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タアサイの病害虫と障害

タアサイの病害虫と障害|秋の虫を入れないことが要になる

タアサイの栽培イメージ

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タアサイの困りごとの大半はアブラナ科に付く虫です。ネットで入れないことが最も効きます。

症状から原因を切り分ける

タアサイの不調は、葉の傷み方を見ると見当が付きます。穴が開いていれば虫、葉先が茶色ければ乾きか肥料、株元が黒くなっていれば根や病気です。まずこの三つを分けて考えます。

症状考えられる原因手当て
葉に小さな穴が多数コナガの幼虫葉裏を見て捕り、ネットを掛け直す
葉が大きく食われるアオムシやヨトウムシ見つけ次第捕る。夜に株元も探す
葉が縮れて光るアブラムシ水で洗い流すか野菜用の殺虫剤を薄めて使う
株元が黒く軟らかい軟腐病株ごと抜いて処分し、水はけを直す

ネットで入れないことが第一

アブラナ科の葉物では、虫を退治するより入れないほうが確実で手間も少なくて済みます。種をまいた直後からネットを掛け、収穫まで開けないつもりで管理すると被害がほとんど出ません。

掛けたつもりでも、裾の隙間や継ぎ目から入られることがよくあります。掛けたあとに一度、しゃがんで裾を一周確かめておくと安心です。

ネットを掛けていても、間引き追肥のたびに開けます。そのときに虫が入ることが多いので、作業は短時間で済ませ、開けた場所は必ず元通りに押さえてから離れるようにします。

まいた直後に掛ける
芽が出てからでは遅く、すでに卵を産まれていることがあります。種まきと同じ日に掛けるのが基本です。
裾を土で埋める
ネットの裾を十センチほど土に埋めるか、板や土のうで押さえます。持ち上がる隙間があると入られます。
葉がネットに触れない高さに
支柱を立てて浮かせます。葉がネットに接していると、外から卵を産み付けられてしまいます。

付きやすい虫と時期

秋まきの前半、九月から十月がいちばん虫の多い時期です。気温が下がる十一月以降は急に減るので、この二か月をしのげば楽になります。時期を知って構えると対処が早くなります。

虫を見つけたら、その日のうちに取ることが大切です。翌日に回すと数が倍になっていることも珍しくありません。見回りは短くてよいので、毎日同じ時間に見る習慣にすると取りこぼしが減ります。

種類出る時期被害と対処
コナガ9月〜10月葉裏を薄く食う。ネットで防ぎ、捕殺する
アオムシ9月〜11月葉を大きく食う。白い蝶を見たら葉裏を探す
ヨトウムシ9月〜10月の夜夜に食う。株元の土を掘って探す
アブラムシ10月〜11月新芽に群がる。水で流すか薬を薄めて使う

収穫が近い株に薬を使うときは、使ってよい作物と収穫前の日数の表示を必ず確かめてから使ってください。

病気を防ぐ育て方

タアサイは地面に張り付いて育つため、泥はねと過湿が病気の入り口になります。敷きわらで泥はねを防ぎ、水はけをよくし、株間を広く取って風を通せば、たいていの病気は出ません。

病気が出た株は、畑の隅に積まずに袋に入れて処分します。放っておくと次の作にも持ち越します。抜いた跡の土は、しばらく日に当てて乾かしておくと安心です。

敷きわらで泥を防ぐ
株元にわらやもみ殻を敷き、雨で泥がはね上がるのを防ぎます。追肥(育ちの途中で足す肥料)はわらの上からでも構いません。
水はけを直す
雨のあとに水が残る場所は畝を高くします。根が水に浸かる時間が長いと、株元から軟らかくなって腐ります。
同じ場所で続けない
アブラナ科を続けて作ると病気が増えます。翌年は別の科の作物を植える計画にしておきます。

寒さと霜による障害

タアサイは寒さに強い作物ですが、氷点下が続くと葉の縁が白く傷むことがあります。傷んだ葉は元に戻らないので、その部分を取り除いて中心の葉を使います。

凍っている朝に触ると葉が割れます。日が当たって柔らかくなってから作業するだけで、この傷みは避けられます。見回りも収穫も、朝いちばんではなく昼近くに回すと決めておくと確実です。

夜だけ不織布を掛ける
氷点下が続く地域では、日が落ちてから掛け、朝に外します。掛けっぱなしだと甘みが乗りません。
凍った朝は触らない
収穫も見回りも、日が当たってからにします。凍った葉はわずかな力で割れ、そこから傷みが広がります。
傷んだ縁を取る
白く傷んだ縁だけをはさみで落とせば、中心の葉は問題なく食べられます。株ごと抜く必要はありません。

薬を使うかどうかの判断

家庭菜園では、まず捕殺と物理的な防除で足ります。それでも増えて葉が食い尽くされそうなときだけ、野菜用の薬を使うと決めておくと迷いません。使うなら表示を読み、量と回数を守ります。

薬を使ったかどうかと、使った日を記録しておくと判断が楽になります。次に迷ったとき、前の年に何が効いたかが分かり、無駄に使うことも減って結果的に安上がりになります。

場面とる手考え方
数匹見つけた手で捕る毎日見ていれば十分間に合う
葉裏に卵が多い葉ごと取り除くふ化する前なら被害が出ない
株の半分が食われた野菜用の薬を薄めて使う表示の回数と収穫前の日数を守る

タアサイの収穫までのコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はタアサイの育て方にまとめています。

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