水は乾いたらたっぷり、が基本
ステビアは湿った土を好み、水切れするとすぐに葉がしおれます。ただし土が常にびしょ濡れだと根が呼吸できず腐ります。表面が乾いたらたっぷり与え、次に乾くまで待つ、を繰り返します。
地植えは根付いてしまえば雨だけでほぼ足りますが、真夏に晴れが一週間続いたら朝に株元へ与えます。プランターは夏なら朝夕二回になることもあり、朝に土を触って判断します。
| 時期 | 露地 | プランター |
|---|---|---|
| 5月〜6月(根付くまで) | 乾いたら朝に与える | 表面が乾いたら鉢底から流れるまで |
| 7月〜8月 | 一週間晴れたら与える | 朝に確かめ、夕方しおれていれば二回目 |
| 9月〜10月 | ほぼ不要 | 二日から三日に一回が目安 |
| 11月以降 | 不要 | 週一回、土が乾いてから |
摘心で枝を増やして葉を穫る
ステビアは放っておくと一本の茎がひょろりと伸び、葉の数が増えません。植え付けの二週間後から、茎の先を摘む摘心(先端を摘んで枝分かれさせること)を繰り返すと、こんもりした株になって葉の収量が上がります。
摘んだ先は捨てずに、そのまま乾かして甘味料にできます。六月から八月にかけて、伸びた枝の先を三回から四回摘むと、秋には枝数が二十本を超える株になります。
- 本葉八枚で一回目
- 根付いて本葉が八枚ほどになったら、上の二節を指で摘みます。残った節からわき芽(葉の付け根から出る芽)が伸びます。
- わき芽が十センチで二回目
- 伸びたわき芽が十センチほどになったころ、それぞれの先をまた摘みます。株の内側の細い枝は残さず、外向きの枝を残します。
- 八月までに三回目
- 梅雨明けから八月上旬に同じことを繰り返します。八月下旬以降は花芽ができ始めるので摘心はやめ、収穫に切り替えます。
追肥は月一回、少なめに
ステビアは肥料を多く必要としませんが、葉を穫り続けると養分が減ります。植え付けの一か月後から、月に一回、化成肥料をひと握りの半分ほど株元から離して施す追肥(育ちの途中で足す肥料)で足ります。
肥料が多すぎると茎ばかり伸びて葉が薄くなり、甘みも落ちます。葉が濃い緑で大きすぎるときは追肥を一回飛ばします。逆に下葉から黄色くなって新しい葉が小さいなら肥料切れです。
- 六月から月一回
- 株元から十センチ離して化成肥料をひと握りの半分まき、指で軽く土と混ぜます。プランターは液体肥料を二週に一回でも構いません。
- 葉の色で量を決める
- 葉が濃くて大きすぎるなら次回は飛ばし、下葉から黄色くなるなら少し増やします。株の姿を見て決めます。
- 九月で止める
- 九月中旬以降は肥料を止めます。遅くまで肥料が効いていると花芽ができにくく、冬越しの株も弱ります。
プランターは水やりで肥料が流れるので、化成肥料の代わりに水で薄めた液体肥料を二週間に一回にすると量の加減がしやすくなります。葉の色を見て、濃すぎるなら一回飛ばします。
梅雨と真夏は蒸れと水切れの両方に注意
梅雨は雨で土が乾かず、株の内側が蒸れて下葉が黒くなります。摘心で枝を増やした株ほど蒸れやすいので、六月中に株の内側の細い枝を切って風を通します。株元に敷きわらをすると泥はねも減ります。
梅雨明けの急な日差しで葉焼けすることがあります。日差しに慣れていない葉が白く抜けたら、西日を避けるか寒冷紗をかけます。水切れと日焼けが重なると回復が遅いので、朝の水やりを欠かさないようにします。
- 六月に内側を透かす
- 株の内側で込み合った細い枝や、下向きに伸びた枝を付け根から切ります。外から見て向こうが透けるくらいが目安です。
- 敷きわらで泥はねを防ぐ
- 株元に敷きわらか腐葉土を三センチ敷き、雨の泥はねと土の乾きを同時に防ぎます。茎の根元には直接触れさせず、指一本分あけて敷くと蒸れません。
- 真夏は朝に水を
- 夕方にしおれていても、夜に与えると蒸れます。朝にたっぷり与え、夕方はよほどぐったりしていなければ待ちます。
水と肥料でつまずいたときの切り分け
葉がしおれる、下葉が落ちる、甘みが弱い。ステビアの不調は水と肥料の過不足がほとんどです。土を触って湿り具合を確かめてから、どちらが原因かを判断します。
- 土が湿っているのにしおれる
- 根腐れです。水を止めて土を乾かし、それでも戻らなければ掘り上げて黒い根を切り、新しい土に植え直します。元気な枝は挿し木で保険にします。
- 下葉が次々に落ちる
- 蒸れか水切れの繰り返しです。内側の枝を透かして風を通し、水やりの間隔を一定にします。
- 葉の甘みが弱い
- 肥料が多いか、収穫が遅れています。追肥を止め、花が咲く前の若い葉を穫ります。株ごとの個性もあるので、甘い株を挿し木で残します。
- 茎が伸びて葉がまばら
- 光不足か摘心不足です。日当たりに移し、伸びた先を摘んで枝を増やします。鉢なら向きを週に一回変えると、片側だけ伸びるのも防げます。
ステビアの育てている間に使うもの
ハーブは肥料を与えすぎると、葉は茂っても香りが薄くなります。他の植物より控えめが基本です。
- ハーブ用の培養土探す言葉「ハーブ 培養土 水はけ」
- 規格の目安
- 水はけ重視の配合。「ハーブ・野菜用」と書かれたもの。
- 数量の目安
- 8 号鉢 1 個で約 8L、65cm プランターで 12〜15L。
地中海原産のものが多く、乾き気味を好みます。水もちのよい土だと根が傷みます。
- 液体肥料(薄めて使う)探す言葉「液体肥料 ハーブ」
- 規格の目安
- 1000 倍希釈の原液を、さらに薄めて使います。
与えすぎると香りが薄くなります。月 1 回、規定の半分の濃さから試すのが安全です。
- 摘芯用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 摘芯 細かい」
- 規格の目安
- 刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。
先端を摘むと、その下の節から枝が 2 本出ます。これを繰り返すと収穫量が増えます。
- 肥料は控えめでよいので、種類を買いそろえる必要はありません。
- 花が咲く前に摘めば、香りの落ちる時期を遅らせられます。道具は要りません。
ステビアの収穫までのコツは作物ページに
栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はステビアの育て方にまとめています。
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