GadeninEnglishアプリを入れる
しその摘心と夏の管理

しその摘心と夏の管理|葉が硬く小さくなる原因と長く穫るコツ

しその栽培イメージ

読むのに約 4

摘心を繰り返すほど収量が増えます。硬くなる原因はほぼ水と花芽の二つです。

最初の摘心は本葉6〜8枚で

しそは放っておくと1本の茎が真上に伸び、上のほうにしか葉がつきません。先端を切ると脇から枝が出て、収穫できる葉の数が倍以上になります。

切る位置は草丈20〜30センチ、本葉6〜8枚のとき。下から4枚ほど残して上を切ります。切り口のすぐ下の葉のつけ根から、必ず2本の枝が出ます。

高さの見極め
膝より低いうちに一度目を切ります。下から4枚目の葉が手のひらほどに広がった頃が目安です。腰の高さまで待つと下葉が黄色くなり、そこから出る枝が弱くなります。
切る道具
手で折ると茎が裂けるので、清潔なはさみで斜めに切ります。裂けた茎は雨が入って腐り、そこから枝が出ません。
切った先も使う
摘み取った先端は柔らかく、そのまま薬味になります。捨てずに使えるので、摘心(先端を摘んで枝数を増やすこと)をためらう理由はありません。

摘心を怖がって一本立ちのまま育てると、秋までに30枚ほどしか穫れません。切ったほうが確実に増えます。

摘心は一度で終わらせない

伸びた枝の先をまた摘む、これを夏の間繰り返します。枝数は2本、4本、8本と増え、1株で家族の薬味をまかなえる量になります。

回数株の状態切る位置
1回目草丈20〜30センチ下葉4枚を残して上を切る
2回目枝が15センチ伸びた各枝の葉2組を残して先を切る
3回目以降枝が混んできた内向きの枝を根元から抜く
8月下旬花芽が見え始める先端を摘んで収穫を延ばす

混みすぎたら摘心より間引きです。株の内側に日が入らないと下葉が黄色く落ち、ハダニの温床になります。

葉が硬く小さくなる原因を切り分ける

硬く小さい葉が出るのは株からの合図です。原因は水・花芽・肥料・日照の四つで、どれかによって手当てが正反対になります。まず葉の様子で見分けてください。

見分けがつかないときは、まず一日水をたっぷり与えて翌朝を見ます。それで新しい葉の出方が変わらなければ、原因は水ではなく花芽か肥料です。

葉の様子原因手当て
昼にしおれ夕方戻る水切れ朝たっぷり与え株元を敷き藁で覆う
先端に小さい葉が密集花芽ができた先端を摘み、脇芽の葉に切り替える
全体が淡い緑で小さい肥料切れ二週に一度の追肥を再開する
厚く濃く縮れる直射日光が強すぎる午後だけ日陰になる場所へ移す

水やりで葉の柔らかさが決まる

しその葉のやわらかさは、育っている間ずっと水があったかどうかで決まります。一度硬くなった葉は戻らないので、あとから直すのではなく切らさないことが対策のすべてです。

朝に株元へ
夏は朝、株元の土にたっぷり与えます。葉にかけると濡れた葉が日に焼け、白い斑になって商品価値ならぬ食味が落ちます。
乾かした日を作らない
一日でも激しく乾かすと、その後に出る葉は硬くなります。硬くなった葉は元に戻らないので、水を切らさないことが最大の対策です。
敷き藁を敷く
株元を藁か刈草で覆うと乾きが遅れ、泥はねも防げます。泥はねは下葉の病気の入り口なので、二つの効果があります。
半日陰でよく育つ
しそは強い西日より、午前中だけ日が当たる場所を好みます。真夏に日陰ができる場所なら、そこが最適地です。

鉢は葉が茂るほど乾きが早くなります。同じ回数で足りていたのが7月に足りなくなるのは普通のことです。

追肥は収穫のたびに減る分を戻す

しそは葉を何度も摘み取る作物なので、実を採る野菜より養分の持ち出しが続きます。元肥(植える前に土へ混ぜておく肥料)だけで夏を越そうとすると、8月には葉が小さくなります。

始める時期
植え付けから3〜4週間後、または一度目の摘心のあとから始めます。それ以前は元肥だけで足ります。
間隔と量
2週間から3週間に一度、化成肥料をひとつまみ株元に。葉色が濃い緑を保っていれば足りている合図です。
やりすぎのサイン
葉が濃すぎて厚く波打つ、アブラムシが増える、これは窒素過多です。追肥(育てている途中で足す肥料)を一回飛ばして水だけにします。
液体肥料で補う
回復を急ぐときは薄めた液体肥料を水やり代わりに与えます。固形より早く効き、数日で新しい葉の大きさが変わります。

収穫が多いほど養分が持ち出されます。たくさん摘んだ週の翌週は、追肥を一度入れてから次の収穫に入ってください。

プランターで育てるときの容量

プランターでも摘心と収穫の考え方は地植えと同じです。違うのは乾きの速さだけで、そこさえ押さえれば1株で毎日の薬味はまかなえます。

容器植える株数注意点
65センチ標準2株夏は朝夕2回の水やりが要る
深さ25センチ以上の丸鉢1株10リットル以上あると乾きにくい
直径15センチの小鉢不向き半日で乾き葉が硬くなる
10リットル未満の鉢1株梅雨明け後は毎日水切れするので不向き

鉢は夏だけ半日陰へ動かせるのが利点です。動かせる利点を使わず炎天下に置くと、地植えより早く傷みます。

しその剪定・切り戻しに使うもの

切り戻しは株を若返らせる作業です。切る位置と、切り口を乾かすことに関わるものだけで足ります。

  • 剪定ばさみ探す言葉「剪定ばさみ 園芸 ステンレス」
    規格の目安
    刃渡り 5cm 前後。バイパス式(刃が交差するもの)は切り口がきれいです。

    アンビル式(刃が台に当たるもの)は茎を潰します。生きた枝を切るならバイパス式を選びます。

  • 消毒用アルコール探す言葉「消毒用アルコール スプレー」
    規格の目安
    濃度 70〜80%。スプレー式。

    株を変えるたびに刃を拭きます。病気の株から健全な株へ、はさみが運んでしまうのを防げます。

  • 園芸用手袋探す言葉「園芸手袋 背抜き」
    規格の目安
    手のひらにゴムを張った背抜きタイプ。細かい作業ができる薄手のもの。

    茎の汁でかぶれる植物があります。厚い革手袋だと、切る位置を指で確かめられません。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 柔らかい茎の草花は、指で摘めばはさみは要りません。
  • 癒合剤は木の太い枝を切るときのもので、草花には要りません。

しその収穫までのコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はしその育て方にまとめています。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

この記事は広告を含みます。

次に読む

しそについて、続けて読むならこちら。

Gadenin 栽培記録アプリ・無料アプリを入れる