症状から原因を引く
冬瓜の不調は、葉に出るもの、つるに出るもの、実に出るものに分かれます。どこに出ているかを先に見ると、原因がすぐに絞り込めます。
| 症状 | 考えられる原因 | 手当て |
|---|---|---|
| 葉が白い粉をふく | うどんこ病 | その葉を取り、風を通す |
| 葉に黄色い角ばった斑点 | べと病 | 葉を取り除き、水はねを防ぐ |
| 株元から急にしおれて枯れる | つる割れ病 | 抜いて処分。翌年は場所を変える |
| 葉が丸くかじられる | ウリハムシ | 朝に手で取る。苗は囲いで守る |
| 実の接地面が茶色く腐る | 土との接触と長雨 | 板を敷いて浮かせる |
うどんこ病は風通しで抑える
葉の表が白い粉をふいたようになるうどんこ病は、冬瓜でもっともよく見る病気です。乾いた晴天が続くころに出やすく、葉が重なって風が通らない場所から広がります。
見つけたその日に葉を取り除くのが、いちばん確実な手当てです。取った葉を畑に置くとそこから広がるので、袋に入れて持ち出します。株全体に広がる前なら十分に間に合います。
- 白くなった葉をその日に取る
- 白い粉が出た葉は付け根から取り、袋に入れて畑の外へ持ち出します。畑に残すと広がります。
- 重なった葉を整理する
- 日の当たらない下の葉と、古い葉を取って風を通します。ただし実の上の葉は残します。
- つるを重ねずに這わせる
- 子づるの間隔を五十センチほど空けて広げます。風が通るだけで発生がぐっと減ります。
- 薬を使うなら早めに
- 広がる前ならウリ科の野菜に登録のある薬が効きます。収穫までの日数の表示を必ず守ります。
つる割れ病は連作を避けて防ぐ
元気だった株が急に日中しおれ、数日で枯れるのがつる割れ病です。株元を見ると茎が裂け、白いものが付いていることがあります。土の中の菌が原因で、薬では止まりません。
ウリ科を続けて作った畑で出やすいので、二年から三年あけるのが基本の対策です。接ぎ木苗が手に入るなら、それを使うと発生がかなり減ります。
- 株元を確かめる
- しおれた株の株元を見て、茎が裂けていたらつる割れ病です。回復しないので早めに判断します。
- 抜いて畑の外へ
- 株を根ごと抜き、周りの土も少し取り除いて持ち出します。その場所には植え直しません。
- 二年から三年あける
- キュウリ、カボチャ、スイカを作った場所は避けます。区画に記録を残しておくと迷いません。
- 水はけを直す
- 水がたまる畑では発生が増えます。畝を高くし、雨のあとに水が残らないようにします。
ウリハムシは苗のうちが勝負
だいだい色の小さな甲虫が葉を丸くかじるのがウリハムシです。株が大きくなれば多少食われても平気ですが、植えたばかりの苗は食い尽くされて枯れることがあります。
植え付けから二週間ほどが山場です。囲いを立てるか、防虫ネットをかけて守ります。つるが伸び始めれば、そこから先はあまり気にしなくても大丈夫です。
- 苗に囲いを立てる
- 肥料袋の底を切って苗にかぶせるだけでも効きます。つるが伸び始めて株が大きくなったら外します。
- 朝のうちに手で取る
- 気温の低い朝は動きが鈍く、手で取れます。下に容器を構えて落とすと逃げられません。
- 銀色のものを敷く
- 銀色の反射するものを株元に敷くと寄りにくくなります。敷きわらと組み合わせても構いません。
ウリハムシは幼虫が根も食べます。成虫が多い年は、株元の土を軽く耕して卵を減らしておくと被害が減ります。
実の腐りと日焼けを防ぐ
せっかく太った実が、土に触れた面から腐ることがあります。長雨のあとに多く、放っておくと実全体に広がります。小さいうちから下に板を敷いて浮かせておけば防げます。
逆に、葉が減って実に直射日光が当たり続けると、表面が白く焼けて傷になります。焼けた部分から傷みが入るので、葉を残すか、日よけをかけて守ります。
- 実の下に板を敷く
- 握りこぶしほどのうちに板か発泡の板を差し入れます。土との接触がなくなるだけで腐りが減ります。
- 長雨のあとに確かめる
- 実の接地面の色を見て、変わっていたら向きを変え、敷き物も乾いたものに取り替えておきます。
- 日よけをかける
- 葉が減って実に直接日が当たるようなら、寒冷紗や新聞紙をかぶせて表面を守ってやります。
手当てをしても戻らないときは
葉を取り、風を通し、水も肥料も直したのに戻らないときは、土か根に原因があります。ここまで来たら、その年は残った実を穫り切ることに切り替えます。
- 株元を掘って根を見る
- 根が黒く腐っていたら回復しません。着いている実だけを守り、若いうちに穫って使い切ります。
- 実の数を減らす
- 株が弱っているときは、小さい実を摘んで数を減らします。残した実に力が集まります。
- 翌年は場所を変える
- 同じ場所で二年続けて枯れたら、その区画は使いません。三年あけてから作り直します。
- 接ぎ木苗を検討する
- 土の病気が出る畑では、翌年は接ぎ木苗を選びます。値段は高くても枯れにくくなります。
冬瓜の収穫までのコツは作物ページに
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