基本情報
- 系統・区分
- ソバ
- 熟期
- 秋そば
- 収穫までの日数
- 約 75 日
- 育てやすさ
- ★★★★☆(5 段階で 4)
概要説明
信州大そばは、ソバの本場である信州で受け継がれてきた大粒系の普通ソバで、家庭菜園向けの種子としてもよく出回っています。粒が大きくそろうため製粉したときの歩留まりがよく、挽きぐるみにすると香りの立つ黒めのそば粉になります。草丈は 80 センチ前後まで伸び、白い小花を秋に一面に咲かせるので、畑の景観づくりや緑肥としても使われます。播種から収穫までおよそ 75 日と短く、夏野菜を片づけた後の畑を 8 月に播いて 10 月に刈り取る作型が組みやすいのが利点です。肥料をほとんど必要とせず、やせ地でも育つ丈夫さがあり、初めてでも失敗しにくい作物です。注意点は倒伏と脱粒で、窒素が多いと茎が伸びすぎて倒れ、実は熟した順に落ちるため、株全体の 7〜8 割が黒く色づいた朝のうちに刈り取ります。連作を嫌うので毎年場所を変え、開花期に雨が続くと結実が悪くなる点も覚えておきたいところです。
信州大そばの特徴
- 粒が大きくそろい、製粉の歩留まりがよい大粒系
- 挽きぐるみで香りの強い黒めのそば粉になる
- 播種から収穫までおよそ 75 日と短い
- 草丈 80 センチ前後、秋に白い小花を一面に咲かせる
- やせ地でも育ち、肥料をほとんど必要としない
- 熟すと実が落ちやすく、8 割が黒くなった頃が刈り取り適期
- 窒素が多いと徒長して倒伏しやすい
向いている使い方
- 自家製そば粉での手打ちそば
- そばがき・そばもち
- 夏作の後に播く秋作として
- 秋の花畑・景観づくり
- 緑肥として畑にすき込む
ソバの育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめはソバの育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- ソバの種まき — ソバは種まきから七十日から八十日で実が穫れる速い作物です。まき時、まき方、肥料を控える理由を押さえれば、痩せた土でもよく育ちます。
- ソバの水やりと管理 — ソバは水も肥料もほとんど要らない代わりに、倒伏と長雨に弱い作物です。中耕、土寄せ、雨のあとの見回りで実の付きを守ります。
- ソバの月別の作業 — 秋ソバを中心に、七月の畑づくりから十月の収穫、十一月の乾燥と脱穀までを月ごとに整理します。夏ソバの日程も併記します。
- ソバの病害虫と障害 — ソバは病害虫が少ない作物ですが、倒伏、鳥、長雨の三つで収量が大きく変わります。症状から原因を見分けて対処します。
- ソバの収穫と脱穀 — ソバは実が熟すと自然に落ちるので、全部黒くなるのを待つと収量が減ります。七割が黒くなったころに刈り、畑で干して脱穀します。
- ソバの乾燥と保存 — 脱穀したソバの実は、水分を十五パーセント前後まで下げてから密閉して保存します。乾かし方、保存の入れ物、種として残す方法をまとめます。
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