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チャービルの種まきと間引き

チャービルの種まき方法と時期|直まきで根を動かさず秋に始める

チャービルの栽培イメージ
まずここだけ

種まきの結論

種まき時期
地域と地温に合わせる
まき方
すじまき
まず確認
チャービルは移植を嫌うセリ科のハーブで、種を育てる場所に直接まくのが基本です…

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チャービルは移植を嫌うセリ科のハーブで、種を育てる場所に直接まくのが基本です。秋まきが安定し、春まきは短期決戦になります。

育てる場所に直接まく

チャービルは細い直根(まっすぐ下に伸びる一本の根)を持ち、これが傷むと株が止まります。ポットで育ててから植え替えるより、プランターや畑に直接まいたほうが確実です。苗を買う場合も、根鉢をいっさい崩さずに植えます。

種は細長く、光を好むので覆土(かぶせる土)はごく薄くします。二ミリから三ミリで、種が隠れる程度です。発芽まで七日から十四日かかり、この間に乾かすと発芽しません。新聞紙や不織布で表面を覆うと乾きを防げます。

まき溝を浅く作る
深さ五ミリほどの浅い溝を、条間十五センチで作ります。プランターなら六十センチの長さに二列が目安です。
一センチ間隔ですじまき
種を一センチ間隔で溝に落とします。細長い種は転がらないので、指先で並べるように置けます。
二ミリから三ミリで覆土
溝の両側の土を指でつまんで薄く寄せ、種が隠れる程度にします。厚くかぶせると光が届かず発芽が揃いません。
不織布をかけて待つ
たっぷり水を与えたあと不織布を直接かけ、表面が乾いたら霧吹きで湿らせます。芽が見えたら外します。

チャービルの種は寿命が短く、一年で発芽率が半分ほどに落ちます。買った年のうちにまき切り、翌年に持ち越す種は倍の量をまきます。

苗から始めるなら根鉢を崩さない

春先には苗も売られます。ポットの中で根が回っている株は避け、葉の色が明るい緑で、株元がぐらつかないものを選びます。植えるときは根鉢を崩さず、ポットと同じ深さに置くだけにし、周りの土を軽く寄せます。

植え付け直後は日陰で三日ほど養生し、しおれが止まってから半日陰に移します。植えてすぐ日なたに出すと、直根が動いていない状態で葉から水が抜けて回復できません。

葉が明るい緑の苗を選ぶ
葉が黄ばんだり、株元が茶色くなったりしている苗は根が傷んでいます。葉が小さくても色のよいものを選びます。
ポットと同じ深さに置く
植え穴を根鉢と同じ大きさに掘り、根鉢を触らずに置きます。深植えすると株元が腐り、浅植えすると乾きます。
三日は日陰で養生
植えた直後はたっぷり水を与え、日陰に三日置きます。朝に葉が立っていれば根が動き始めた合図です。

土は水はけと保水の両方が要る

チャービルは乾きすぎても湿りすぎても弱ります。地植えなら完熟堆肥を混ぜて水持ちをよくし、水がたまる場所は避けます。プランターなら野菜用の培養土でよく、鉢底石を必ず入れます。肥料は控えめで、元肥(前もって入れる肥料)は培養土に入っている分で足ります。

半日陰で育てる場所を決めるのも種まきの一部です。真夏以外は日なたでも育ちますが、五月以降は午後の日ざしが当たらない場所のほうが葉が柔らかく、とう立ちも遅れます。

二週間前に堆肥を混ぜる
一平方メートルに完熟堆肥を二キロ混ぜ、深さ二十センチまで耕します。直根が伸びるので固い層を残しません。
プランターは深さ二十センチ以上
鉢底石を三センチ敷き、培養土を縁から三センチ下まで入れます。浅いプランターは直根が底に当たって止まります。
午後の日ざしを避ける場所へ
東向きか、午後は建物の影になる場所に置きます。夏は五十パーセントの遮光ネットで代わりにします。

間引きは二回、最終株間は十五センチ

発芽したら本葉の枚数に合わせて二回に分けて間引き(込みすぎた株を抜くこと)をします。一度に広く抜くと残った株が乾きやすいので、様子を見ながら段階的に広げます。間引くときは隣の根を動かさないよう、抜くより地際ではさみで切るほうが安全です。

最終の株間は十五センチです。もっと詰めても育ちますが、蒸れて下葉が黄ばみやすくなります。間引き菜はそのまま食べられ、香りは本葉が四枚ほどのころがいちばん柔らかいです。

回数時期残す株間
1回目本葉2枚のころ5センチ
2回目本葉4〜5枚のころ15センチ

秋まきか春まきか、最初に決める

チャービルは涼しい気候を好み、暑さと強い日ざしに弱いハーブです。関東の露地なら九月下旬から十月にまく秋まきが安定し、冬を小さな株で越して三月から五月に長く収穫できます。春まきは三月から四月にまき、五月末から六月のとう立ち(花茎が伸びて葉が硬くなること)までの短い勝負になります。

室内やベランダの半日陰なら時期を選びません。ただし夏の高温では発芽しないので、六月から八月のまきつけは避けます。まず、いつ収穫したいかから逆算してまき時を決めます。

時期収穫できる期間向き不向き
9月下旬〜10月11月と、翌3月〜5月いちばん長く採れる。初めてならこれ
3月〜4月5月〜6月上旬短期。とう立ち前に採り切る
11月〜2月(室内)まいて二か月後から窓辺のプランターなら可能
6月〜8月発芽しにくい避ける

種まきでつまずいたときの切り分け

芽が出ない、出てもすぐしおれる、植え替えたら止まった。チャービルの種まきの失敗は、乾き、覆土の厚さ、根を動かしたことの三つでほとんど説明できます。株の姿から原因を確かめてからまき直します。

二週間たっても芽が出ない
乾いたか、覆土が厚いか、気温が二十五度を超えています。土を掘って種を確かめ、涼しい時期に薄い覆土でまき直します。
芽が出たあと次々に倒れる
湿りすぎで株元が腐っています。水やりを表面が乾いてからに変え、込んだ場所を早めに間引いて風を通します。
植え替えたら成長が止まった
直根が傷んでいます。抜いて確かめず、日陰でたっぷり水を与えて二週間待ちます。新しい葉が出れば回復します。
春まきなのに五月に花が咲いた
気温が上がってとう立ちしました。仕方がないので柔らかい葉を採り切り、次は秋まきに切り替えます。

種まきの手順

チャービルは、本文の時期と種袋の表示を確認してまきます。まいたら、種の大きさに合った量の土をかぶせます。

覆土して軽く押さえる(転圧という)と、種と土が密着し、水を吸いやすくなります。強く固めすぎないようにします。

チャービルの種まきでよくある質問

チャービルの種はいつまく?

地域と地温に合わせる。地域、品種、その年の気温で前後するため、本文の適期も確認してください。

チャービルの種はどうやってまく?

すじまきが目安です。種の性質に合わせた覆土と、発芽までの水分管理が大切です。

チャービルの種は何cmの深さにまく?

種の大きさや好光性・嫌光性によって異なります。本文の覆土の目安と、購入した種袋の表示を優先してください。

チャービルの種まき後は毎日水やりする?

回数ではなく土の乾き具合で判断します。発芽までは表土を乾かさず、過湿で水がたまる状態は避けます。

チャービルは何日で発芽する?

発芽日数は地温と品種で変わります。種袋の目安を確認し、適温と水分を保って待ちます。

チャービルの間引きはいつする?

葉が触れ合い始めた段階で、生育の良い株を残しながら数回に分けます。詳しい段階は本文で確認してください。

チャービルの種まきに使うもの

ハーブの種は小さく、光を好むものが多いので、土をほとんどかけません。

  • 種まき用土探す言葉「種まき培土 細粒」
    規格の目安
    粒径 2〜3mm の細かいもの。肥料分の少ないもの。

    粗い土だと、細かい種が粒の隙間に落ちて深く埋まってしまいます。

  • 霧吹き(ハンドスプレー)探す言葉「園芸 霧吹き 大容量」
    規格の目安
    500ml〜1L。霧の細かいもの。

    土をかけない種は、ジョウロだと流れます。発芽までは霧で与えます。

  • 浅い育苗箱・セルトレイ探す言葉「セルトレイ 育苗 128穴」
    規格の目安
    深さ 5cm 前後の浅い箱か、128 穴のセルトレイ。

    種が小さいうちは深い容器は要りません。浅いほうが地温も上がりやすくなります。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 苗を買って育てるなら、種まきの資材は要りません。多年草のハーブは苗のほうが早いです。
  • ポットに直まきできる大きさの種なら、セルトレイは要りません。

チャービルの収穫までのコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はチャービルの育て方にまとめています。

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