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ソバの種まき

ソバの種まき方法と時期|七十五日で穫れる夏まきと秋まきの手順

ソバの栽培イメージ
まずここだけ

種まきの結論

種まき時期
地域と地温に合わせる
まき方
すじまき
まず確認
ソバは種まきから七十日から八十日で実が穫れる速い作物です。まき時、まき方、肥…

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ソバは種まきから七十日から八十日で実が穫れる速い作物です。まき時、まき方、肥料を控える理由を押さえれば、痩せた土でもよく育ちます。

肥料をほとんど入れない畑を用意する

ソバは痩せた土でよく育つ作物で、肥料が多いと茎が太く伸びすぎて倒れ、花は咲いても実が入らなくなります。前作の肥料が残っている畑なら元肥(植える前に土に混ぜる肥料)は要りません。新しい土でも、堆肥を一平方メートルに一キロほど混ぜる程度で十分です。

水はけの悪さには特に弱く、まいたあとに大雨で水がたまると発芽した芽が一日で枯れます。低い畑や粘土質の土では、幅六十センチほどの高さ十センチの畝を立てて水を逃がします。酸性の土にも強いので、石灰を入れる必要はありません。

前作の残りを片づける
前作の株や根を取り除き、二十センチほどの深さまで耕します。肥料は堆肥を少量混ぜるだけにとどめ、化成肥料は入れません。
水はけを見て畝を決める
雨のあと半日たっても水たまりが残る畑なら、高さ十センチの畝を立てます。すぐに引く畑なら平らなままで構いません。
表面を平らにならす
レーキで土の塊をくずし、表面を平らにします。細かい種が土の隙間に落ちすぎないよう、大きな塊は取り除きます。

すじまきで一センチ間隔、覆土は一センチ

ソバの種は三角の黒い実で、条間(すじとすじの間)三十センチのすじまきが基本です。深さ二センチほどの溝に一センチから二センチ間隔で落とし、一センチほど土をかぶせて軽く押さえる(転圧という)。一平方メートルに五グラムから七グラムが目安で、厚くまくと倒れやすく、薄いと雑草に負けます。

ソバは発芽が早く、二十五度前後なら三日から四日で芽が出ます。まいた直後に一度たっぷり水を与えれば、あとは雨に任せて構いません。真夏のまき付けで土がからからに乾いているなら、まく前日に畑全体に水をまいておくと発芽が揃います。

溝を切る
支柱や板の縁を押しつけて深さ二センチの溝を作り、条間は三十センチにします。狭いと風通しが悪くなり、広いと雑草が増えます。
種を流す
指先で種をつまんで、一センチから二センチ間隔で溝に落とします。かたまったところは指で広げてならします。
覆土して押さえる
溝の両側の土を寄せて一センチほどかぶせ、手のひらか板で軽く押さえます。押さえると土と種が密着して発芽が揃います。
鳥よけをかける
ハトやスズメが種をほじるので、発芽するまでは不織布か防鳥ネットをかけます。芽が三センチほどになったら外します。

ソバの種は一年たつと発芽率が大きく落ちます。前年の残りを使うなら、二倍の厚さでまくか、湿らせたキッチンペーパーで発芽を確かめてからにします。

発芽しないときの原因と立て直し

まいて一週間たっても芽が出ないなら、原因は種の古さ、まき後の大雨、鳥の三つのどれかです。土を指で掘って種が残っていれば水か温度、種がなければ鳥、種がふやけて黒くなっていれば水のたまりすぎです。

秋ソバは八月中旬までならまき直しが間に合います。まき直すときは同じ場所でも構いませんが、水がたまった畑なら畝を高くしてからまきます。九月に入ってからのまき直しは霜までに熟さないので、諦めて翌年に回します。

土を掘って種を探す
溝の三か所ほどを指で掘り、種があるか、どんな状態かを見ます。種の様子で原因を切り分けます。
古い種なら発芽試験
残りの種を湿らせた紙に二十粒並べ、三日で半分以上芽が出るか確かめます。出ないなら新しい種を買います。
八月中旬までにまき直す
畝を高くし直し、新しい種を一センチ間隔でまきます。八月下旬以降なら量を一割増やして遅れを補います。

間引きは不要、倒れないよう密度で調整する

ソバは間引きをしません。一センチから二センチ間隔で発芽したものをそのまま育て、互いに支え合わせて倒れにくくします。ただし一か所に十粒以上固まって出たところは、指で軽く抜いて隣と同じ密度にそろえます。

発芽から二週間で草丈は十センチを超え、一か月で五十センチ、花が咲くころには八十センチから一メートルになります。ひょろりと伸びて葉の色が濃すぎるなら肥料が多い合図で、以降の追肥は一切やめます。

時期株の姿やること
まき後3〜4日双葉が開く鳥よけを続ける
まき後2週間草丈10センチ固まった部分だけ抜く。中耕
まき後1か月草丈50センチ、つぼみ何もしない。踏み込まない
まき後5〜6週白い花が咲きそろう倒れたら軽く起こす

夏まきの秋ソバが基本、春まきは西日本向き

ソバには夏に種をまいて秋に穫る「秋ソバ」と、春にまいて夏に穫る「夏ソバ」があります。関東の家庭菜園なら失敗が少ないのは秋ソバで、七月下旬から八月中旬にまき、十月中旬から下旬に穫ります。夏ソバは五月にまいて七月に穫りますが、梅雨の長雨と夏の暑さで実の付きが落ちやすい作型です。

ソバは日が短くなると花芽を付ける性質があるので、まくのが早すぎると茎ばかり伸びて倒れ、遅すぎると霜までに実が熟しません。八月上旬を中心に、前後二週間の幅で日程を決めます。

作型まき時収穫向き不向き
夏ソバ4月下旬〜5月中旬7月上旬〜中旬梅雨に当たる。西日本・暖地向き
秋ソバ7月下旬〜8月中旬10月中旬〜下旬いちばん失敗が少ない
遅まき8月下旬〜9月上旬11月上旬霜が早い年は実が熟さない

種まきの手順

ソバは、本文の時期と種袋の表示を確認してまきます。まいたら、種の大きさに合った量の土をかぶせます。

覆土して軽く押さえる(転圧という)と、種と土が密着し、水を吸いやすくなります。強く固めすぎないようにします。

ソバの種まきでよくある質問

ソバの種はいつまく?

地域と地温に合わせる。地域、品種、その年の気温で前後するため、本文の適期も確認してください。

ソバの種はどうやってまく?

すじまきが目安です。種の性質に合わせた覆土と、発芽までの水分管理が大切です。

ソバの種は何cmの深さにまく?

種の大きさや好光性・嫌光性によって異なります。本文の覆土の目安と、購入した種袋の表示を優先してください。

ソバの種まき後は毎日水やりする?

回数ではなく土の乾き具合で判断します。発芽までは表土を乾かさず、過湿で水がたまる状態は避けます。

ソバは何日で発芽する?

発芽日数は地温と品種で変わります。種袋の目安を確認し、適温と水分を保って待ちます。

ソバの間引きはいつする?

葉が触れ合い始めた段階で、生育の良い株を残しながら数回に分けます。詳しい段階は本文で確認してください。

ソバの種まきに使うもの

種まきで失敗する原因のほとんどは、覆土の厚さと、発芽までの乾きです。そこを外さないための道具だけを挙げます。

数量は幅 60cm × 長さ 3m の畝 1 本(約 1.8 ㎡)で計算しています。

  • 種まき用土探す言葉「種まき培土 細粒」
    規格の目安
    粒径 2〜3mm の細かいもの。肥料分の少ない「種まき用」と書かれたもの。
    数量の目安
    セルトレイ 128 穴 1 枚で約 2L、ポット 9cm なら 1 個 0.3L。

    粒の粗い培養土だと、小さな種が粒の隙間に落ちて深く埋まり、出てきません。

  • 霧吹き(ハンドスプレー)探す言葉「園芸 霧吹き 大容量」
    規格の目安
    500ml〜1L。霧の細かいものほど種が流れません。

    ジョウロで直接かけると、まいた種が寄ってしまいます。発芽までは霧で、根が張ってからジョウロに切り替えます。

  • 不織布(べたがけ用)探す言葉「不織布 べたがけ 農業用」
    規格の目安
    幅 135cm 前後、目付 20g/㎡ 前後。透水性があり、かけたまま水をやれるもの。
    数量の目安
    畝 1 本(3m)で 4m。

    発芽までの乾燥と、鳥・強い雨から守れます。防虫ネットより目が細かいぶん保温もでき、寒い時期の種まきで差が出ます。

  • 園芸ラベル探す言葉「園芸 ラベル 差し込み」
    規格の目安
    差し込み式の白いもの、長さ 10cm 前後。油性ペンで書きます。

    まいた日と品種を書いて挿しておくと、発芽が遅いときに「まだ待つ」のか「まき直す」のかを判断できます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 直まきするなら、セルトレイもポットも要りません。
  • 高価な殺菌済みの培土でなくても、市販の野菜用培養土をふるいにかければ細かい土が作れます。

ソバの収穫までのコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はソバの育て方にまとめています。

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