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サザンカの月別の作業

サザンカの月別作業|三月の剪定から十一月の開花まで一年の手入れ

サザンカの栽培イメージ

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関東平野部の庭を基準に、サザンカの一年の作業を月ごとにまとめました。剪定を三月に集中させ、夏以降は切らないのが毎年咲かせる要点です。

一年の流れを表で見る

サザンカは十月から十二月に咲き、花後の三月に剪定、春に新芽が伸びて夏に花芽を作ります。作業は三月の剪定と冬の肥料、チャドクガの見回りが中心で、それ以外はほぼ見守るだけです。暖地は二週間早く、寒冷地は同じだけ遅く読んでください。

作業目安
1〜2月寒肥、遅咲きの開花、花がら掃除花が終わった株から順に
3月剪定・刈り込み、植え付け、鉢の植え替え芽が動く前に終える
4月植え付け、チャドクガの卵の確認新芽が伸び始める
5月新芽の伸び、チャドクガ一回目の見回り葉裏に幼虫の群れ
6月生け垣の軽い刈り込み(上旬まで)新芽が固まる
7〜8月水やり、敷きわら、切らない花芽ができている
9月チャドクガ二回目の見回り、植え付け、植え替え残暑が引いてから
10〜12月開花、つぼみの整理、花がら掃除つぼみが色づく

一月から三月:肥料と剪定

一月から二月は寒肥休眠期に施す遅効きの肥料)の時期です。枝先の真下に溝を掘って堆肥油かすを埋めます。まだ咲いている品種は花がら掃除を続け、落ちた花びらは株元にためず片付けます。花びらが腐ると灰色かびの元になります。

三月は一年で一番大切な剪定の月です。花が終わったら混んだ枝を抜き、生け垣は形を決めて刈り込みます。新芽が動き出す三月末までに終えます。植え付けと鉢の植え替えもこの時期に行います。

花がらを株元から片付ける
散った花びらは株元にためず、週に一度掃いて捨てます。湿った花びらは灰色かびの温床になります。
芽の色で剪定期限を見る
枝先の芽が固く小さいうちは切れます。先が緑にふくらんで割れ始めたら、その年の強い剪定は終わりです。
三月中に植え替える
鉢植えは三月中に根鉢の外側を三分の一ほぐして植え替えます。四月に入ると新芽の伸びと重なって弱ります。

四月から六月:新芽とチャドクガ

四月から新芽が伸び、五月には新しい葉がそろいます。この時期の一番の仕事はチャドクガの見回りです。四月に葉裏の卵の塊を探し、五月に群れている幼虫を葉ごと切り取ります。触るとかぶれるので、見つけたら素手で触らず、袋をかぶせて枝ごと切ります。

六月上旬は生け垣の軽い刈り込みの最終期です。春に伸びた新芽が固まってきたら、飛び出した分だけ刈ります。六月中旬以降は花芽ができ始めるので、刈りません。一本立ちの木は四月から六月は何もしません。

四月に葉裏の卵を探す
葉裏に黄褐色の毛で覆われた卵の塊がないか見ます。見つけたら葉ごと切って袋に入れて処分します。
五月に幼虫の群れを枝ごと切る
葉裏に小さな幼虫が並んでいたら、袋をかぶせて枝ごと切り落とし、口を縛って捨てます。散らさないのがこつです。
六月上旬までに軽く刈る
生け垣は新芽が固まったら、飛び出した分だけ刈って形を整えます。深く刈ると花芽が減ります。

七月から九月:花芽を守る

夏は花芽が枝先の中で育つ時期です。作業はほとんどなく、枝を切らないことだけ守ります。真夏に十日以上雨がなく葉が内側に丸まったら、朝に株元へたっぷり水をやります。株元の敷きわらで乾きを和らげます。

九月はチャドクガの二回目の発生期です。五月と同じく葉裏を見回り、群れを枝ごと切ります。残暑が引いた九月下旬からは植え付けと植え替えができます。九月に葉色が薄ければ緩効性肥料を少量足しますが、濃い緑なら何もしません。

葉の丸まりを見て水をやる
葉が内側に丸まって艶を失ったら水切れです。翌朝に株元へたっぷりやります。夕方まで戻る程度なら不要です。
九月にもう一度葉裏を見る
八月下旬から九月に二回目の幼虫が出ます。五月と同じ手順で枝ごと切って処分します。
つぼみの数を確かめる
九月下旬に枝先を見て、一枝に三つ以上つぼみがついていれば十分です。少ないときは日当たりか剪定時期を見直します。

十月から十二月の開花と、時期を逃したときの手当て

十月からつぼみが色づき、十一月から十二月が見ごろです。一枝に五つ以上つぼみがついていたら、二、三個に摘むと一輪が大きくなり、株の負担も減ります。散った花びらは株元にためず掃除します。花の時期に肥料は与えません。

三月の剪定を逃して五月になってしまったら、生け垣は六月上旬までに軽く刈るだけにとどめ、一本立ちは徒長(勢いよく長く伸びること)した枝を付け根で抜くだけにします。夏以降に切ってしまい花芽を落としたときは、その冬は咲きませんが株は無事です。翌年三月の剪定を軽くして枝を伸ばし、翌々年に備えます。

時期まだできることあきらめること
4月〜5月徒長枝を付け根で抜く、軽い整枝(形を整える程度の剪定)強い切り戻し
6月上旬生け垣の軽い刈り込み深い刈り込み
6月中旬〜9月水やり、チャドクガの見回り剪定全般
夏に切ってしまった翌年三月に軽く剪定して枝を伸ばすその冬の花

サザンカの栽培に一年を通して使うもの

咲かせるための買い物は、野菜とは比率が違います。窒素を効かせすぎると葉ばかり茂って花が減るので、そこを外さないものを挙げます。

  • 草花用の培養土探す言葉「草花 培養土 元肥入り」
    規格の目安
    元肥入り、14〜25L の袋。水はけを重視した配合のもの。
    数量の目安
    直径 24cm(8 号)の鉢 1 個で約 8L、65cm プランター 1 個で 12〜15L。

    野菜用の土は肥料分が多く、草花では葉ばかり伸びることがあります。袋の表示で用途を確かめます。

  • 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 草花 置き肥」
    規格の目安
    粒状で 2〜3 か月効くタイプ。リン酸の比率が高い「花用」と書かれたもの。
    数量の目安
    8 号鉢 1 個に 10〜15g(大さじ 1 強)を 2〜3 か月ごと。

    置いておくだけで少しずつ溶けるので、水やりのたびに考えなくて済みます。夏の高温期は効きが強く出るので量を控えます。

  • 液体肥料探す言葉「液体肥料 花 リン酸」
    規格の目安
    1000 倍希釈の原液。リン酸(P)の数字が高いものが花向きです。

    つぼみが上がる時期だけ、週 1 回のペースで足します。効きが早いぶん、切れるのも早いのが液肥です。

  • 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
    規格の目安
    刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。

    咲き終わった花を残すと種を作りに養分が回り、次の花が減ります。摘み続けられるかどうかで花期の長さが変わります。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 活力剤は肥料の代わりになりません。肥料を与えているなら急ぎません。
  • 「花用」「野菜用」で土を分けるのは、両方を育てるようになってからで十分です。

サザンカの長く咲かせるコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はサザンカの育て方にまとめています。

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