GadeninEnglishアプリを入れる
セージの月別の作業

セージの月別の作業|梅雨前の透かしと年二回の収穫を軸にする

セージの栽培イメージ

読むのに約 5

セージは一度根付けば数年採れる常緑のハーブです。植え付けから収穫、梅雨の蒸れ対策、冬の管理まで、月ごとの作業を一覧にしました。

一年の流れを先に見る

セージの一年は、春の植え付けと本収穫、梅雨前の透かし、真夏の休み、秋の二回目の収穫、冬の休眠という流れです。作業が集中するのは五月から六月で、ここで透かしを済ませておくと夏を無事に越せます。

何年も同じ株を使うので、二年目以降は花後の切り戻しと春の追肥(育ちの途中で足す肥料)が主な作業になります。四年目あたりで枝が木質化して葉が減ってきたら、挿し木で株を更新します。

時期主な作業要点
4〜5月植え付け・本収穫花の前に採る
6月透かし・花後の切り戻し梅雨前に済ませる
7〜8月休ませる水は控えめ、収穫は少量
9〜10月追肥・秋の収穫・挿し木十月中に済ませる
11〜3月休眠水も肥料もほぼ不要

月別のやることカレンダー

関東平野部の露地を目安にした一覧です。暖地では冬も葉が採れ、寒冷地では十一月から鉢を軒下や室内に移します。自分の畑の記録を残しておくと翌年の計画がそのまま立ちます。

作業目安
3月追肥・枯れ枝の整理新芽が動いたら
4月植え付け・植え替え遅霜が終わったら
5月本収穫・花を楽しむ花の直前の葉を採る
6月花後の切り戻し・透かし梅雨入り前に三分の一切る
7月水は控えめ雨に当てない
8月朝の水やりのみしおれたら夕方に少し
9月追肥・挿し木上旬の挿し木が翌年の保険
10月秋の収穫・植え付け秋の新芽をまとめて採る
11月株元の掃除落ち葉を取り病気を防ぐ
12〜2月休眠鉢は二週間に一回の水

四月から六月は収穫と透かしの季節

四月に新芽が伸びたら、五月中旬から六月上旬の花の直前に本収穫をします。花が咲いたら花穂を切り、全体を三分の一ほど切り戻します。梅雨入り前に株の内側の込み合った枝を切り、風を通します。

この三つの作業は同じ枝を切ることが多いので、収穫を兼ねて一度に済ませます。切った枝は乾燥させて一年分の保存に回します。晴れた日の午前中に行うと、切り口も乾きやすく葉の香りも強く残ります。

五月中旬に本収穫
枝先から十センチほどを、葉が二対残る位置で切ります。株の半分までにとどめ、残した葉で株が夏を越せるようにします。
花が終わったら切り戻し
花穂を付け根から切り、各枝を三分の一ほど切り詰めます。葉のない古い枝は切りません。
六月上旬に内側を透かす
株の中心に向かう枝と重なる枝を付け根から切ります。株元の落ち葉も掃き、軽石か砂を敷き直して泥はねを防ぎます。

七月から八月は休ませて夏越し

セージは高温多湿の日本の夏が苦手です。七月から八月は株を大きくしようとせず、枯らさないことだけを目標にします。肥料は与えず、水は地植えなら一週間雨がなければ朝に、鉢なら表面が乾いてから与えます。

鉢植えは午後に日陰になる場所か、軒下の風通しのよい場所へ移します。地植えで西日が強いなら、寒冷紗で午後の日差しを和らげます。

肥料を止める
夏の肥料は柔らかい枝を増やし、蒸れと虫を呼びます。九月まで一切与えません。葉が黄色くても肥料ではなく根の傷みを疑います。
水は朝だけ
夕方に与えると夜まで湿って蒸れます。朝に与え、夕方は葉がしおれたときだけ少量にします。
鉢は風の通る半日陰へ
コンクリートの照り返しを避け、軒下や棚の上に移します。鉢の下にレンガを置くだけでも風が通ります。

九月から十月は追肥と秋の収穫

暑さが和らぐと新芽が再び動きます。九月上旬に追肥をして、十月に秋の収穫をします。同じ時期に挿し木をしておくと、古くなった株の更新や冬に枯れたときの保険になります。

十月は植え付けの適期でもあります。春に植えそこねたなら、この時期に植えると春までに根が張り、翌年の五月からしっかり採れます。

九月上旬に追肥
化成肥料をひと握りの半分ほど、株元から離して施します。十月以降に与えると柔らかい枝が冬の寒さで傷むので、九月中に済ませます。
九月に挿し木
花の付いていない枝先を十センチ切り、下葉を取って湿らせた清潔な土に挿します。一か月で根が出ます。
十月に秋の収穫
秋の新芽を花の前と同じ要領で採ります。霜の前に採り終えると葉がきれいなまま乾燥できます。

十一月から三月は休眠、鉢は雨を避ける

セージは氷点下五度ほどまで耐え、関東平野部なら地植えのまま冬を越します。葉は残りますが生育は止まるので、水も肥料もほぼ要りません。株元に落ち葉がたまると春に病気が出るので、十一月に掃いておきます。

鉢植えは冬の雨と霜で根が傷むことがあるので、軒下に移します。寒冷地では十一月に鉢上げして室内の窓辺に置くか、株元を腐葉土で覆って霜を防ぎます。

株元を掃除する
落ち葉と枯れ枝を取り除き、株元に軽石か砂を敷き直します。落ち葉の下は湿って病気の菌が越冬するので、十一月のうちに済ませます。
鉢は軒下へ
冬の長雨に当てないよう軒下に移し、水は二週間に一回ほど、暖かい日の午前中に与えます。
三月に枯れ枝を整理
新芽が動き始めたら、冬に枯れた枝を付け根から切り、追肥をして春の生育を促します。

時期を外したときの立て直し

梅雨前に透かせなかった、夏に枯れかけた、秋の収穫を逃した。セージは時期を外しても次の手があります。挿し木で簡単に更新できるので、一株を失っても翌年に取り戻せます。

透かさずに梅雨に入った
晴れ間に内側の枝と黒ずんだ葉を切り、株元を掃きます。雨の日に切ると切り口から傷むので晴れた日に行います。
夏に下葉が落ちて枝だけになった
枯れていなければ九月に持ち直します。水を控え、九月上旬に追肥をして秋の新芽を待ちます。
秋に採り損ねて霜に当たった
傷んだ葉は取り除きます。株は生きているので、三月に切り戻して春の収穫に回します。
株が古くなり葉が減った
四年を過ぎると木質化して葉が付きにくくなります。九月に挿し木で新しい株を作り、翌春に入れ替えます。

セージの栽培に一年を通して使うもの

咲かせるための買い物は、野菜とは比率が違います。窒素を効かせすぎると葉ばかり茂って花が減るので、そこを外さないものを挙げます。

  • 草花用の培養土探す言葉「草花 培養土 元肥入り」
    規格の目安
    元肥入り、14〜25L の袋。水はけを重視した配合のもの。
    数量の目安
    直径 24cm(8 号)の鉢 1 個で約 8L、65cm プランター 1 個で 12〜15L。

    野菜用の土は肥料分が多く、草花では葉ばかり伸びることがあります。袋の表示で用途を確かめます。

  • 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 草花 置き肥」
    規格の目安
    粒状で 2〜3 か月効くタイプ。リン酸の比率が高い「花用」と書かれたもの。
    数量の目安
    8 号鉢 1 個に 10〜15g(大さじ 1 強)を 2〜3 か月ごと。

    置いておくだけで少しずつ溶けるので、水やりのたびに考えなくて済みます。夏の高温期は効きが強く出るので量を控えます。

  • 液体肥料探す言葉「液体肥料 花 リン酸」
    規格の目安
    1000 倍希釈の原液。リン酸(P)の数字が高いものが花向きです。

    つぼみが上がる時期だけ、週 1 回のペースで足します。効きが早いぶん、切れるのも早いのが液肥です。

  • 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
    規格の目安
    刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。

    咲き終わった花を残すと種を作りに養分が回り、次の花が減ります。摘み続けられるかどうかで花期の長さが変わります。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 活力剤は肥料の代わりになりません。肥料を与えているなら急ぎません。
  • 「花用」「野菜用」で土を分けるのは、両方を育てるようになってからで十分です。

セージの収穫までのコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はセージの育て方にまとめています。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

この記事は広告を含みます。

次に読む

セージについて、続けて読むならこちら。

Gadenin 栽培記録アプリ・無料アプリを入れる