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ズッキーニの種まきと育苗

ズッキーニの種まき方法と時期|地温25〜30度で発芽させ、25日で本葉3枚の苗に

ズッキーニの栽培イメージ
まずここだけ

種まきの結論

種まき時期
地域と地温に合わせる
まき方
直まき / 育苗
まず確認
育ちが速く、25日前後で植え時になります。根を切らないポットへの直まきと、伸…

読むのに約 4 分

育ちが速く、25日前後で植え時になります。根を切らないポットへの直まきと、伸びすぎを抑える温度と光の管理が要点です。

定植の25〜30日前にまく

ズッキーニは発芽してからの生育がとても速く、種まきから25日から30日で本葉3枚から4枚の定植苗になります。早くまきすぎるとポットの中で根が回り、植えたあとに伸びが止まるので、植え付けたい日から逆算して必要な数だけまきます。

中間地の露地なら4月上旬から下旬にまき、5月上旬から下旬に植えるのが標準です。4月上旬のまき始めは夜の室温が足りないことが多く、発芽までは加温します。

地域種まき定植加温の要否
暖地3月中旬〜4月上旬4月中旬〜5月上旬3月中は発芽まで加温
中間地4月上旬〜下旬5月上旬〜下旬4月上旬は加温、中旬以降は保温で足りる
寒冷地4月下旬〜5月中旬5月下旬〜6月中旬夜の保温が要る

1株で長く収穫できるので、家庭では2〜3株あれば足ります。予備を含めて4ポットほどまけば十分です。

大きめのポットに直まきし、種は寝かせて置く

ズッキーニもウリ科で、根を切られると立ち直りが遅れます。最初からポットにまき、鉢上げをせずに定植まで育てます。双葉も本葉も大きく根の量も多いので、9センチの小さなポットではすぐに根詰まりします。

大きめのポットを使う
10.5センチ以上のポットに培養土を入れて湿らせます。土の量が多いほど根の回りが遅れ、植え時を待てる幅が広がります。
2粒を離して置く
深さ1〜1.5センチのくぼみに種を2粒、離して平らに寝かせて置き、土をかけて手で軽く押さえます。
水はまいた直後に一度
まいた直後にたっぷり与えたら、芽が出るまでは表面が乾いたときだけ水をやります。大きな種は土が湿りすぎると腐りやすくなります。

温度管理は地温25〜30度、夜10度を下限に

発芽に必要な地温は25度から30度で、この範囲なら3日から5日で芽が出ます。地温15度を下回るとほとんど発芽せず、大きな種が土の中で腐ります。4月上旬の室内でも夜は地温が15度前後まで下がるため、早めにまくときは発芽まで加温します。

発芽後は昼が22度から25度、夜が12度から15度を目安にします。苗が耐えられる夜の最低温度は10度ほどで、これを下回る夜が続くと葉が黄色くなって伸びが止まります。反対にズッキーニは高温で双葉の下の茎が一気に伸びるので、発芽後は温めすぎないことが大切です。

発芽まで暖かく保つ
ポットを育苗用のヒーターマットに載せるか、発泡スチロール箱に入れて暖かい部屋に置きます。芽が土を押し上げたら、すぐに加温から外します。
発芽したら温度を下げる
双葉が出たら、日中は日の当たる窓辺か外の日なた、夜は暖房のない部屋へ移します。暖かいまま置くと、双葉の下の茎が一晩で数センチ伸びます。
寒い夜だけ取り込む
4月に外で育てる場合は、最低気温が10度を下回る予報の夜だけ玄関や室内に入れます。翌朝は早めに外へ戻し、光に当たる時間を減らさないようにします。
時期昼の温度夜の温度
まいてから発芽まで地温25〜30℃地温20℃以上
発芽後1週間22〜25℃12〜15℃
本葉2枚から定植20〜25℃10〜13℃
夜が10℃を切る日日中は外の日なた室内か箱に取り込む

発芽後は日に当て、本葉1枚で1本にする

ズッキーニの苗は光が足りないとすぐに背丈が伸び、茎が細く倒れやすくなります。発芽したら一日中日が当たる場所に置き、風にも当てて茎を太く締めます。葉が大きいぶん、水の減りも早くなります。

本葉1枚で1本に
本葉が1枚開いたら、双葉が大きく厚いほうを残し、もう1本を地際ではさみで切ります。抜くと残す苗の根も一緒に動きます。
水は乾いたら朝に
表面が乾いたら午前中に与えます。本葉2枚を過ぎると水の消費が早くなるので、晴れた日は毎朝、土を触って乾き具合を確かめます。
葉が重なったら離す
本葉が広がって隣の葉と重なったら、ポットの間隔を広げます。大きな葉どうしが日を遮り合うと、苗全体が間延びします。

本葉3〜4枚、最低気温12度で植える

定植の目安は本葉3枚から4枚、種まきから25日から30日です。最低気温が12度を超え、地温が上がってから植えます。苗を置きすぎると根が回って老化し、植えたあとの伸びが鈍って雌花の時期まで株が大きくなりません。

1週間かけて外気に慣らす
室内で育てた苗は、定植の1週間前から日中を外で過ごさせます。3日ほどたったら、10度を下回らない夜は外に置いたままにします。
苗の姿で植え時を決める
茎が太く、本葉の色が濃く、双葉が黄ばまずに残っている苗が植え時です。双葉が黄色くなり始めたら根詰まりの合図なので、急いで植えます。
風よけを先に用意する
ズッキーニの大きな葉は風にあおられ、茎の付け根から折れやすい性質があります。植える場所に不織布の囲いを用意してから苗を運びます。

芽が出ない、苗が倒れるときの原因と立て直し

ズッキーニの育苗でよくある失敗は、低温で大きな種が腐ることと、暖かすぎて苗が伸びすぎることの二つです。育ちが速いぶん、伸びすぎは二〜三日で取り返しがつかなくなるので、症状を見たらすぐに手を打ちます。

症状原因立て直し
1週間たっても芽が出ない地温不足で種が腐った掘って確かめ、加温してまき直す
茎が長く伸びて倒れる夜の高温と光不足根元に土を足して支え、涼しく明るい場所へ
葉が黄色くなり伸びない夜の低温か根詰まり夜は取り込み、根が回っていたら早めに植える
双葉が欠けるナメクジやダンゴムシ外に置くポットは台の上に上げる

種まきの手順

ズッキーニは、本文の時期と種袋の表示を確認してまきます。まいたら、種の大きさに合った量の土をかぶせます。

覆土して軽く押さえる(転圧という)と、種と土が密着し、水を吸いやすくなります。強く固めすぎないようにします。

ズッキーニの種まきでよくある質問

ズッキーニの種はいつまく?

暖地: 3月中旬〜4月上旬。中間地: 4月上旬〜下旬。寒冷地: 4月下旬〜5月中旬。

ズッキーニの種はどうやってまく?

直まきか育苗でまきます。

ズッキーニの種は何cmの深さにまく?

深さ1〜1.5センチのくぼみに種を2粒、離して平らに寝かせて置き、土をかけて手で軽く押さえます。

ズッキーニの種まき後の水やりは?

まいた直後にたっぷり与えたら、芽が出るまでは表面が乾いたときだけ水をやります。

ズッキーニは何日で発芽する?

ズッキーニは発芽してからの生育がとても速く、種まきから25日から30日で本葉3枚から4枚の定植苗になります。

ズッキーニの種まきに使うもの

種まきで失敗する原因のほとんどは、覆土の厚さと、発芽までの乾きです。そこを外さないための道具だけを挙げます。

数量は幅 60cm × 長さ 3m の畝 1 本(約 1.8 ㎡)で計算しています。

  • 種まき用土探す言葉「種まき培土 細粒」
    規格の目安
    粒径 2〜3mm の細かいもの。肥料分の少ない「種まき用」と書かれたもの。
    数量の目安
    セルトレイ 128 穴 1 枚で約 2L、ポット 9cm なら 1 個 0.3L。

    粒の粗い培養土だと、小さな種が粒の隙間に落ちて深く埋まり、出てきません。

  • 霧吹き(ハンドスプレー)探す言葉「園芸 霧吹き 大容量」
    規格の目安
    500ml〜1L。霧の細かいものほど種が流れません。

    ジョウロで直接かけると、まいた種が寄ってしまいます。発芽までは霧で、根が張ってからジョウロに切り替えます。

  • 不織布(べたがけ用)探す言葉「不織布 べたがけ 農業用」
    規格の目安
    幅 135cm 前後、目付 20g/㎡ 前後。透水性があり、かけたまま水をやれるもの。
    数量の目安
    畝 1 本(3m)で 4m。

    発芽までの乾燥と、鳥・強い雨から守れます。防虫ネットより目が細かいぶん保温もでき、寒い時期の種まきで差が出ます。

  • 園芸ラベル探す言葉「園芸 ラベル 差し込み」
    規格の目安
    差し込み式の白いもの、長さ 10cm 前後。油性ペンで書きます。

    まいた日と品種を書いて挿しておくと、発芽が遅いときに「まだ待つ」のか「まき直す」のかを判断できます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 直まきするなら、セルトレイもポットも要りません。
  • 高価な殺菌済みの培土でなくても、市販の野菜用培養土をふるいにかければ細かい土が作れます。

ズッキーニの収穫までのコツは作物ページに

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