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セージの水やりと追肥

セージの水やりと追肥|乾かし気味に育てると香りが強くなる

セージの栽培イメージ

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セージは乾燥に強く、水と肥料を控えるほど香りが強くなります。根腐れと蒸れを避ける水やりと、年二回の少ない追肥をまとめました。

水は土が乾いてから、が鉄則

セージは乾いた地中海の岩場に自生する植物で、常に湿った土をいちばん嫌います。地植えなら根付いたあとの水やりはほぼ不要で、真夏に一週間以上雨がなく、葉がしんなりしたときだけ朝に与えます。

鉢植えは土の表面が乾いて、鉢を持ち上げて軽く感じてから、鉢底から流れ出るまで与えます。次に与えるのはまた乾いてからです。冬は生育が止まるので、二週間に一回ほどに減らします。

時期地植え鉢植え
春(4〜5月)根付くまで乾いたら与える表面が乾いたらたっぷり
梅雨(6〜7月)与えない雨を避け、乾くまで待つ
真夏(7〜8月)一週間雨がなければ朝に朝に一回、夕方はしおれたときだけ
冬(12〜2月)与えない二週間に一回ほど

水切れのしおれと根腐れのしおれは見た目が同じです。土を触って乾いていれば水切れ、湿っていれば根腐れなので、与える前に必ず土を確かめます。

追肥は春と秋の二回で足りる

セージは肥料が多いと葉が大きくなる代わりに香りが薄れ、茎が柔らかくなって蒸れやすくなります。追肥(育ちの途中で足す肥料)は三月と九月の二回、化成肥料をひと握りの半分ほど株元から離して施すだけで足ります。

葉の色が濃く大きく、茎がひょろりと伸びるなら肥料が多すぎます。逆に下葉から黄色くなり新しい葉が小さいなら肥料切れなので、薄めた液体肥料を一回与えて様子を見ます。

三月に一回目
新芽が動き始めたころ、株元から十センチ離して化成肥料をひと握りの半分ほど施し、土と軽く混ぜます。
九月に二回目
暑さが和らいで新芽が再び動いたころに同じ量を施します。十月以降に施すと柔らかい枝が冬の寒さで傷みます。
鉢植えは液肥で
鉢は水やりで肥料が流れるので、春と秋の生育期に薄めた液体肥料を月に一回与えます。夏と冬は与えません。

肥料を与えたのに元気にならないときは、根が傷んでいます。肥料を重ねると悪化するので、まず水はけを確かめます。

梅雨前に枝を透かして蒸れを防ぐ

セージの最大の敵は梅雨と真夏の蒸れです。株が茂ったまま長雨に当たると、内側の葉が黒ずんで落ち、ひどいと株ごと枯れます。六月上旬までに株の内側の込み合った枝を切り、風が通るようにしておきます。

切った枝は乾燥させて使えるので、透かしと収穫を兼ねます。切る量は全体の三分の一までにとどめます。切りすぎると株が弱り、夏を越せません。

内側に向いた枝を切る
株の中心に向かって伸びる枝と、他の枝と重なる枝を付け根から切ります。外向きの枝を残すと自然にこんもりします。
地面に触れる枝を切る
下のほうで地面に触れそうな枝は泥はねで病気が付くので、付け根から切ります。地面から十センチは葉のない空間を作るのが目安です。
株元の落ち葉を掃く
株元にたまった枯れ葉は湿気と病気の元です。透かしたあとに株元を掃き、軽石か砂を敷きます。

花のあとに切り戻して株を若返らせる

セージは五月から六月に紫色の花を咲かせます。花は食べられますが、咲かせたままにすると葉の香りが落ち、株が疲れます。花を楽しんだら花穂ごと切り取り、全体を三分の一ほど切り戻します。

切り戻すと株元から新しい枝が出て、秋にまた葉が採れます。古い枝は年々木のように固くなって葉が付かなくなるので、毎年少しずつ更新しておくと株の寿命が延びます。

花穂を根元から切る
花が終わりかけたら、花穂の付け根で切ります。種を付けさせると株が疲れ、夏を越す力が落ちます。切った花は食卓の飾りに使えます。
全体を三分の一ほど切る
葉の残る位置で、各枝を三分の一ほど切ります。葉のない古い枝まで切ると芽が出ません。
切り口の下から芽を確かめる
二週間ほどして切り口の下の節から新芽が出ていれば成功です。出ないなら水と日当たりを確かめます。

切り戻しは梅雨入り前に終えるのが目安です。梅雨の最中に切ると切り口から傷むので、遅れたなら梅雨の晴れ間か、梅雨明け後の涼しい朝に行います。

水と肥料でつまずいたときの切り分け

葉が黒ずむ、株がしおれる、香りが弱い、茎がひょろりと伸びる。セージの不調は「湿りすぎ」と「肥料の与えすぎ」が大半で、水や肥料を足すほど悪化します。まず控える方向で試します。

土が湿っているのにしおれる
根腐れです。水を止め、鉢なら雨の当たらない場所へ移します。地植えなら株元の土を軽石で覆い、乾くのを待ちます。
下葉が黒ずんで落ちる
蒸れです。内側の枝を切って風を通し、株元の落ち葉を掃きます。水は表面が乾くまで与えません。
葉は大きいが香りが弱い
肥料の多すぎか日照不足です。追肥を止め、日当たりに移します。乾かし気味に育てると香りが戻ります。
茎が細く伸びて倒れる
日照不足か肥料過多です。日当たりを確保し、伸びた枝を半分に切って枝数を増やします。

セージの育てている間に使うもの

ハーブは肥料を与えすぎると、葉は茂っても香りが薄くなります。他の植物より控えめが基本です。

  • ハーブ用の培養土探す言葉「ハーブ 培養土 水はけ」
    規格の目安
    水はけ重視の配合。「ハーブ・野菜用」と書かれたもの。
    数量の目安
    8 号鉢 1 個で約 8L、65cm プランターで 12〜15L。

    地中海原産のものが多く、乾き気味を好みます。水もちのよい土だと根が傷みます。

  • 液体肥料(薄めて使う)探す言葉「液体肥料 ハーブ」
    規格の目安
    1000 倍希釈の原液を、さらに薄めて使います。

    与えすぎると香りが薄くなります。月 1 回、規定の半分の濃さから試すのが安全です。

  • 摘芯用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 摘芯 細かい」
    規格の目安
    刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。

    先端を摘むと、その下の節から枝が 2 本出ます。これを繰り返すと収穫量が増えます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 肥料は控えめでよいので、種類を買いそろえる必要はありません。
  • 花が咲く前に摘めば、香りの落ちる時期を遅らせられます。道具は要りません。

セージの収穫までのコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はセージの育て方にまとめています。

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