GadeninEnglishアプリを入れる
セージの増やし方

セージの増やし方|挿し木と株分けで古い株を若返らせる

セージの栽培イメージ

読むのに約 5

セージは三年から四年で枝が木質化して葉が減ります。挿し木と株分けで新しい株を作り、株を更新し続ける手順をまとめました。

増やし方は挿し木が基本

セージは挿し木の成功率が高く、一株から何本でも増やせます。種からも育ちますが、発芽に二週間ほどかかり、株の個性がばらつきます。斑入りの品種は種では斑が出ないので、挿し木でしか増やせません。

挿し木の適期は五月から六月と九月から十月です。真夏は蒸れて腐り、冬は根が出ません。九月の挿し木は冬を鉢で越して翌春に定植でき、古い株の更新にちょうど合います。

時期方法向き
5〜6月挿し木花のない枝を使う。一か月で根が出る
9〜10月挿し木翌年の更新用。鉢で冬越し
3〜4月株分け大株の若返り。根を傷めやすい
4〜5月種まき発芽に二週間。品種の性質が出ない

挿し木の手順

花の付いていない元気な枝先を十センチほど切り、下半分の葉を取り除いて、湿らせた清潔な土に挿します。土は肥料の入っていない赤玉土の小粒かバーミキュライトを使います。培養土は肥料で切り口が腐るので使いません。

挿したあとは明るい日陰に置き、土を乾かさないようにします。セージは葉が厚く蒸散が多いので、大きい葉は半分に切ります。三週間から一か月で、軽く引いて抵抗があれば根が出ています。

枝先十センチを切る
今年伸びた柔らかめの枝を、節のすぐ下で切ります。木のように固い枝は根が出にくいです。切ったらすぐ水に三十分浸けます。
下葉を取り、大きな葉は半分に
土に埋まる部分の葉を取り除き、残した葉が大きければ半分に切って水分の蒸発を減らします。
湿らせた土に挿す
割りばしで穴をあけてから三センチほど挿し、周りの土を軽く押さえます。切り口をこすると傷むので穴は必ずあけます。
明るい日陰で乾かさない
直射日光を避け、土の表面が乾いたら霧吹きか底面から水を与えます。ビニール袋をふんわりかぶせると乾きにくくなります。
根が出たら鉢上げ
一か月ほどして新しい葉が動いたら、三号鉢にハーブ用の培養土で植え替えます。地植えは翌春か秋にします。

水挿しでも根が出る

土に挿す手間を省きたいなら、コップの水に挿しても根が出ます。枝先を十センチ切り、下葉を取ってコップに立て、水は毎日替えます。二週間から三週間で白い根が出ます。

水で出た根は土の根より弱いので、根が二センチほどになったら早めに土に植えます。水に長く置くほど土に慣れにくくなり、植えたあとにしおれやすくなります。

コップに立てて水を毎日替える
葉が水に浸からない高さで立て、水は毎日替えます。窓辺の明るい日陰に置き、水が濁ったら茎の切り口を洗います。
根が二センチで土へ
根が二センチほどになったら、湿らせた培養土に植えます。一週間は日陰で乾かさないようにして土に慣らします。

株分けで大株を若返らせる

三年以上たった大株は、三月から四月に掘り上げて株分けができます。根元から複数の枝が出ている株を、それぞれ根が付くように二つから三つに分けます。根を傷めやすいので、挿し木より成功率は下がります。

株分けは若返りの手段で、木質化した古い枝はこのときに切り落とします。分けた株は乾いた土に浅めに植え、一か月は根付くまで水切れに注意します。

三月に掘り上げる
新芽が動き始めたころ、株の周りを広めに掘って根ごと持ち上げます。土を落として根元の分かれ目を確かめます。
根が付くように分ける
分かれ目を手で裂くか清潔なはさみで切り、それぞれに根と若い枝が付くようにします。古く固い枝は付け根で切ります。
浅めに植えて水を切らさない
根鉢の肩が土と同じ高さになるように植え、一か月は土が乾いたら与えます。根付いたら通常の乾かし気味に戻します。

種からも育てられる

コモンセージなら種からも育ちます。四月から五月、二十度前後で発芽まで二週間ほどかかります。育苗ポットに三粒ずつまき、五ミリほど土をかけて乾かさないようにします。本葉が四枚になったら一本に間引き、六月に定植します。

種から育てた株は初年度は小さく、本収穫は翌年からです。株ごとに香りや葉の形がばらつくので、気に入った株を挿し木で残すと質がそろいます。

ポットに三粒ずつ
三号ポットに種まき用の土を入れ、三粒を離してまき、五ミリほど覆土します。発芽まで二週間、乾かさないようにします。
本葉四枚で一本に
いちばん茎の太い株を残し、他は根元ではさみで切ります。引き抜くと残す株の根が浮いて弱ります。
六月に定植
本葉が六枚から八枚になり、根が鉢底に回ったら定植します。初年度は葉を少しだけ摘み、株を育てることを優先します。

挿し木と株分けでつまずいたときの見分け

挿し木が黒くなって腐る、根が出ない、株分けした株がしおれる。原因は水の多すぎと時期のずれが大半です。セージは何度でもやり直せるので、原因を一つ直して再挑戦します。

挿し穂の根元が黒く腐った
土が湿りすぎか、肥料入りの土を使っています。清潔な土に替え、水は表面が乾いてから与えます。
一か月たっても根が出ない
枝が古く固すぎるか、気温が低いです。今年伸びた柔らかめの枝を使い、二十度前後の時期にやり直します。
挿し穂の葉がしおれる
葉からの蒸散が多すぎます。葉を半分に切り、ビニール袋をかぶせて湿度を保ちます。日に当てすぎも原因です。
株分けした株がしおれる
根が足りません。枝を半分に切って葉を減らし、日陰で一か月養生します。それでも戻らないなら挿し木に切り替えます。

セージの挿し芽・株分けに使うもの

ハーブは挿し芽で増やしやすいものが多く、水に挿すだけで根が出る種類もあります。

  • 挿し芽用土(赤玉土小粒)探す言葉「挿し芽 用土 赤玉土 小粒」
    規格の目安
    赤玉土の小粒か鹿沼土の単用。肥料分のないもの。
    数量の目安
    3 号ポット 1 個で 0.2L。

    肥料分があると、根が出る前に切り口が傷みます。清潔で肥料のない土が条件です。

  • よく切れるはさみ探す言葉「園芸ばさみ 切れ味 ステンレス」
    規格の目安
    刃渡り 3〜5cm。使う前にアルコールで拭きます。

    切り口が潰れると水を吸えません。節の少し下を斜めに一度で切ります。

  • 3 号ポット探す言葉「ポリポット 3号 育苗」
    規格の目安
    直径 9cm(3 号)。

    根が出るまでは小さい容器のほうが乾き具合を見やすく、管理も楽です。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • ミントやバジルのように水挿しで根が出るものは、用土も促進剤も要りません。
  • 発根促進剤は、根の出にくい木質のハーブ以外では急ぎません。

セージの収穫までのコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はセージの育て方にまとめています。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

この記事は広告を含みます。

次に読む

セージについて、続けて読むならこちら。

Gadenin 栽培記録アプリ・無料アプリを入れる