症状から見分ける
サラダバーネットの困りごとは、梅雨の株元の蒸れ、春の新芽のアブラムシ、夏の乾燥期のハダニ、雨の多い時期に若葉を食べるナメクジ、日当たり不足でのうどんこ病がほとんどです。株元なのか葉の裏なのか、食われた跡なのかを見て、時期と合わせれば原因は絞れます。
| 症状 | 考えられる原因 | 出る時期 |
|---|---|---|
| 下葉が黄色く株元が黒く腐る | 梅雨の蒸れ・過湿 | 6〜7月 |
| 新芽に緑の小さな虫 | アブラムシ | 4〜6月 |
| 葉が白くかすれて裏に細かい虫 | ハダニ | 7〜9月の乾燥期 |
| 若葉に穴、周りに光る筋 | ナメクジ | 5〜7月、9〜10月の雨の日 |
| 葉に白い粉 | うどんこ病 | 5〜6月、9〜10月 |
梅雨の蒸れと株元の腐り
一番多い失敗です。株が茂ったまま梅雨に入ると、株元に湿気がこもって下葉から黄色く腐り、ひどいと中心まで腐って枯れます。梅雨前に外側の葉を三割ほど摘み、株元に光と風を通します。鉢植えは軒下へ移し、地植えは敷きわらで泥はねを防ぎます。腐った葉は見つけしだい取り除きます。
中心の芽まで腐っていたら、その株は助かりません。抜いて処分し、同じ場所に植え直すなら土を入れ替えます。周りの株は外葉を減らして様子を見ます。
- 梅雨前に外葉を摘む
- 六月上旬、外側の大きな葉を三割ほど付け根から摘みます。株の中心に手を入れて風が通る隙間を作ります。
- 腐った葉を取る
- 黄色や茶色になった葉、ぬるぬるした葉を付け根から取り、袋に入れて捨てます。放置すると隣の葉に広がります。
- 土を乾かす
- 水を止め、鉢は軒下へ。地植えは株元の敷きわらを一度外して土の表面を乾かします。中心が緑なら回復します。
アブラムシとハダニ
四月から六月、新芽に緑色の小さな虫が群がっていたらアブラムシです。生で食べる葉なので薬は使わず、水で洗い流すか、テープで貼り取ります。七月から九月の乾燥期には葉の裏にハダニが付き、葉が白くかすれます。葉の裏に水をかけると減り、株元の敷きわらで乾燥を防ぐのも予防になります。
- アブラムシは洗い流す
- 新芽を指で支え、水を勢いよくかけて落とします。二〜三日続けると減ります。牛乳を薄めてかける方法も葉を傷めません。
- ハダニは葉裏に水
- 三日に一回、葉の裏に霧吹きで水をかけます。乾燥を嫌うので、株元の敷きわらで湿度を保つと予防になります。
- ひどい葉は摘む
- 虫が多い葉は摘んで捨てます。食べる葉なので薬は使わず、摘んで減らすのが基本です。
薬を使うなら、食用の野菜やハーブに使えると表示のあるものを選び、収穫までの日数を守ります。
ナメクジと食害
雨の日や夜に若い葉が食われ、周りに光る筋が残っていたらナメクジです。株元の敷きわらや鉢の下に隠れているので、雨の日の朝や夜に探して取り除きます。ビールを浅い容器に入れて置くと集まってくるので、翌朝まとめて処分できます。鉢の底に隠れやすいので、鉢を持ち上げて裏も確かめます。
- 夜か雨の朝に探す
- 懐中電灯で葉の裏と株元を照らし、見つけたら割りばしで取ります。鉢の底と受け皿の裏も確かめます。
- ビールの罠を置く
- 浅い容器にビールを一センチほど入れて株元に置きます。翌朝、集まったナメクジごと捨てます。
- 隠れ場所を減らす
- 鉢を台に乗せて地面から離し、敷きわらは薄くします。周りの落ち葉や雑草も片付けます。
うどんこ病
葉の表面に白い粉が付き、広がると葉全体が白くなって枯れます。日当たりと風通しが悪く、乾燥した気候で出やすい病気です。白い葉を摘み取り、混んだ葉を間引いて風を通します。広がるなら重曹を水に溶かしてかけるか、食用のハーブに使える殺菌剤を使います。
- 白い葉を摘む
- 白い粉が付いた葉は見つけしだい付け根から摘み、袋に入れて捨てます。放置すると胞子が飛びます。
- 重曹水をかける
- 水一リットルに重曹一グラムを溶かし、葉の表裏にかけます。三日ごとに二〜三回続けます。
うどんこ病が毎年出る場所は日当たりが足りません。秋に株ごと日当たりのよい場所へ移すのが根本の対策です。
毎年同じ被害が出るときの見直し
毎年梅雨に株元が腐るなら、株間の狭さと水はけの悪さが原因です。株間を二十五センチ以上に広げ、盛り土か鉢に移します。毎年アブラムシが多いなら肥料が多すぎます。毎年ハダニが出るなら、夏の置き場所が乾燥しすぎているので、敷きわらと葉水で湿度を保ちます。三年以上たった古い株は病気が出やすいので、株分けで若返らせるのも予防です。
| 原因 | 見分け方 | 直し方 |
|---|---|---|
| 株間不足・水はけの悪さ | 毎年梅雨に株元が腐る | 株間25センチ以上、盛り土か鉢へ |
| 肥料過多 | 葉が大きく虫が多い | 追肥を年2回に減らす |
| 夏の乾燥 | 毎年ハダニが出る | 敷きわらと葉水、半日陰へ |
| 株の老化 | 中心が木質化し病気が出る | 3〜4年で株分け |
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