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バナナの水やりと追肥

バナナの水やりと追肥|夏は毎日たっぷり、肥料は野菜より多めに

バナナの栽培イメージ

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バナナは水と肥料をとても多く使う植物です。夏の生育期に切らさず与え、葉を一枚でも多く出させます。

季節で水の量を切り替える

バナナの葉は大きく、真夏は一株で一日に数リットルの水を蒸散します。生育期の水切れは葉の展開を止め、結実までの期間を延ばします。反対に気温が下がる時期は水をほとんど使わないため、同じ調子で与えると根腐れします。

判断の基準は鉢土の表面ではなく、指を第二関節まで差し込んだ深さの湿り気です。夏は乾く前に、冬は完全に乾いてから数日待って与えます。

水は朝に与えるのが基本です。夕方に与えると夜の間に鉢の中が冷え、秋口は根の傷みにつながります。真夏だけは朝夕二回にし、それ以外の季節は朝の一回で足ります。

時期水やりの目安見て確かめること
5〜6月表面が乾いたら鉢底から流れるまで新葉が三日から五日で一枚出ているか
7〜9月朝夕の一日二回、鉢皿の水は捨てる昼に葉が垂れても夕方に戻れば正常
10〜11月二日から三日に一回葉の展開が止まったら回数を減らす
12〜3月(室内)土が乾いて三日後、月に二回から三回葉が黄ばまなければ足りている

夏の昼間に葉がしおれても、夕方に戻れば水不足ではありません。朝の時点で垂れているときだけ水切れと判断します。

追肥(育ちの途中で足す肥料)は生育期に集中させる

バナナは肥料食いで、特にカリウムを多く使います。生育期の五月から九月は月に一回、粒状の緩効性肥料を鉢の縁に沿って置き、加えて二週間に一回、液体肥料を規定倍率で与えます。気温が二十度を切ったら追肥をやめます。

元肥(植えるときに混ぜる肥料)を入れる
植え付け時に緩効性の化成肥料を土に混ぜておきます。一か月はこれで足りるので、植えた直後に追肥を重ねません。
月一回の置き肥
五月から九月は月初めに、十号鉢で一握り程度の緩効性肥料を株元から離して置きます。株元に直接触れさせると根が傷みます。
液肥でカリウムを補う
夏は二週間に一回、カリウムの多い液体肥料を水やり代わりに与えます。葉の縁が黄色く枯れ込むのはカリウム不足のサインです。
秋になったら止める
十月に入り新葉の出る間隔が二週間を超えたら追肥をやめます。冬に肥料が残っていると根を傷めます。

液肥は薄めを回数多く与えるほうが安全です。濃いものを一度に与えると葉の縁が茶色く焼け、回復に一か月かかります。

葉の出る速さで健康を判断する

バナナの調子は葉の枚数と展開の速さでわかります。真夏に順調なら四日から七日に一枚の新葉が出ます。実をつけるまでには三十枚から四十枚の葉を出す必要があると言われ、関東の短い夏では葉を出す速さがそのまま結実の可否につながります。

葉の枚数を数えるときは、株元から切り落とした葉も数に入れます。真夏に葉が二十枚を超えたころに株が太り、幹の直径が十五センチ以上になれば翌年の開花が見込めます。

新葉の出る間隔状態対応
4〜7日順調そのまま水と肥料を続ける
8〜14日やや不足水切れか日照不足を疑い、置き場所を見直す
15日以上(夏)根詰まりか根傷み鉢底の根を確かめ、詰まっていれば鉢増しする
止まる(秋冬)正常な休み水と肥料を減らして越冬に切り替える

古い葉の処理と株の整理

下の葉は役目を終えると黄色くなって垂れ下がります。放っておくと株元が蒸れて病気の元になるので、葉柄の付け根から切り取ります。また株元から出る子株(吸芽)は、親株の養分を奪うので原則として二本までに絞ります。

枯れ葉を切る
全体が黄色くなった葉は葉柄の根元から切ります。半分緑が残る葉は光合成しているので、見た目が悪くても残します。
子株を選んで残す
株元から出る子株のうち、葉が細く剣のように立つものを一本か二本残し、丸い葉の子株は早めに切り取ります。細葉の子株が次の実をつける株になります。
裂けた葉は放っておく
風で葉が裂けるのは自然なことで、光合成には影響しません。切ると光合成の面積が減るので、枯れるまでそのままにします。

切り取った子株は、根が付いていれば別の鉢に植えて増やせます。根のない子株は活着しにくいので、親株から切るときは根ごと掘り取ります。

葉の色で見分ける肥料と水のトラブル

葉の症状は原因が似ていて見分けにくいものですが、どの葉から始まるかで切り分けられます。下葉からなら根や古い養分の問題、新葉からなら微量要素や温度の問題であることが多いです。原因を決めてから一つずつ手を打ちます。

症状原因戻し方
下葉の縁から黄色く枯れるカリウム不足カリウムの多い液肥を二週おきに与える
新葉が薄く黄緑になる窒素不足か低温気温が二十度以上なら液肥、以下なら待つ
葉全体が急に垂れて戻らない根腐れ水を止め、鉢から抜いて黒い根を取り除いて植え直す
葉の縁が茶色く乾く肥料の与えすぎか水切れ鉢底から水を流して塩分を抜き、一か月肥料を止める

バナナの育てている間に使うもの

木の管理は、施肥と草の始末と、幹を守ることです。年に数回しかやらないぶん、道具は長く使えるものを選びます。

数量は植えて数年たった木 1 本を単位にしています。

  • 有機質肥料探す言葉「油かす 骨粉 有機質肥料」
    規格の目安
    油かすと骨粉の配合。5〜10kg 袋。
    数量の目安
    成木 1 本に、寒肥で 1〜2kg。実を穫ったあとのお礼肥に 300〜500g。

    樹冠の外側の地面に、浅く溝を掘って埋めます。細い根は幹の近くではなく、枝先の真下に伸びています。量は樹種と樹齢で変わります。

    出典: 農林水産省「施肥基準 — 果樹」

  • バーク堆肥(マルチング用)探す言葉「バーク堆肥 マルチング 40L」
    規格の目安
    40L 前後の袋。株元に厚さ 5cm ほど敷きます。
    数量の目安
    株元 1 ㎡ で 50L 前後。

    夏の乾きと冬の凍結の両方を和らげます。年々分解して土に混ざるので、土壌改良も兼ねます。

  • 幹に巻く防虫テープ探す言葉「カミキリムシ 幹 ネット 防虫」
    規格の目安
    幹に巻く網か、専用のテープ。地際から 50cm ほどを覆います。

    テッポウムシ(カミキリムシの幼虫)は幹に卵を産みます。入られてからでは手の打ちようが減るので、産ませないのが基本です。

  • 草刈り鎌・三角ホー探す言葉「草刈り鎌 園芸」
    規格の目安
    刃渡り 15cm 前後の鎌か、刃幅 10〜15cm の三角ホー。

    株元の草は、幹に虫を呼び込みます。株元 50cm だけでも空けておくと、幹の様子を確かめられます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 若木のうちは寒肥だけで足ります。実を穫るようになってからお礼肥を足します。
  • 除草剤は幹の近くでは使わないほうが無難です。根が吸います。

バナナの収穫までのコツは作物ページに

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