乾かし気味が基本
ひまわりは乾燥に強く、過湿に弱い植物です。根が深く入るので、地植えなら根づいた後の水やりはほとんど要りません。夏の昼に葉がしおれても、夕方に戻るなら与えなくて構いません。
与えるのは朝しおれているときです。朝の時点で葉が垂れていれば土の水が足りていません。株元にゆっくりと、根の深さまで届く量を一度に与えます。少量を毎日かけると根が浅くなります。
- 地植えの目安
- 発芽から2週間は乾かさず、その後は雨任せにします。真夏に1週間以上雨がなく、朝しおれる日が続くときだけ株元にたっぷり与えます。
- 鉢とプランター
- 土の量が少ないので毎日必要になります。表土が乾いたら鉢底から流れ出るまで与え、受け皿の水は必ず捨てます。真夏は朝夕の二回になります。
- 与える時間帯
- 日中の高温時に葉へ水をかけると葉を傷めることがあります。朝の涼しいうちに、葉ではなく株元へ与えるのが基本です。
鉢を受け皿に浸けたままにすると根が酸欠になり、水があるのにしおれます。しおれたら水をやる前に受け皿を確かめます。
肥料は控えめが正解
多肥で倒れます。とくに窒素が多いと茎と葉ばかりが伸びて中身が詰まらず、花の重さを支えきれずに折れます。肥えた畑では元肥(植える前に土へ混ぜておく肥料)なしでも十分に育ちます。
必要なのは元肥を土に混ぜておくことと、蕾が見え始めた頃の少量の追肥(育てている途中で足す肥料)だけです。花を充実させるのはリン酸とカリで、窒素を足しても花は大きくなりません。
| 時期 | 肥料 | 考え方 |
|---|---|---|
| 植える2週間前 | 堆肥と緩効性肥料を土に混ぜる | 元肥でほぼ足りる |
| 本葉4〜6枚 | 原則なし | 伸ばしすぎない |
| 蕾が見えた頃 | リン酸の多い肥料を少量 | 花を充実させる |
| 開花後 | なし | 種の充実は葉の働きに任せる |
葉が濃い緑で厚いのに節が間のびしている株は肥料が効きすぎています。追肥をやめ、支柱を早めに立てて倒伏に備えます。
土寄せは支柱より先に効く
株元に土を寄せると、そこから細い根が新しく出て株を地面につなぎとめます。支柱を足す前にまずこれをやります。手間のわりに倒伏を減らす効果が大きい作業です。
効くのは早い時期です。茎が硬くなってから寄せても新しい根は出にくく、土を積み上げただけになります。本葉が5枚を過ぎる前に一回目を済ませます。
- 一回目の土寄せ
- 本葉5〜6枚、草丈20〜30センチの頃に株元へ土を寄せ、5センチほど盛ります。同時に周りの雑草も埋められます。
- 二回目の土寄せ
- 草丈が50センチを超えた頃にもう一度、10センチほど高く寄せます。茎が硬くなり始めているので、株から離れた場所の土を使い根を傷めないようにします。
- 鉢は増し土で
- 植えるときに縁まで土を入れず3センチ空けておくと、後から足せます。ぐらつく株はこの増し土だけで落ち着くことがあります。
土寄せ(株元へ土を寄せること)は雨の直後を避けます。ぬれた土は固まって空気が通らず、寄せた部分から新しい根が出にくくなります。
支柱はいつ、どう立てるか
草丈が1メートルを超える品種には必ず支柱が要ります。倒れてからでは茎の中が潰れて戻らないので、蕾が見えるより前、草丈50センチ前後で立てておきます。
支柱の長さは草丈より短くて構いません。支えたいのは花の重みで曲がる上半分ではなく、風で株ごと傾く下半分だからです。花の下まで届けば十分です。
| 草丈のめやす | 支柱 | 結ぶ位置 |
|---|---|---|
| 50センチ以下 | 不要 | ― |
| 50〜150センチ | 1.2〜1.5メートルを1本 | 2か所 |
| 150センチ以上 | 1.8メートル以上を1本 | 3か所、上は花の下 |
ひもは支柱と茎のあいだで交差させ、茎側をきつく締めません。茎は太るので、きつく巻くとそこがくびれて折れる起点になります。
支柱を立てるときのこつ
- 深く挿す
- 支柱は地中に30センチ以上入れます。浅いと株ごと支柱が傾きます。株元から5センチ以上離して挿し、太い直根を貫かないようにします。
- 列で植えたとき
- 両端に太い支柱を立てて上下2段に横ひもを渡し、株をそのあいだに通します。一本ずつ結ぶより早く、風でまとめて倒れるのを防げます。
- 台風の前に
- 結び目の緩みを直し、上のほうにもう1か所足します。花が咲いた株は頭が重く、風より先に自分の重さで傾きます。
倒れた株の戻し方
倒れた株をそのまま放置すると、茎が起き上がろうとして曲がり、花が横や下を向いたまま固まります。倒れた日のうちに起こすかどうかで見た目が変わります。
- 起こす前にすること
- 乾いた土のまま引き起こすと根が切れます。先に株元へ水をやって土をゆるめ、根の側を押さえながらゆっくり立てます。
| 倒れ方 | 茎の状態 | 対処 |
|---|---|---|
| 根元から傾いた | 折れてはいない | 起こして土を寄せ、支柱で固定する |
| 途中で折れかけた | 皮がつながっている | 添え木を当てて上下をひもで巻く |
| 完全に折れた | 中が潰れている | 花を切って室内で飾る |
| 鉢ごと倒れた | 茎は無事 | 大きい鉢に替えて壁ぎわへ移す |
折れかけた茎は数日かけて自分で立て直そうとします。添え木は真っすぐに戻そうとせず、折れた角度のまま固定するほうが枯れません。
ひまわりの育てている間に使うもの
草花の管理は、花がらを摘むことと、肥料を切らさないことに尽きます。どちらも道具は小さくて済みます。
- 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
- 規格の目安
- 刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。手に収まる小さいものが疲れません。
咲き終わった花をそのままにすると、種を作るほうへ養分が回って次の花が減ります。摘み続けるほど花期が伸びます。
- 液体肥料探す言葉「液体肥料 花 リン酸」
- 規格の目安
- 1000 倍希釈の原液。リン酸の数字が高いもの。
つぼみの上がる時期に週 1 回。窒素の多い肥料を続けると、葉ばかり茂って花が減ります。
- 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 置き肥 花」
- 規格の目安
- 2〜3 か月効く粒状。鉢の縁に置きます。
- 数量の目安
- 8 号鉢に 10〜15g を 2〜3 か月ごと。
水やりのたびに考えなくて済みます。液肥との併用なら、置き肥は規定量の半分から始めます。
- ジョウロ(ハス口付き)探す言葉「ジョウロ 5L ハス口」
- 規格の目安
- 容量 4〜5L。ハス口が外せるものは、株元だけに与えるときに便利です。
花に水をかけると傷んで早く終わります。ハス口を外して株元へ注げば、花を濡らさずに済みます。
- 花がらは指で摘める種類が多く、はさみが要るのは茎の硬いものだけです。
- 活力剤は肥料の代わりになりません。
ひまわりの長く咲かせるコツは作物ページに
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