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🌿 ハーブ

しその育て方|栽培方法と収穫までのコツ

こぼれ種で毎年出ます。発芽の記録があると翌年の管理が楽になります。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

しその写真

科: シソ科属: Perilla

栽培カレンダー

関東地方の目安です。地域と品種で前後します。実際の日付は記録に残しましょう。

播種・育苗生育収穫

9月のしそは「収穫」の時期です。 9月の畑仕事を見る

しその月別の作業を詳しく見る

しそを詳しく知る

項目ごとに 1 ページで掘り下げています。いま知りたいところから読んでください。

記録しておきたいタイミング

播種・定植した日

こぼれ種でも増えます。植えた場所と日を残すと、翌年に勝手に生えてくる場所が予測できます。

摘心した日

先端を摘むとわき芽が増えて収穫量が上がります。バジルと同じ考え方です。

収穫を始めた日

下の葉から順に採ります。採り始めた日と、株数に対する消費量を残すと来年の株数が決まります。

穂じそ・実じその時期

秋に花穂が出ます。穂じそとして採った日と、実を採った日を残しておきます。

しその種まきと発芽を詳しく見る

収穫までのコツ

しそを育てるうえで、うまくいくかどうかを分ける勘所です。暦や病害虫の前に、ここだけ押さえておくと結果が変わります。

半日陰で葉をやわらかく保つ

強い日ざしに当て続けると葉が厚く硬くなり、縁が内側へ丸まります。午後に日陰になる場所や寒冷紗の下では、薬味向きの薄い葉が採れます。

株間は30cmとって植える

込み合うと下葉まで光が入らず、株が上へ細長く伸びます。30cm前後あけると脇枝がよく張り、1株から長く摘み取り続けられます。

下の大きい葉から摘み取る

先端の若い葉を取ると枝分かれが止まります。下位の展開した葉から使えば新芽が残り、枝数を増やしながら収穫を続けられます。

こぼれ種の芽を春に間引く

翌春は足の踏み場もないほど芽が出ます。本葉2枚のころに良い株だけ残して間引くと、残した株が大きく育ち、株ごとの世話も楽になります。

青じそと赤じそは離して植える

シソどうしは交雑しやすく、こぼれ種から翌年は中間の色や香りの株が出ます。両方育てるなら数メートル離すか、片方だけを残します。

しその収穫と保存を詳しく見る

しその栽培をはじめるのに用意するもの

ハーブは乾き気味を好むものが多く、水はけのよい土と、こまめに摘める道具があれば始められます。

  • ハーブ用の培養土探す言葉「ハーブ 培養土 水はけ」
    規格の目安
    水はけ重視の配合。14〜25L の袋。
    数量の目安
    8 号鉢 1 個で約 8L。

    地中海原産のものが多く、水もちのよい土だと根が傷みます。用途の書かれた土を選びます。

  • 摘芯・収穫用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ ハーブ 収穫」
    規格の目安
    刃渡り 3〜5cm、ステンレス製。

    先端を摘むと下の節から枝が 2 本出ます。摘み続けるほど株が茂り、収穫が増えます。

  • 素焼き鉢・スリット鉢探す言葉「素焼き鉢 8号」
    規格の目安
    直径 24cm(8 号)前後。素焼きは鉢そのものから水が抜けます。

    乾き気味を好むハーブには、プラスチック鉢より素焼きのほうが合います。

  • 乾燥ネット探す言葉「ハーブ 乾燥ネット 三段」
    規格の目安
    直径 45cm 前後の三段。

    穫ったその日に吊るせるようにしておくと、香りを残したまま保存できます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 肥料は控えめでよいので、まず 1 本の液肥があれば足ります。
  • 多年草のハーブは苗から始めたほうが早く、種まきの資材は要りません。

しその病害虫(16

症状・予防・対処が分かっているものを、重要度の高い順に並べています。「一般的な内容」と付いているものは、この作物にかぎった記述がまだ無く、病害虫そのものの説明を出しています。

さび病

主要病気

時期 夏〜秋(7〜10月)出る場所 葉裏出やすい条件 多湿。密植

症状 葉裏に橙〜褐色の小さな盛り上がった斑点ができ、進むと葉が枯れ落ちます。

予防 密植を避けて風を通します。しそはこぼれ種でびっしり生えるので、思い切って間引くのが効きます。

対処 発病葉を取り除きます。株が茂りすぎているなら刈り戻すと新しい葉が出ます。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Aecidium minoense、Aecidium quintum、Arthuriomyces peckianus ほか90

抽苔 (とう立ち)

主要生理障害

時期 晩夏〜秋(8〜10月)出る場所 株の先端出やすい条件 日が短くなる時期

症状 先端に花穂が上がり、葉が固く小さくなります。

予防 日が短くなると必ず花芽がつきます。摘芯を繰り返して脇芽を伸ばすと、柔らかい葉を長く採れます。

対処 花穂は穂じそとして食べられます。葉を採り続けたいなら、花穂を早めに摘みます。

病気ではありません。しその一生の自然な流れです。

ハダニ類

主要害虫

時期 盛夏(7〜9月)出る場所 葉裏出やすい条件 高温乾燥。雨の当たらない場所

症状 葉裏に細かい虫がつき、表から白いかすり状に見えます。進むと葉がゴワゴワして食用にならなくなります。

予防 しそは葉を食べる作物なので、乾燥させないことが直接の対策になります。葉裏に水をかける習慣をつけます。

対処 葉水で洗い流すのが基本です。収穫して食べる葉なので、薬に頼らず葉水と摘み取りで対応するのが現実的です。

しその「葉が白っぽくざらつく」はほぼこれ。虫が小さく見つけにくいので、葉裏を確認してください。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): ハダニ科

ハマキムシ類

主要害虫

時期 夏(6〜9月)出る場所 新芽・葉出やすい条件 新芽が伸びる時期

症状 若い葉が糸で綴じられて巻かれ、中に幼虫がいます。摘芯した後の新芽が狙われます。

予防 新芽を見回り、巻かれた葉を早めに取ります。

対処 巻いた葉ごと処分します。食べる葉なので、薬より手で取るほうが確実です。

しそでは「ベニフキノメイガ」の幼虫がこの被害を出します。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): ハマキガ科

炭疽病

よくある病気

時期 梅雨〜夏(6〜8月)出る場所 葉・茎出やすい条件 高温多雨

症状 葉に円い褐色の病斑ができ、中央が抜けて穴になります。

予防 雨よけと敷きわら。密植を避けます。

対処 発病葉を取り除きます。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Colletotrichum Colletotrichum gloeosporioides、Colletotrichum acutatum、Colletotrichum aenigma ほか66

苗立枯病

よくある病気

時期 播種期(4〜5月)出る場所 地際の茎出やすい条件 低温多湿。厚まき

症状 発芽後の苗が地際でくびれて倒れます。

予防 厚まきを避け、播種後の過湿を避けます。

対処 発病株を取り除き、間引いて風を通します。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Achlya klebsiana、Cylindrocladium canadense、Fusarium avenaceum ほか41

斑点病

よくある病気

時期 梅雨〜秋(6〜9月)出る場所出やすい条件 多湿。泥はね

症状 葉に褐色の斑点ができ、広がると穴が開きます。

予防 敷きわらで泥はねを止め、下葉を整理します。

対処 発病葉を取り除きます。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Acroconidiella tropaeoli、Alternaria azukiae、Alternaria dianthi ほか80

青枯病

病気一般的な内容

症状 日中に葉が青いまましおれ、朝夕は回復する状態を数日繰り返したのち枯死する。茎を切って水に浸すと白濁した細菌液が糸を引いて出る。

予防 連作を避け、抵抗性台木の接ぎ木苗を使う。排水をよくして高畝にし、根を傷つける深耕や過度な中耕を控える。

対処 有効な治療手段はないため、発病株は土ごと早めに抜き取り処分する。作業に使ったハサミや手を洗い、同じ場所でのナス科の連作をやめる。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Erwinia tracheiphila、青枯病菌、Ralstonia sp.

疫病

病気一般的な内容

症状 葉に暗緑色の水浸状病斑ができ、急速に拡大して褐色に枯れる。葉裏や病斑周縁に白いかびを生じ、茎や果実にも黒褐色の病斑が広がる。

予防 健全な種いも・苗を使い、排水と通風を確保する。雨よけ栽培や敷きわらで泥はねを防ぎ、ナス科の連作を避ける。

対処 発病株は速やかに抜き取り、圃場外で処分する。降雨前に登録のある殺菌剤を予防散布するのが基本で、発生後の回復は難しい。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Phytophthora asparagi、Phytophthora cactorum、Phytophthora cambivora ほか26

褐斑病

病気一般的な内容

症状 葉に淡褐色〜灰褐色の小斑点ができ、拡大して不整形の病斑となる。病斑が融合すると葉全体が枯れ、株の勢いが急落する。

予防 換気と除湿で葉の濡れ時間を短くし、密植を避ける。被害葉と残さは早めに処分し、連作ほ場では品種と作型を見直す。

対処 初発を見たら病葉を除去し、登録のある殺菌剤を葉裏まで散布する。耐性菌が出やすいので同一系統の連用は避ける。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Acidovorax avenae subsp. cattleyae、Alternaria alternata、Alternaria dauci ほか57

菌核病

病気一般的な内容

症状 地際や茎、結球部が水浸状に軟腐し、白い綿毛状の菌糸で覆われる。やがて内部や表面に黒い菌核が形成され、株は萎れて枯死する。

予防 排水を良くし、密植と過湿を避ける。菌核は土中で数年生存するため、被害株は菌核ごと取り除き、イネ科との輪作や深耕を行う。

対処 発病株は周囲の土ごと除去して処分する。発生しやすい時期には登録のある殺菌剤を株元中心に散布する。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Sclerotinia bulborum、Sclerotinia intermedia、Sclerotinia rubi ほか5

ネコブセンチュウ

害虫一般的な内容

症状 日中に株が萎れ、施肥や潅水をしても回復しない。抜き取ると根に大小の こぶ が数珠状に付き、細根が乏しい。

予防 同じ科の連作を避け、対抗植物のマリーゴールドや緑肥を輪作に入れる。抵抗性台木の接ぎ木苗を使うのも有効だ。

対処 被害株は根ごと抜き取り圃場外へ持ち出す。夏季は透明マルチによる太陽熱消毒で土壌中の密度を下げる。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): ネコブセンチュウ属、アレナリアネコブセンチュウ、キタネコブセンチュウ ほか5

半身萎凋病

病気一般的な内容

症状 下葉の片側だけが黄変・萎凋し、症状が上位葉へ進む。茎の導管が淡褐色に変色し、株は生育不良のまま枯れていく。

予防 抵抗性台木の接ぎ木苗を使い、ナス科・ウリ科の連作を避ける。被害残さを持ち込まず、地温の上がりすぎ・下がりすぎを避ける。

対処 発病株は抜き取り処分する。多発ほ場では太陽熱消毒や輪作で菌密度を下げ、必要なら登録のある土壌消毒剤を検討する。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Verticillium albo-atrum、Verticillium dahliae、Verticillium nigrescens ほか1

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記録されている病名(3

農研機構の日本植物病名データベースに、この作物で報告のある病名です。症状の記述はこれからです。

そうか病モザイク病斑紋病

よくあるトラブル

葉が硬く小さくなる

花が咲き始めています。摘心と花芽の摘み取りで葉の収穫期間を延ばせます。

葉に細かい斑点、株が弱る

ハダニです。乾燥で増えるので、葉裏に水をかけます。

葉が穴だらけ

ベニフキノメイガです。葉が糸で綴られていたら中に幼虫がいます。その部分を取り除きます。

香りが弱い

肥料が多すぎるか日照不足です。しそは痩せ地でも育ちます。日当たりを優先します。

品種一覧(13

Gadenin の作物マスタに登録されているしその品種です。アプリで Plant を登録するときに候補として出てきます。

5

3

その他5

しその動画ランキング

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この作物でよく出る用語

本文に出てくる言葉の意味は、園芸用語集で短く説明しています。

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作物名に「しそ」と打つだけで品種候補が出ます。定植日を入れれば経過日数が自動で表示され、写真とメモを積み重ねるだけで栽培ヒストリーができあがります。

ベランダの一鉢でも、市民農園でも、出荷用の圃場でも使い方は同じです。株数や品種を分けて管理できるので、家庭菜園・園芸の記録としても、農作業の記録としてもそのまま使えます。

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