採りごろは手で押して決める
収穫の判断は、球の大きさよりも締まり具合で決めます。上から手のひらで軽く押して、中心にしっかりした硬さを感じれば採りごろです。ふかふかしているうちは、もう二週間ほど畑に置きます。
大きさは品種によってまちまちで、こぶし大で締まるものもあれば、両手に収まるほどになるものもあります。大きくなるのを待つより、締まった時点で穫るほうが味も食感も良くなります。
| 状態 | 手の感触 | 判断 |
|---|---|---|
| 中心が開いている | 葉が沈む | まだ早い。低温を待つ |
| 中心が立ち上がる | 少し抵抗がある | 二週間から四週間で締まる |
| 球が締まっている | 押しても沈まない | 採りごろ |
| 球が割れてきた | 押すと裂ける | すぐ穫る。置くと傷む |
必要な分だけ順に穫る
締まった株から順に穫れば、残りは畑に置いたまま新鮮さが保たれます。一度に全部穫る必要はありません。ただし年が明けて暖かくなると花が伸びて球が割れるので、十二月中には穫り切ります。
穫るときは株元を包丁で切ります。根ごと抜くと土が付き、保存中に傷みやすくなります。外側の傷んだ葉はその場で外し、畑に置いてこないようにします。
- 株元を切る
- 地際に包丁を入れて切り取ります。根ごと抜くと土が付き、保存中に傷みの原因になります。
- 外葉を外す
- 傷んだ外の葉はその場で外します。持ち帰る前に整理しておくと、台所での手間が減ります。
- 朝のうちに穫る
- 気温の低い朝に穫ると日持ちします。霜が降りた日は、葉が解けてから穫ると傷みません。
- 年内に穫り切る
- 年が明けると花が伸びて球が割れます。十二月中に全部穫り、残りは冷蔵で保存に回します。
苦みを和らげて食べる
ラディッキオの持ち味は独特の苦みですが、強く感じるときは下ごしらえで和らげられます。切ってから冷水に十分ほどさらすと、苦みが抜けて食べやすくなります。さらしすぎると風味まで抜けるので加減します。
火を通すのも一つの方法です。焼いたり炒めたりすると苦みが甘みに変わり、生とはまったく違う味わいになります。外側の硬い葉は火を通す用に回すと無駄が出ません。
苦みの強さは育った気温でも変わります。寒さに当たった株ほど穏やかになるので、同じ畑でも遅く穫った球のほうが食べやすく感じられることがあります。
- 冷水にさらす
- 切ってから冷水に十分ほど浸けます。苦みが和らぎ、しゃきっとした食感も出てきます。
- 外葉は火を通す
- 硬くなった外側の葉は炒めるか焼いて使います。苦みが甘みに変わり、食べやすくなります。
- 中心は生で
- 締まった中心のやわらかい部分は生で使います。色も鮮やかで、サラダに向いています。
保存は乾かさず冷たく
穫った球は、外の葉を付けたまま新聞紙で包んで冷蔵します。切らずに丸ごとのほうが日持ちし、二週間ほど持ちます。切ったものは切り口から傷むので、二日から三日で使い切ります。
たくさん穫れたときは、洗わずに包んで野菜室に立てて置きます。横に寝かせると重なった部分から傷むので、立てておくほうが長持ちします。
| 状態 | 保存の方法 | 日持ちの目安 |
|---|---|---|
| 丸ごと | 新聞紙で包んで野菜室に立てる | 二週間ほど |
| 切ったもの | 密閉して冷蔵 | 二日から三日 |
| 外の葉 | 洗って冷蔵 | その日から翌日 |
畑での保存と霜よけ
十二月のあいだは、畑に置いたままにするのが最も新鮮な保存方法になります。ただし霜が続くと外の葉が溶けたようになるので、不織布をかけて和らげます。中の球が無事なら外の葉を外して食べられます。
雪の降る地域では、雪の重みで球が傷むことがあります。降る予報が出たら早めに穫り、冷蔵での保存に切り替えるほうが確実です。
畑に置いたままにするなら、収穫の予定を決めておきます。いつでも穫れると思っているうちに年を越し、花が伸びて食べられなくなるのがよくある失敗です。
- 不織布をかける
- 冷え込みの強い日は株の上に不織布をかけます。霜が直接当たらないだけで外の葉の傷みが減ります。
- 溶けた葉を外す
- 外の葉が霜で傷んでも、中の球は無事なことがほとんどです。外側を外して中身を確かめます。
- 雪の前に穫る
- 雪の予報が出たら早めに穫り、冷蔵に切り替えます。雪の重みで球が割れることがあります。
収穫でつまずいたときの切り分け
球がゆるい、苦すぎる、すぐ傷むといった不満には、それぞれ思い当たる原因があります。次の年に直せることが多いので、その年のうちに書き留めておきます。
- 球がゆるいとき
- 外の葉の枚数か低温が足りていません。翌年はまく時期を七月下旬に早め、十月に葉数を確かめます。
- 苦すぎるとき
- 採るのが早いか水切れです。寒さに当たるほど穏やかになるので、色が濃くなるまで待ちます。
- すぐ傷むとき
- 根ごと抜いて土が付いています。株元を切って穫り、外の葉を付けたまま包んで保存します。
- 球が割れたとき
- 採り遅れが原因です。押して裂けそうな球から先に穫り、十二月中には全部を穫り切るようにします。
ラディッキオの収穫に使うもの
穫るときより、穫ったあとに困ります。入れるものと、しまうものを先に用意しておきます。
- 収穫ばさみ探す言葉「収穫ばさみ 野菜」
- 規格の目安
- 刃渡り 5〜7cm のステンレス製。先が丸いものは実を傷つけにくいです。
引きちぎると株のほうに傷が残り、そこから病気が入ります。次の実を穫るつもりなら、切って穫ります。
- 折りたたみコンテナ探す言葉「折りたたみコンテナ 20L」
- 規格の目安
- 20L 前後。使わないときに畳めるものが置き場所を取りません。
袋に入れると重みで下の実が潰れます。積み重ねられる箱なら、そのまま持ち帰れます。
- 鮮度保持袋探す言葉「野菜 鮮度保持袋 有孔」
- 規格の目安
- 厚さ 0.02mm 前後の有孔ポリ袋。葉物用と実物用でサイズを分けます。
穴のない袋に入れると蒸れて傷みます。穴あきの袋は湿りを保ちながら呼吸を通します。
- 新聞紙・保存箱探す言葉「野菜 保存 コンテナ 通気」
- 規格の目安
- 通気穴のある箱。根菜は新聞紙に包んで立てて入れます。
根菜と芋類は洗わずに土を落として乾かし、暗く涼しい場所に置くほうが長くもちます。
- よく切れる普通のはさみで足りる作物は多く、専用の収穫ばさみが要るのは硬い茎のものだけです。
- 真空保存機は、量が出るようになってから考えれば十分です。
ラディッキオの収穫までのコツは作物ページに
栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はラディッキオの育て方にまとめています。
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