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サフランの病害虫と障害

サフランの病害虫と障害|球根の腐りとネズミの食害を防ぐ

サフランの栽培イメージ

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サフランの被害は虫より球根の腐りが中心です。水はけと休眠中の管理で腐りを防ぎ、ネズミやアブラムシ、花の傷みへの対処もまとめます。

症状から原因を見分ける

サフランは病害虫が少なく、多くの不調は水と時期の問題です。芽が出ない、葉が黄色い、花が咲かない。症状と時期を合わせて見ると原因が絞れます。まず球根を掘って触り、固いか柔らかいかを確かめるのが一番早い判断です。

症状考えられる原因手当て
芽が出ず、球根が柔らかい球根の腐り(水のやりすぎ、水はけ不良)腐った球根は捨て、残りを乾いた土に植え直す
葉が出て花が咲かない小球、植え付けの遅れ、深植え葉を育てて来年へ。深植えなら浅く直す
冬に葉が黄色い水のやりすぎ、肥料不足土を乾かす。乾いていれば液体肥料
新芽が縮れ、小さな虫が付くアブラムシ指でつぶすか水で流す
球根が消えた、かじられたネズミ、モグラ鉢に移す。庭は金網で囲う
花びらに穴、糸を引くヨトウムシ、ナメクジ夜に見回って捕まえる

球根の腐りは水はけと休眠中の乾燥で防ぐ

サフランの一番の敵は球根の腐りです。植え付け直後の水のやりすぎ、水はけの悪い土、休眠中の梅雨と夏の雨の三つがほとんどの原因です。腐った球根は柔らかくなり、カビが出て、独特のにおいがします。

予防は、鹿沼土や軽石を混ぜた水はけのよい土に植えること、芽が出るまでは水を控えること、葉が枯れたら掘り上げるか雨の当たらない場所に移すことの三つです。腐った球根は隣に広がるので、見つけたらすぐに取り除きます。

植えるときに水はけを作る
培養土に鹿沼土か軽石を二割混ぜ、鉢底石を三センチ敷きます。庭は腐葉土と軽石を混ぜて高く盛ります。
芽が出るまで水を控える
植えた直後に一度たっぷり与えたあとは、芽が伸び始めるまで表面が乾いたら少し与える程度にします。
葉が枯れたら雨を避ける
六月に葉が枯れたら掘り上げるか、鉢を軒下に移して水を止めます。梅雨の雨に当てたままにしません。
腐った球根はすぐ取り除く
柔らかくなった球根は掘り出して捨て、周りの土も取り替えます。残りの球根は切り口を確かめて、傷んでいなければ植え直します。

ネズミとモグラは物理的に防ぐ

サフランの球根は甘みがあり、庭植えではネズミにかじられたり、モグラの通り道で根が浮いたりします。植えた球根が翌年消えているときは、たいていネズミです。薬より、金網や鉢で物理的に防ぐほうが確実です。

被害が続く庭では、鉢植えに切り替えるか、植え穴の底と側面を目の細かい金網で囲ってから植えます。プランターを地面から離して置くのも効果があります。

被害の跡を確かめる
球根が消えた場所を掘り、かじり跡や土のトンネルがあればネズミかモグラです。腐りとは見分けがつきます。
植え穴を金網で囲う
深さ二十センチの穴を掘り、底と側面に目の細かい金網を敷いてから土と球根を入れます。上は土だけで構いません。
鉢植えに切り替える
被害が続くなら、球根を掘り上げて鉢に移し、地面から離した台の上で育てます。鉢の底穴にも網を張り、モグラの穴からの侵入を断ちます。

花と葉の虫は手で取る

秋の開花期に、ヨトウムシやナメクジが花びらをかじることがあります。被害は見た目だけで、めしべが無事なら香辛料としては問題ありません。夜に見回って捕まえるか、鉢を地面から離して置きます。

冬から春の葉にアブラムシが付くことがあります。数が少なければ指でつぶすか水で流します。サフランの葉は細く薬がかかりにくいので、増える前に手で取るのが一番です。

開花期は夜に見回る
花びらに穴が開いていたら、夕方以降に懐中電灯で見回ってヨトウムシやナメクジを捕まえます。
アブラムシは早めに流す
新芽や葉の付け根に小さな虫が見えたら、水を勢いよくかけて流すか、指でつぶします。週に一回は葉を見ます。
鉢を地面から離す
ナメクジは地面から登ってきます。鉢を台の上に置き、鉢の縁に銅テープを巻くと寄り付きにくくなります。

アブラムシは花の付け根の柔らかい部分に集まります。見つけたら指でつぶすか、霧吹きの水で流します。

咲かないときの原因と来年への立て直し

葉は出るのに花が咲かない。サフランで一番多い相談です。原因は球根の小ささ、植え付けの遅れ、深植え、前年の日照不足のどれかです。今年は咲かなくても、葉を育てれば来年は咲くことが多いので、あきらめずに管理を続けます。

球根が小さかった
周囲六センチ以下の球根は咲きません。葉を育てて、追肥(育ちの途中で足す肥料)を三月まで続け、来年の大球にします。
植え付けが遅れた
十月以降の植え付けは花が遅れるか咲きません。来年は八月下旬から九月中旬に植えます。
前年の日照不足
冬に室内に置いて葉が育たなかった球根は小さいままです。花後は必ず戸外の日なたに出します。
混みすぎ
分球して球根同士が押し合うと小さくなります。夏に掘り上げて間隔を空けて植え直します。

サフランの収穫までのコツは作物ページに

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