採りごろは表面の変化で決める
冬瓜の採りごろは、受粉からの日数と表面の様子で判断します。若い実の表面にある細かい毛が消え、白い粉をふいたようになったら熟した合図です。
| 姿 | 受粉からの日数 | 判断 |
|---|---|---|
| 表面に細かい毛がある | 20日ごろまで | まだ若い。保存はできない |
| 毛が消えて色が濃くなる | 30日ごろ | そろそろ。あと少し待つ |
| 白い粉をふいたようになる | 35〜45日 | 収穫の適期。保存できる |
| つる元が枯れて茶色くなる | 45日以降 | すぐ穫る。置きすぎている |
ヘタを長く残して切る
収穫は晴れた日の午前に行います。実の付いているつるを、ヘタの両側五センチほど残してはさみで切ります。ヘタを短く切ると、そこから水が抜けて保存中に傷みます。
実は重いので、切る前に片手で支えておきます。落とすと見えない傷が付き、その部分から腐り始めます。運ぶときも転がさず、抱えて運びます。
- 晴れた日の午前に切る
- 雨のあとや朝露の残るうちは避けます。表面が乾いた状態で穫ると保存中の傷みが減ります。
- ヘタを五センチ残す
- つるをヘタの両側五センチほど残して切ります。短く切ると切り口から水が抜けて傷みます。
- 支えながら切る
- 片手で実を支えてから切ります。落とすと見えない傷が付き、そこから腐りが始まります。
- 転がさずに運ぶ
- 重くても転がさず抱えて運びます。転がすと表面に細かい傷が付き、保存できる期間が短くなります。
保存は風の通る冷暗所で
熟した冬瓜は、丸のままなら三か月から六か月もちます。名前のとおり、夏に穫った実を冬まで置けるのが持ち味です。冷蔵庫には入れず、風の通る涼しい場所に置きます。
床に直置きせず、すのこや新聞紙の上に置きます。ひと月に一度は表面を見て、柔らかい部分やしみが出ていないか確かめ、傷み始めたものから先に使います。
- 洗わずに置く
- 水で洗うと白い粉が落ち、そこから傷みます。土が付いていれば乾いた布で軽く払う程度にします。
- 風の通る冷暗所へ
- 廊下や物置など、涼しくて風の通る場所に置きます。冷蔵庫では逆に傷みが早まります。
- 床に直置きしない
- すのこや新聞紙の上に置き、実の下にも風を通します。床に直置きすると接地面から傷み始めます。
- 月に一度確かめる
- 表面を手で触り、柔らかい部分やしみがないかを見ます。見つかったものから先に食べます。
切ったあとは日持ちしない
丸のままなら何か月ももちますが、いったん切ると数日しかもちません。切り口から傷むので、使わない分はわたと種を取り除き、切り口にぴったりと包みをして冷蔵します。
一つが三キロから五キロあるので、一度には使い切れません。使う分だけ切り、残りは下ゆでして冷凍しておくと、少しずつ使えて無駄になりません。
- わたと種を取り除く
- 切ったらすぐ、中のわたと種をスプーンでかき出します。ここが最初に傷み始める場所です。
- 切り口を包んで冷蔵
- 切り口に包みをぴったり当てて空気に触れさせず、野菜室へ。三日から四日で使い切ります。
- 残りは下ゆでして冷凍
- 皮をむいて角切りにし、かためにゆでて冷まし、小分けにして冷凍します。一か月ほどもちます。
採り遅れと未熟の見分け
早く穫りすぎた実は保存がききません。若い実は皮が薄く水分が多いので、その日のうちか数日で使い切ります。味は柔らかく、煮物にすると早く火が通ります。
逆に置きすぎると、つる元が枯れて実の中の種が固くなります。食べられないわけではありませんが、味が落ちるので、日数の札を見て早めに判断します。
- 毛が残っていれば若い
- 表面に細かい毛が残っている実は未熟です。保存はできないので、穫ったら数日のうちに使います。
- 白い粉を目安にする
- 表面が白く粉をふいたようになっていれば熟しています。この状態のものだけを保存に回します。
- 札の日数で判断する
- 受粉の日付を書いた札を見て、三十五日から四十五日を目安に穫ります。見た目と合わせて決めます。
- 霜の前に穫り切る
- 霜に当たると傷んで保存がききません。十月中には残った実をすべて穫り、若いものから食べます。
わたと種の使い道と食べ方
冬瓜は淡白な味なので、だしを効かせた煮物や汁物によく合います。皮を厚めにむき、面取りをして煮ると煮くずれしにくく、透き通った仕上がりになります。
皮の内側の緑が残る部分は少し固いですが、細切りにして炒めると歯ごたえが楽しめます。かき出したわたも、汁物に入れればとろみが付きます。
- 皮は厚めにむく
- 緑の部分を残すと固さが気になります。煮物にするなら白い部分が出るまで厚めにむきます。
- 面取りをして煮る
- 角を薄く削っておくと煮くずれしにくくなります。だしで下煮してから味を含ませます。
- 皮も炒めて使う
- むいた皮の内側は細切りにして炒めると食べられます。歯ごたえが残り、無駄なく使い切れます。
冬瓜の収穫に使うもの
穫るときより、穫ったあとに困ります。入れるものと、しまうものを先に用意しておきます。
- 収穫ばさみ探す言葉「収穫ばさみ 野菜」
- 規格の目安
- 刃渡り 5〜7cm のステンレス製。先が丸いものは実を傷つけにくいです。
引きちぎると株のほうに傷が残り、そこから病気が入ります。次の実を穫るつもりなら、切って穫ります。
- 折りたたみコンテナ探す言葉「折りたたみコンテナ 20L」
- 規格の目安
- 20L 前後。使わないときに畳めるものが置き場所を取りません。
袋に入れると重みで下の実が潰れます。積み重ねられる箱なら、そのまま持ち帰れます。
- 鮮度保持袋探す言葉「野菜 鮮度保持袋 有孔」
- 規格の目安
- 厚さ 0.02mm 前後の有孔ポリ袋。葉物用と実物用でサイズを分けます。
穴のない袋に入れると蒸れて傷みます。穴あきの袋は湿りを保ちながら呼吸を通します。
- 新聞紙・保存箱探す言葉「野菜 保存 コンテナ 通気」
- 規格の目安
- 通気穴のある箱。根菜は新聞紙に包んで立てて入れます。
根菜と芋類は洗わずに土を落として乾かし、暗く涼しい場所に置くほうが長くもちます。
- よく切れる普通のはさみで足りる作物は多く、専用の収穫ばさみが要るのは硬い茎のものだけです。
- 真空保存機は、量が出るようになってから考えれば十分です。
冬瓜の収穫までのコツは作物ページに
栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方は冬瓜の育て方にまとめています。
iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。
この記事は広告を含みます。