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ゼフィランサスの月別の作業

ゼフィランサスの月別の作業|春の植え付けから冬の休眠までの一年

ゼフィランサスの栽培イメージ

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三月の植え付けから冬の休眠まで、月ごとの作業と株の姿の目安を関東平野部を基準にまとめました。

一年の流れ

ゼフィランサスは春に植えて夏から秋に咲き、冬に休む球根植物です。手のかかる作業は植え付けと数年に一度の掘り上げだけで、あとは水の加減が中心です。関東平野部を基準に、暖地は半月早く、寒冷地は鉢植えで冬に取り込む前提で読み替えてください。

暦は目安で、作業は株の姿と天候で決めます。芽が動いたら追肥、雨のあとに花茎が上がったら開花、葉が黄ばみ始めたら水を減らす、というように株の合図で動けば、暖冬でも冷夏でも迷いません。

作業株の姿の目安
3月〜4月植え付け、株分け、一回目の追肥芽が動き出す
5月葉が伸びる。水は表面が乾いたら葉が10〜20センチ
6月〜9月乾湿をつけて開花、花がら摘み雨のあとに一斉に咲く
9月〜10月二回目の追肥、秋の花タマスダレの最盛期
11月水を減らし、寒さに弱い種類は株元を覆う葉が黄ばみ始める種類も
12月〜2月休眠、月に1〜2回の水、鉢は軒下常緑種は葉が残る

春、植え付けと株分け

土が凍らなくなる三月から四月が植え付けと株分けの適期です。植えっぱなしの株も、三年から四年たって混み合ってきたらこの時期に掘り上げて分けます。葉が十センチほど伸びたら一回目の追肥をし、日なたで葉を育てます。

追肥(育ちの途中で足す肥料)は少なめを守ります。ゼフィランサスは肥料が多いと葉ばかり茂って花が減り、球根も腐りやすくなります。ひとつまみで足りないと感じても、増やさずに日照を確保するほうが花につながります。

三月に植え付けか株分け
新しい球根は浅めに密植します。混み合った株は掘り上げ、球根を一つずつ外して植え直します。
四月に一回目の追肥
葉が十センチほど伸びたら緩効性肥料をひとつまみ株元に置きます。液肥なら二週間に一回、薄めて与えます。
五月は葉を育てる
表面が乾いたら水を与え、日によく当てます。この時期の葉の育ちが夏の花数を決めます。

夏、乾湿をつけて咲かせる

六月から九月が開花期です。露地では雨のあとに咲くのを待ち、鉢植えでは一週間から十日乾かしてからたっぷり与えることを繰り返して咲かせます。真夏の肥料は不要で、遮光もいりません。咲き終わった花を摘むと、次の花が上がりやすくなります。

花がら摘みは花茎ごと株元近くで切ります。種を作らせると球根が痩せて翌年の花が減るので、種を採る目的がなければ花が終わったら早めに切り、球根に養分を戻します。

時期作業気をつけること
6月サフランモドキの開花、花がら摘み梅雨の長雨で球根が腐らないよう水はけを確認
7月〜8月鉢は乾湿を繰り返す、キトリナの開花肥料は与えない。真昼の水やりは避ける
8月下旬〜9月タマスダレの開花、二回目の追肥花後の葉を切らない
9月末鉢の乾湿の繰り返しを終える十月以降は無理に咲かせない

梅雨に雨が続くと球根が傷むことがあります。鉢は雨の当たらない場所に移し、花壇は株元に落ち葉をためないようにします。

秋から冬、休眠に向かわせる

十月にタマスダレの花が終わったら、水を少しずつ減らして休眠に向かわせます。寒さに弱いサフランモドキとキトリナは、十一月に株元を腐葉土で覆うか、鉢を軒下に移します。冬の水は月に一回から二回、暖かい日の午前中に少量で十分です。

タマスダレは冬も葉が青く残ります。枯れたように見えても株元が固ければ生きているので、切ったり掘ったりせずそのまま春を待ちます。寒さに弱い種類は葉が黄ばんで枯れますが、これも休眠の姿です。

十月から水を減らす
表面が乾いて数日たってから与えるようにし、十一月には週に一回程度に減らして休眠に向かわせます。
十一月に寒さ対策
桃色と黄色の種類は株元を腐葉土で五センチほど覆います。鉢は軒下の日なたへ移します。
冬は月に一〜二回の水
暖かい日の午前中に少量を与えます。凍る夜の前や夕方には与えず、土を完全に乾かさない程度にとどめます。
枯れた葉を片付ける
黄ばんで枯れた葉は取り除き、株元に湿気をためないようにします。青い葉は残します。

予定どおりにいかないときの調整

暦は目安で、作業は株の姿で決めます。植え付けが遅れた、夏に咲かなかった、冬に葉が枯れた、といった場面ごとの立て直しをまとめます。球根が固く残っていれば翌年にやり直しが利くので、あわてて掘り上げないことが大切です。

場面起きること立て直し
植え付けが五月になったその夏の花が少ない葉を育て、翌年の開花を待つ
夏に一度も咲かなかった乾湿の差がないか日照不足鉢なら乾かしてから水、花壇なら日なたへ移植を検討
冬に葉が全部枯れた寒さに弱い種類の休眠球根が固ければ春に芽が出る。掘らずに待つ
何年も植えっぱなしで花が減った球根が混み合っている翌春に掘り上げて分ける

ゼフィランサスの栽培に一年を通して使うもの

咲かせるための買い物は、野菜とは比率が違います。窒素を効かせすぎると葉ばかり茂って花が減るので、そこを外さないものを挙げます。

  • 草花用の培養土探す言葉「草花 培養土 元肥入り」
    規格の目安
    元肥入り、14〜25L の袋。水はけを重視した配合のもの。
    数量の目安
    直径 24cm(8 号)の鉢 1 個で約 8L、65cm プランター 1 個で 12〜15L。

    野菜用の土は肥料分が多く、草花では葉ばかり伸びることがあります。袋の表示で用途を確かめます。

  • 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 草花 置き肥」
    規格の目安
    粒状で 2〜3 か月効くタイプ。リン酸の比率が高い「花用」と書かれたもの。
    数量の目安
    8 号鉢 1 個に 10〜15g(大さじ 1 強)を 2〜3 か月ごと。

    置いておくだけで少しずつ溶けるので、水やりのたびに考えなくて済みます。夏の高温期は効きが強く出るので量を控えます。

  • 液体肥料探す言葉「液体肥料 花 リン酸」
    規格の目安
    1000 倍希釈の原液。リン酸(P)の数字が高いものが花向きです。

    つぼみが上がる時期だけ、週 1 回のペースで足します。効きが早いぶん、切れるのも早いのが液肥です。

  • 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
    規格の目安
    刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。

    咲き終わった花を残すと種を作りに養分が回り、次の花が減ります。摘み続けられるかどうかで花期の長さが変わります。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 活力剤は肥料の代わりになりません。肥料を与えているなら急ぎません。
  • 「花用」「野菜用」で土を分けるのは、両方を育てるようになってからで十分です。

ゼフィランサスの長く咲かせるコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はゼフィランサスの育て方にまとめています。

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