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サツキの病害虫

サツキの病害虫|ツツジグンバイ、ハダニ、もち病と葉の黄ばみの見分け

サツキの栽培イメージ

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サツキで毎年出るのはツツジグンバイとハダニ、春のもち病です。葉の表裏の見た目から原因を見分け、早めに手を打つ方法をまとめました。

症状から原因を切り分ける

サツキの不調は葉の表裏を見ればほぼ分かります。表が白くかすれるなら虫、葉が厚くふくらむならもち病、新葉が黄色いなら土の酸度です。多くは早めに見つけて落とすか、風通しと酸度を直せば止まります。

症状考えられる原因最初にすること
葉の表が白くかすれ、裏に黒い点ツツジグンバイ葉裏に水をかけ、増えたら殺虫剤
葉が白くかすれ、裏に細かい赤や黄の点ハダニ葉裏に水をかける
春の新葉が厚くふくらんで白い粉もち病ふくらんだ葉を摘んで処分
葉に茶色の斑点が広がり落ちる褐斑病病葉と落ち葉を片付ける
新葉が黄色で葉脈だけ緑土のアルカリ化鹿沼土・ピートモスを混ぜる
枝先の葉が食われ糸で巻かれるハマキムシ巻いた葉ごと摘む

ツツジグンバイは葉裏の黒い点で見分ける

五月から十月、葉の表が白い点々でかすれたように色あせ、葉裏に黒い小さな点(排せつ物)と、羽が透けた三ミリほどの虫がついていればツツジグンバイです。日当たりと風通しの悪い場所、乾燥した場所で増えます。放っておくと葉全体が白くなって落ち、株が弱ります。

少ないうちは葉裏にホースの水を勢いよくかけて落とします。増えて手に負えないときは、ツツジ類に使える殺虫剤を葉裏まで丁寧にかけます。成虫は逃げるので、幼虫が多い五月下旬と八月下旬に狙うと効きます。翌年も同じ株に出るので、冬に落ち葉を片付けて越冬場所を減らします。

葉裏をめくって確かめる
表が白くかすれた葉をめくり、黒い点が散らばっていればツツジグンバイです。赤や黄の細かい点が動くならハダニです。
葉裏に水をかける
朝のうちにホースの水を葉裏を狙って勢いよくかけます。三日おきに三回ほど繰り返すと数が減ります。
幼虫の時期に殺虫剤
五月下旬と八月下旬、羽のない幼虫が多い時期に、殺虫剤を葉裏まで丁寧にかけます。同じ薬を続けず二回目は別の系統にします。
冬に落ち葉を片付ける
株元の落ち葉に成虫が越冬します。十二月に株元を掃いて落ち葉を処分すると翌年の発生が減ります。

ハダニは梅雨明けの乾燥で増える

梅雨が明けて乾いた暑さが続くと、葉裏にハダニがついて葉の表が白くかすれます。ツツジグンバイと似ていますが、葉裏に黒い点がなく、白い紙を葉の下に当てて葉をはじくと赤や黄の点が動きます。水に弱いので、葉裏に水をかけることを三日おきに繰り返します。

鉢植えや軒下の乾いた場所で特に出やすく、夕方に葉へ霧を吹くだけでも予防になります。増えすぎたときはダニ剤を葉裏にかけますが、同じ薬を続けると効かなくなるので二回目は別の系統に替えます。

紙で葉裏を確かめる
白い紙を葉の下に当てて指で葉をはじきます。紙の上を赤や黄の点が動けばハダニです。
葉裏に水をかける
朝のうちに葉裏を狙って勢いよく水をかけます。三日おきに三回繰り返すと勢いが止まります。
傷んだ葉は取る
白くかすれて縮れた葉は戻りません。摘み取って処分し、新しい葉に虫を移さないようにします。

ツツジグンバイもハダニも、株の内側が混んで風が通らないと出やすくなります。六月の刈り込みで内側を抜いておくのが一番の予防です。

もち病と褐斑病は病葉を早く取る

四月から六月、新しい葉が厚くふくらんで餅のようになり、後に白い粉をふくのがもち病です。菌が新葉に入って起きます。ふくらんだ葉を見つけ次第、白い粉が出る前に摘み取って袋に入れて処分します。白い粉は次の年の感染源なので、粉が出てから取ると翌年も出ます。

梅雨から秋の長雨で葉に茶色い斑点が広がり、黄ばんで落ちるのは褐斑病です。病葉を摘み、落ちた葉も拾って処分します。広がりが早いときはツツジ類に使える殺菌剤を葉の表裏にかけます。日当たりと風通しがよければ、ほとんど出ません。

ふくらんだ葉は粉が出る前に
新葉が厚くふくらんでいたら、白くなる前に摘んで袋に入れて捨てます。株元に落とすと翌年また出ます。
斑点の葉と落ち葉を片付ける
茶色い斑点の出た葉は摘み取り、地面に落ちた葉も拾って処分します。株元に残すと翌年の感染源になります。
内側を抜いて風を通す
六月の刈り込みで内側の混んだ枝を根元から抜きます。風が通れば、もち病も褐斑病もほとんど出ません。

葉が黄ばむ、株が急に弱るときの手当て

新葉が黄色く葉脈だけ緑に残るのは病気でも虫でもなく、土がアルカリに寄って鉄を吸えていない症状です。石灰をまいた花壇の隣やコンクリートの際で起きます。株元に鹿沼土とピートモスを混ぜ、ツツジ用の酸度調整剤をごく少量まくと、次に出る葉から緑に戻ります。

株全体の葉が小さくなり、艶を失って枝が細くなるのは、根詰まりか、根元にコガネムシの幼虫が入って根を食べているかです。鉢植えならまず根詰まりを疑い、六月か九月下旬に植え替えます。庭植えで株元を掘って白い幼虫が出てくれば取り除き、土を入れ替えます。片側だけしおれるときは、その側の根を掘って確かめます。

見た目原因対処
新葉が黄色で葉脈だけ緑土のアルカリ化鹿沼土・ピートモス、酸度調整剤
葉が小さく艶がなく枝が細い根詰まり・根の食害植え替え、株元を掘って幼虫を除く
株の片側だけしおれるその側の根の傷みその側の土を掘って根を見る
枝先の葉が糸で巻かれ食われるハマキムシ巻いた葉ごと摘んでつぶす

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