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サフランの月別の作業

サフランの月別の作業|八月に植えて十一月に収穫、夏に掘り上げる一年

サフランの栽培イメージ

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サフランは八月の植え付けから十一月の開花、春の葉の生育、夏の休眠と掘り上げまでの一年を回します。月ごとの作業を表にまとめます。

一年の流れを表で見る

サフランは秋に植えて秋に咲く、少し変わった球根です。植え付けから二か月ほどで花が咲き、冬に葉を育て、初夏に枯れて夏は休眠します。作業は植え付け、収穫、追肥、掘り上げの四つに集中し、それ以外の時期は水やりだけです。

作業目安
8月球根の購入、保管大球を選ぶ。日陰で保管
8月下旬〜9月中旬植え付け(鉢・庭・土なし)深さ五センチから七センチ、間隔五センチから十センチ
10月芽が伸びる。水やり開始表面が乾いたらたっぷり
11月開花、めしべの収穫、乾燥咲いた朝に摘む。土なし球根は花後に植える
12月〜3月葉の生育、追肥月に一回の液体肥料。日なたに置く
4月追肥を止める葉が黄色くなり始める
5月〜6月葉が枯れる。水を減らして止める枯れた葉は取る
6月〜7月掘り上げ、乾燥、保管葉が完全に枯れたら。雨の当たらない場所

八月から九月は球根を選んで植える

八月上旬に園芸店に球根が並びます。周囲八センチ以上、重さ十グラム以上の大球を選び、植え付けまで風通しのよい日陰で保管します。八月下旬から九月中旬に鉢か庭に植えるか、土なしで皿に並べます。

植え付けが九月末を過ぎると開花が十二月にずれ込み、花が小さくなります。買ったらなるべく早く植えます。植えたあとは一度たっぷり水をやり、芽が出るまでは控えめにします。

八月上旬に球根を買う
並び始めの早い時期ほど大きい球根があります。手に取って重みと固さを確かめ、柔らかいものは避けます。
九月中旬までに植える
鉢なら五号に三球、深さ五センチから七センチ。庭なら十センチ間隔。土なしなら皿に並べて明るい室内へ。
植え付け直後は水を控えめに
植えた直後に一度たっぷり与え、芽が出るまでは表面が乾いたら少し与える程度にします。多いと腐ります。

十月から十一月は開花と収穫

十月に入ると白い芽が伸び、十月下旬から十一月中旬に紫の花が咲きます。花は一日から二日でしぼむので、毎朝見回って、開いた花をその日のうちに摘みます。めしべを抜いて日陰で二日から三日乾かします。

土なしで咲かせた球根は、最後の花を摘んだらすぐに鉢か庭に植えます。この植え付けを忘れると球根が養分を使い切ったまま枯れ、来年は咲きません。

毎朝花を見回る
開花期は毎朝つぼみを見て、開いた花を摘みます。二日以上放置するとめしべが茶色くなります。
めしべを抜いて乾かす
室内で花を開き、赤いめしべ三本を抜いて紙の上に並べ、日陰で二日から三日乾かします。
土なし球根は花後すぐ植える
最後の花を摘んだ日に、鉢か庭に深さ五センチで植えて水をやります。日なたに置いて葉を育てます。

開花中に雨が続くなら、鉢を軒下に移します。庭植えは花が開いた朝に、雨が降る前に摘みます。

十二月から五月は葉を育てて球根を太らせる

花のあと、細長い葉が伸びて冬の間茂ります。この時期に日をよく当て、月に一回の追肥(育ちの途中で足す肥料)を三月まで続けると、球根が太って来年の花が増えます。寒さには強いので戸外に置いたままで構いません。

四月に入ったら肥料を止め、五月に葉が黄色くなり始めたら水を減らします。葉が完全に枯れたら水を止めて休眠に入らせます。枯れ始めの葉を早く切ると球根が太り切らないので、自然に枯れるまで待ちます。

時期葉の状態すること
12月〜2月葉が伸びて茂る日なたに置く。月一回の液体肥料。乾いたら水
3月葉が最も茂る最後の追肥
4月先端が黄色くなり始める肥料を止める。水は続ける
5月葉が黄色から茶色へ水を減らす
6月完全に枯れる水を止める。掘り上げの準備

六月から七月は掘り上げて夏を越す

葉が完全に枯れたら、梅雨の雨で球根が腐る前に掘り上げます。鉢植えは掘り上げが基本で、庭植えは水はけがよければ植えっぱなしでも構いません。掘り上げた球根は土を落とし、大きさで分けて風通しのよい日陰で保管します。

植えっぱなしの鉢は雨の当たらない軒下に移し、夏の間は水をやりません。八月下旬になったら新しい土に植え替えて、また一年が始まります。

葉が枯れたら掘り上げる
六月中に鉢をひっくり返して球根を取り出し、土と枯れた葉、古い根を落とします。分球した小球も集めます。
大きさで分けて保管する
大球と小球を分けてネット袋や紙袋に入れ、風通しのよい日陰に吊るします。八月まで月に一回、腐りがないか確かめます。
植えっぱなしの鉢は雨を避ける
掘り上げない場合は軒下に移し、水を完全に止めます。八月下旬に表面の土を替えるか、植え替えます。

時期を逃したときの立て直し

植え付けが遅れた、掘り上げを忘れた、開花を見逃した。サフランは球根が生きていれば翌年に持ち越せます。球根の状態を確かめて判断します。

十月になってから球根を手に入れた
すぐに植えます。開花は十二月にずれますが咲きます。土なしなら室内で十一月中に咲くこともあります。
掘り上げを忘れて梅雨を越した
掘って確かめます。固ければそのまま保管し、柔らかいものは捨てます。半分残っていれば来年も咲きます。
留守中に花が咲いて終わった
めしべは採れませんが球根は無事です。花がらを取り、葉を育てて来年に備えます。翌年は十月中旬から毎朝のぞく習慣にすると見逃しません。
花後に植えるのを忘れた土なし球根
十二月中なら植えれば葉が出ます。一月以降は球根が弱っているので、植えても翌年は咲かないことが多いです。

サフランの栽培に一年を通して使うもの

咲かせるための買い物は、野菜とは比率が違います。窒素を効かせすぎると葉ばかり茂って花が減るので、そこを外さないものを挙げます。

  • 草花用の培養土探す言葉「草花 培養土 元肥入り」
    規格の目安
    元肥入り、14〜25L の袋。水はけを重視した配合のもの。
    数量の目安
    直径 24cm(8 号)の鉢 1 個で約 8L、65cm プランター 1 個で 12〜15L。

    野菜用の土は肥料分が多く、草花では葉ばかり伸びることがあります。袋の表示で用途を確かめます。

  • 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 草花 置き肥」
    規格の目安
    粒状で 2〜3 か月効くタイプ。リン酸の比率が高い「花用」と書かれたもの。
    数量の目安
    8 号鉢 1 個に 10〜15g(大さじ 1 強)を 2〜3 か月ごと。

    置いておくだけで少しずつ溶けるので、水やりのたびに考えなくて済みます。夏の高温期は効きが強く出るので量を控えます。

  • 液体肥料探す言葉「液体肥料 花 リン酸」
    規格の目安
    1000 倍希釈の原液。リン酸(P)の数字が高いものが花向きです。

    つぼみが上がる時期だけ、週 1 回のペースで足します。効きが早いぶん、切れるのも早いのが液肥です。

  • 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
    規格の目安
    刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。

    咲き終わった花を残すと種を作りに養分が回り、次の花が減ります。摘み続けられるかどうかで花期の長さが変わります。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 活力剤は肥料の代わりになりません。肥料を与えているなら急ぎません。
  • 「花用」「野菜用」で土を分けるのは、両方を育てるようになってからで十分です。

サフランの収穫までのコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はサフランの育て方にまとめています。

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