

エゴマについて、続けて読むならこちら。

Gadenin 栽培記録アプリ・無料アプリを入れる