まく時期は地温で決める
地温が15℃を安定して超えてからまきます。発芽に適した温度は20〜25℃で、これより低いと種が土の中で腐り、芽が出ても揃いません。桜が終わって土がぬるむ頃が合図です。
遅い側にも限りがあります。7月下旬以降にまくと開花が日の短い秋にかかり、草丈が伸びないまま小さく咲きます。大輪の巨大種は開花まで80日以上かかるので6月中にまき終えます。
| 地域 | まける期間 | 逆算のしかた |
|---|---|---|
| 暖地(九州・四国など) | 4月上旬〜7月中旬 | 咲かせたい日の60〜80日前 |
| 中間地(関東〜近畿の平地) | 4月下旬〜7月上旬 | 咲かせたい日の60〜80日前 |
| 寒冷地(東北・北海道) | 5月上旬〜6月下旬 | 遅霜が終わってから |
夏休みの自由研究に間に合わせるなら5月の連休前後が安全です。矮性から中性で55〜70日、大輪の巨大種で80日以上を見込みます。
種まきの手順
点まきにする
30センチ間隔に浅いくぼみを作り、1か所へ3〜4粒を離してまきます。すじまきは間引きが煩雑になり、残す株の根を傷めやすくなります。
覆土は1〜2センチ
種の厚みの2〜3倍が目安です。浅すぎると鳥に見つかり乾いて発芽が止まります。深すぎると双葉が土を持ち上げられず、地中で曲がります。
まいた後は押さえる
土をかぶせたら手のひらで軽く押さえ、種と土を密着させます。すきまが残ると水が回らず、同じ日にまいたのに発芽がばらつきます。
水は最初にたっぷり
まいた直後にたっぷり与え、その後は表土が乾いたら与えます。発芽までのおよそ4〜10日は、土の表面を乾かしきらないようにします。
覆土して軽く押さえる(転圧という)と、種と土が密着し、水を吸いやすくなります。強く固めすぎないようにします。
種の向きは神経質にならなくて構いませんが、平らな面を下にして寝かせて置くと発芽が揃いやすくなります。
なぜ直まきなのか
ひまわりは太い根がまっすぐ下へ伸びる直根性です。この根の先をいちど傷めると細い横根で補うしかなくなり、草丈が伸びず、風で倒れやすい株になります。だからまく場所に直接まきます。
苗がほとんど売られていないのも同じ理由です。苗を使うなら本葉2〜3枚まで、草丈10センチ以下の若いうちに、根鉢をいっさい崩さずに植えます。それを過ぎた苗は活着しても伸びが鈍ります。
- 直まきが基本
- 畑でも鉢でも咲かせたい場所に直接まきます。移植の工程がないぶん失敗が減り、根が深く入るので夏の水やりも軽くなります。
- ポットを使う場合
- 鳥や虫の害が激しい場所では9センチほどのポットにまき、本葉2枚で定植します。ポットの底から根が出る前に植えるのが条件です。
- やってはいけないこと
- 箱にまいて一本ずつ抜いて植える方法は直根が確実に切れます。芽が出た株を掘り上げて場所を変えるのも同じで、そこで背丈が止まります。
株間の決め方
株間は品種の草丈でそのまま決めます。狭いと草丈は伸びますが茎が細く花も小さくなり、広く取ると草丈は表示よりやや低く、太くて花の大きい株になります。
| 品種の草丈 | 株間 | 目で見る合図 |
|---|---|---|
| 30〜60センチ | 20〜25センチ | 葉が隣と触れ始めたら詰めすぎ |
| 80〜150センチ | 30〜40センチ | 昼に株元まで光が届く程度 |
| 150センチ以上 | 50〜60センチ | 隣の株と葉が重ならない |
一株だけを大きくしたいなら、周囲1メートルに何も植えないのがいちばん効きます。ひまわりは同じひまわりどうしでも激しく光を取り合います。
発芽しないときの見きわめ
| 症状 | 考えられる原因 | 次にすること |
|---|---|---|
| 10日たっても出ない | 地温が低い、種が古い | 土を掘って種を確かめ、まき直す |
| 芽が出てすぐ倒れる | 地際を虫に食われた | 株元の土を浅く掘って幼虫を探す |
| 種が掘り返されている | 鳥やネズミが食べた | 不織布をかけて発芽まで覆う |
| 双葉が黄色く枯れる | 過湿で根が傷んだ | 水やりを減らし、水はけを直す |
まき直しは7月上旬までなら十分に間に合います。1週間様子を見るより、原因を直してすぐまき直すほうが結果は良くなります。
間引きが草丈と太さを決める
最終的な茎の太さと花の大きさは、間引きの時期でほぼ決まります。込み合ったまま育てると光と水の取り合いで細く長い茎になり、花が小さく、風で折れます。
二段階で減らします。双葉が開いて本葉が1〜2枚になったら各所2本に、本葉3〜4枚になったら、いちばん茎が太くて節の詰まった1本を残します。
- 抜かずに切る
- 残す株の根が動くので、引き抜かずに地際をはさみで切ります。二回目は根が絡んでいるため、抜くと残す株まで一緒に浮き上がります。
- 残す株の見分け方
- 背が高い株ではなく、茎が太く双葉の間隔が詰まった株を残します。ひょろ長い株は光を取り合って徒長(間のびして弱く伸びること)したしるしで、後から太り直しません。
- 間引きが遅れたら
- 本葉5枚を過ぎたら無理に1本にせず、2本立ちのまま支柱で支えます。この時点で減らしても、細くなった茎はもう太くなりません。
ひまわりの種まきでよくある質問
ひまわりの種はいつまく?
地温が15℃を安定して超えてからまきます。発芽に適した温度は20〜25℃で、…。地域、品種、その年の気温で前後するため、本文の適期も確認してください。
ひまわりの種はどうやってまく?
点まき / すじまきが目安です。種の性質に合わせた覆土と、発芽までの水分管理が大切です。
ひまわりの種は何cmの深さにまく?
種の大きさや好光性・嫌光性によって異なります。本文の覆土の目安と、購入した種袋の表示を優先してください。
ひまわりの種まき後は毎日水やりする?
回数ではなく土の乾き具合で判断します。発芽までは表土を乾かさず、過湿で水がたまる状態は避けます。
ひまわりは何日で発芽する?
発芽日数は地温と品種で変わります。種袋の目安を確認し、適温と水分を保って待ちます。
ひまわりの間引きはいつする?
葉が触れ合い始めた段階で、生育の良い株を残しながら数回に分けます。詳しい段階は本文で確認してください。
ひまわりの種まきに使うもの
草花の種は野菜より小さいものが多く、覆土の厚さで発芽が決まります。光を好む種はほとんど土をかけません。
- 種まき用土探す言葉「種まき培土 細粒」
- 規格の目安
- 粒径 2〜3mm の細かいもの。肥料分の少ないもの。
- 数量の目安
- セルトレイ 128 穴 1 枚で約 2L。
粗い土だと、細かい種が粒の隙間に落ちて深く埋まってしまいます。
- 霧吹き(ハンドスプレー)探す言葉「園芸 霧吹き 大容量」
- 規格の目安
- 500ml〜1L。霧の細かいもの。
好光性の種は土をかけないので、ジョウロだと流れます。発芽まではすべて霧で与えます。
- セルトレイ・浅鉢探す言葉「セルトレイ 育苗 128穴」
- 規格の目安
- 128 穴のセルトレイか、深さ 5cm 前後の浅い育苗箱。
種が小さいほど深い容器は要りません。浅いほうが土が乾きすぎず、温度も上がりやすくなります。
- 園芸ラベル探す言葉「園芸 ラベル 差し込み」
- 規格の目安
- 差し込み式、長さ 10cm 前後。
草花は発芽まで 2 週間以上かかるものもあります。まいた日を書いておかないと、待つか諦めるかを判断できません。
- 種が大きい草花なら、ポットに直接まけばセルトレイは要りません。
- 温室やヒーターマットは、暖かい時期にまくなら要りません。
ひまわりの長く咲かせるコツは作物ページに
栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はひまわりの育て方にまとめています。
iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。
この記事は広告を含みます。