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アサツキの株分けで増やす

アサツキの株分け|三年に一度掘り上げて球を分ける

アサツキの栽培イメージ

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アサツキは分球でよく増えます。三年に一度掘り上げて分けると、細くなった葉がまた太く戻ります。

分けどきは葉の細さで決める

アサツキは地中で球が分かれて自然に増えていきます。放っておくと一か所に十球以上が固まり、互いに押し合って葉が細くなっていきます。

葉が細く、数ばかり多くなってきたら分けどきです。年数の目安は三年ですが、日付ではなく実際の株の姿を見て決めるほうが確かです。

植えっぱなしでも枯れないのがこの作物のよいところですが、そのぶん分けどきを逃しがちです。植えた年を札に書いておくと、三年目に気づけます。

状態分けるかどうか見通し
植えて1〜2年、葉が太いまだ分けないそのまま収穫を続ける
葉が細く数が多い分けどき分けた翌春から太い葉に戻る
株がこんもり盛り上がる急いで分ける球が地表に出て傷みやすい

分けなくても枯れはしませんが、葉が細くなって薬味に使いにくくなります。三年を一区切りにすると忘れません。

掘り上げるのは夏の休眠中

作業に向くのは、地上部が枯れている六月から八月です。葉がないぶん掘り上げやすく、球を少し傷めても秋までに回復する時間があります。

掘り上げてすぐ植え直す必要はありません。風通しのよい日陰で乾かしておいて、植え付けに適した八月下旬から九月になってから植えます。

枯れた葉の位置を覚える
地上部がなくなると場所が分からなくなります。枯れる前に支柱や札を立てておくと掘りやすくなります。
株の外側から掘る
株の十五センチ外にスコップを入れ、下から起こします。真上から刺すと球を切ってしまいます。
土ごと持ち上げる
球の固まりを土ごと取り出し、手で土をもみ落とします。水では洗わず、乾いた状態で扱います。
日陰で乾かす
網の上や新聞紙の上に広げ、風通しのよい日陰で乾かします。日なたでは球が焼けて芽が出なくなります。

球の分け方

固まった球は、手でそっとひねると一つずつに離れます。刃物で切る必要はなく、無理に力を入れると底の根の付く部分が壊れます。

分けた球は大きさで選り分けておきます。太い球は次の年からすぐ収穫でき、小さい球は一年かけて太らせてから使う、と分けて考えます。

手でひねって離す
球の固まりを両手で持ち、ゆっくりひねります。自然に離れる場所で分かれるので、力任せにしません。
大きさで分ける
指の太さほどある球と、それより小さい球に分けます。植える場所を分けると管理が楽になります。
傷んだ球を捨てる
押してへこむもの、かびの粉が付いたものは除きます。混ぜて植えると周りへ広がります。
乾いた場所で保管する
植え付けまでは網の袋に入れ、風の通る日陰に吊るします。袋を密閉すると蒸れて腐ります。

球の底にある固い部分から根が出ます。ここを削らないよう、分けるときは球の胴を持つようにします。

分けたあとの植え直し

植え直しは八月下旬から九月です。同じ場所に戻すなら、堆肥を混ぜて土を作り直してから植えると、その後の育ちがはっきり違ってきます。

できれば場所を変えるほうが安心です。ねぎの仲間を続けて作ると土の中の虫が増えるので、二年ほど間をあけられると理想的です。

球の大きさ植える間隔収穫の見通し
指の太さほど株間10センチに2球翌春から収穫できる
小指より小さい株間8センチに3球1年育ててから収穫
ごく小さい球まとめて仮植え翌年に選び直す

増やした株の配り方と使い方

三年分けると球はかなりの数になります。全部植えると収穫しきれないので、必要な分だけ残し、残りは食べるか人に分けるかします。

小さな球は皮をむく手間のわりに食べる量が少ないので、鉢に多めに植えて葉を刈る薬味用にすると使い切れます。台所の近くに置くと便利です。

分けた球は乾かしておけばひと月以上もちます。植え付け適期まで日があるときも慌てず、涼しい日陰に置いたまま九月を待てば大丈夫です。

残す数を決める
家族で使う量から逆算します。薬味中心なら二十球ほどあれば、春の間ずっと穫り続けられます。
小球は鉢にまとめる
小さな球はプランターに密に植え、葉を刈って使います。球を太らせる必要がないので間隔は詰めて構いません。
分けるときは乾いた球で
人に渡すなら、乾かした球を紙袋に入れます。植える時期と深さを書いた紙を添えると親切です。

分けた球が育たないときは

分けて植えたのに芽が出ない、細い葉しか出てこないという場合は、球の乾かし方か植える深さのどちらかに原因があることがほとんどです。

掘り上げてすぐ湿ったまま袋に入れると腐ります。逆に日なたで乾かしすぎると芽が死んでしまいます。風の通る日陰で乾かすのが要点です。

症状原因次にやること
芽が出ない日なたで乾かして焼けた日陰で乾かす。網の上に広げる
球が腐っていた湿ったまま密閉した通気のある袋に入れて保管する
葉が細い小さい球を植えた1年育てて球を太らせる

分けた年の春は葉がやや細いことがあります。二年目から本来の太さに戻るので、一年目だけで判断しません。

アサツキの種取り・株分けに使うもの

来年も同じものを育てるなら、しまい方でその種の寿命が変わります。

  • チャック付き保存袋探す言葉「チャック袋 小分け 種」
    規格の目安
    小さめのもの。品種名と採った年を書けるラベル面のあるものが便利です。

    種は湿気で寿命が縮みます。封のできる袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に置くのがいちばん簡単です。

  • 乾燥剤(シリカゲル)探す言葉「シリカゲル 乾燥剤 食品用」
    規格の目安
    食品用の小袋。色が変わって交換時期の分かるものがあります。

    袋に一緒に入れておくだけで、翌年の発芽率が変わります。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • F1 品種の種を採っても、親と同じものにはなりません。採るなら固定種を選びます。
  • 専用の種子保存容器は要りません。袋と乾燥剤で足ります。

アサツキの収穫までのコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はアサツキの育て方にまとめています。

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