まく時期は七月下旬から八月
ラディッキオはイタリアで作られてきたキク科の野菜で、日本ではチコリーの仲間として扱われます。赤く色づいて結球するには、外の葉が十分に育ったあとに秋の低温に当たる必要があるため、まく時期がすべてを決めます。
関東の平地なら七月下旬から八月中旬にまき、十一月から十二月に収穫するのが基本の作型です。春にまくこともできますが、気温が上がる中で育つため結球せずに花が伸びてしまうことが多くなります。
| 作型 | まく時期 | 結果 |
|---|---|---|
| 秋まき | 7月下旬〜8月中旬 | いちばん確実。11月から穫れる |
| 遅い秋まき | 9月上旬 | 結球しきらないことがある |
| 春まき | 3月 | とう立ちしやすく難しい |
暑い時期はポットで苗を作る
まく時期がまだ暑い盛りなので、畑に直接まくと発芽がそろわず、強い雨で流されることもあります。ポットにまいて、明るい日陰で管理してから植えるほうが確実です。種は小さいので、覆う土は薄くします。
発芽までは三日から五日ほどです。土を乾かすと芽が出ないので、朝夕に土の表面を見て、白っぽくなっていれば水を与えます。日中の直射日光は避け、朝日の当たる場所に置きます。
- 小さなポットにまく
- 直径九センチのポットに培養土を入れ、三粒ずつまきます。土は五ミリほど薄くかぶせ、軽く押さえます。
- 明るい日陰に置く
- 真夏の直射日光では土が高温になりすぎます。午前中だけ日の当たる場所か、寒冷紗の下に置きます。
- 乾かさない
- 発芽までの五日間は土の表面を乾かしません。朝夕に見て、白っぽくなっていれば静かに水を与えます。
- 一本に絞る
- 本葉が二枚のころに勢いのよい一本を残し、他ははさみで地際を切ります。抜くと残す株の根が動きます。
種が古いと発芽がそろいません。ラディッキオの種は買う機会が少ないので、購入の年を書いておくと翌年に迷いません。
植え付けは本葉四枚から五枚で
ポットで育てた苗は、本葉が四枚から五枚になったころが植えどきです。まいてから三週間ほどで、まだ根がポットの中で回りきらないうちに移すと、その後の伸びが素直になります。
植える場所は日当たりのよいところを選びます。株間は三十センチ、条間も三十センチほど取り、外の葉が大きく広がる余地を残しておきます。詰めると外葉が育たず、結球する力が足りなくなります。
- 夕方に植える
- まだ暑い時期なので、日が傾いてから植えます。植えた直後にたっぷり水を与え、根を土になじませます。
- 浅めに植える
- 根鉢の肩が土の面と同じ高さになるように置きます。深植えすると株の中心が埋まり、蒸れて傷みます。
- 株間を三十センチ
- 外の葉が大きく広がるので、株と株は三十センチ空けます。狭いと結球する力が育ちません。
- 数日は日よけを
- 植えてから三日ほどは寒冷紗などで日差しを和らげます。根が動き出せば外して構いません。
土は水はけと石灰分を意識する
植え付けの二週間前に、苦土石灰を軽くまいて耕しておきます。酸性の強い土では育ちが鈍く、結球も甘くなります。堆肥を入れてやわらかい土にしておくと、外の葉が大きく広がります。
秋の長雨で水がたまる場所では、株の中心から腐る病気が出ます。高さ十センチほどの畝を立てて水はけを作り、雨が続いたあとに水たまりが残らないようにしておきます。
- 二週間前に耕す
- 深さ二十五センチまで耕し、堆肥を一平方メートルあたり二リットルほど入れて混ぜます。
- 石灰を混ぜる
- 苦土石灰を軽くひとつかみまいて混ぜ、一週間置いてから元肥を入れます。酸性の土では育ちが鈍ります。
- 畝を立てる
- 高さ十センチほどの畝を作ります。秋の長雨で水がたまらないようにしておくと、株の腐りを防げます。
- 元肥を入れる
- 元肥(植える前に土へ混ぜておく肥料)は表示どおりの量で構いません。外の葉を大きく育てる力になります。
容器で作るときの選び方
ベランダでも作れます。外の葉が大きく広がるので、直径三十センチ以上、深さ二十五センチ以上の容器に一株が目安です。長方形の容器なら、株間三十センチを守って二株までにします。
容器づくりの利点は、寒くなってから日の当たる場所へ動かせることです。結球には低温が要るものの、日照りも同じくらい大切なので、冬に日の当たる位置へ移せるのは有利に働きます。
| 容器 | 植える株数 | 気をつける点 |
|---|---|---|
| 直径三十センチの丸鉢 | 一株 | 外の葉が広がる余地を残す |
| 六十五センチの長方形 | 二株 | 株間三十センチを守る |
| 浅い容器 | 向かない | 根が張れず結球しにくい |
芽が出ない、苗が伸びないときの切り分け
夏まきは暑さとの戦いです。芽が出ない、出ても茎ばかり細く伸びるといった困りごとは、温度と光と水のどれかに理由があります。順に確かめれば、まき直しでたいてい取り戻せます。
- 土の温度を疑う
- 真夏の直射日光下では土が高温になりすぎます。明るい日陰へ移し、朝夕に水を与えて温度を下げます。
- 覆土を減らす
- 土を一センチ以上かけていたら深すぎます。まき直すときは五ミリにとどめ、押さえるだけにします。
- 光を増やす
- 茎が細長く伸びるのは光が足りない印です。午前中しっかり日の当たる場所へ移します。
- まき直す
- 八月下旬までならまき直しが間に合います。九月に入るようなら、結球しない前提で葉を穫る作り方に切り替えます。
種まきの手順
ラディッキオは、本文の時期と種袋の表示を確認してまきます。まいたら、種の大きさに合った量の土をかぶせます。
覆土して軽く押さえる(転圧という)と、種と土が密着し、水を吸いやすくなります。強く固めすぎないようにします。
ラディッキオの種まきでよくある質問
ラディッキオの種はいつまく?
ラディッキオはイタリアで作られてきたキク科の野菜で、日本ではチコリーの仲間と…。地域、品種、その年の気温で前後するため、本文の適期も確認してください。
ラディッキオの種はどうやってまく?
本文の手順を確認が目安です。種の性質に合わせた覆土と、発芽までの水分管理が大切です。
ラディッキオの種は何cmの深さにまく?
種の大きさや好光性・嫌光性によって異なります。本文の覆土の目安と、購入した種袋の表示を優先してください。
ラディッキオの種まき後は毎日水やりする?
回数ではなく土の乾き具合で判断します。発芽までは表土を乾かさず、過湿で水がたまる状態は避けます。
ラディッキオは何日で発芽する?
発芽日数は地温と品種で変わります。種袋の目安を確認し、適温と水分を保って待ちます。
ラディッキオの種まきに使うもの
種まきで失敗する原因のほとんどは、覆土の厚さと、発芽までの乾きです。そこを外さないための道具だけを挙げます。
数量は幅 60cm × 長さ 3m の畝 1 本(約 1.8 ㎡)で計算しています。
- 種まき用土探す言葉「種まき培土 細粒」
- 規格の目安
- 粒径 2〜3mm の細かいもの。肥料分の少ない「種まき用」と書かれたもの。
- 数量の目安
- セルトレイ 128 穴 1 枚で約 2L、ポット 9cm なら 1 個 0.3L。
粒の粗い培養土だと、小さな種が粒の隙間に落ちて深く埋まり、出てきません。
- 霧吹き(ハンドスプレー)探す言葉「園芸 霧吹き 大容量」
- 規格の目安
- 500ml〜1L。霧の細かいものほど種が流れません。
ジョウロで直接かけると、まいた種が寄ってしまいます。発芽までは霧で、根が張ってからジョウロに切り替えます。
- 不織布(べたがけ用)探す言葉「不織布 べたがけ 農業用」
- 規格の目安
- 幅 135cm 前後、目付 20g/㎡ 前後。透水性があり、かけたまま水をやれるもの。
- 数量の目安
- 畝 1 本(3m)で 4m。
発芽までの乾燥と、鳥・強い雨から守れます。防虫ネットより目が細かいぶん保温もでき、寒い時期の種まきで差が出ます。
- 園芸ラベル探す言葉「園芸 ラベル 差し込み」
- 規格の目安
- 差し込み式の白いもの、長さ 10cm 前後。油性ペンで書きます。
まいた日と品種を書いて挿しておくと、発芽が遅いときに「まだ待つ」のか「まき直す」のかを判断できます。
- 直まきするなら、セルトレイもポットも要りません。
- 高価な殺菌済みの培土でなくても、市販の野菜用培養土をふるいにかければ細かい土が作れます。
ラディッキオの収穫までのコツは作物ページに
栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はラディッキオの育て方にまとめています。
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