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ハクサイの種まき・育苗

ハクサイの種まき方法と時期|適期の見極めと直まき・ポット育苗

ハクサイの栽培イメージ
まずここだけ

種まきの結論

種まき時期
ハクサイの種まきは、その年の暑さの引き際に合わせて数日から1週間の幅で決めま…
まき方
直まき / ポットまき
まず確認
適期の幅は1週間ほどしかなく、早すぎれば虫と病気、遅すぎれば結球しません。

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適期の幅は1週間ほどしかなく、早すぎれば虫と病気、遅すぎれば結球しません。

適期の幅は驚くほど狭い

ハクサイの種まきは、その年の暑さの引き際に合わせて数日から1週間の幅で決めます。早くまくと発芽直後の高温でウイルス病や軟腐病を招き、コナガやヨトウの発生最盛期に幼苗をぶつけることになります。逆に遅れると、結球(葉が内側に巻いて玉になること)が始まる前に気温が下がって外葉が育ちきらず、巻かないまま冬に入ります。

判断の軸は気温です。発芽適温は20〜25℃、日中の最高気温が30℃前後まで下がってきた頃が播きどきになります。カレンダーだけで決めず、その年の10日予報を見て2〜3日前後させるのが実用的です。

畝に作ったまき穴へハクサイの種を5〜6粒点まきする様子
ハクサイは最終の株間を取ってまき穴を作り、1か所に5〜6粒を点まきします。発芽後は3回に分けて間引き、最後に1本を残します。
地域播種の目安定植の目安
寒冷地7月中旬〜8月上旬8月中旬〜9月上旬
中間地8月中旬〜9月上旬9月中旬〜9月下旬
暖地8月下旬〜9月中旬9月下旬〜10月上旬

同じ県内でも標高300メートル違えば1週間ずれます。近所の畑がまいた日を控えておくと、翌年の基準になります。

種まきの手順

  1. 用土を詰める

    市販の野菜用培養土をポットの縁から1センチ下まで入れ、底から水が抜けるまで先に潅水します。乾いた土に播くと発芽が不ぞろいになります。

  2. 1ポットに4〜5粒

    深さ1センチのくぼみに種を離してまき、5ミリほど覆土して軽く押さえる(転圧という)。重ねてまくと間引きのときに残す株の根を痛めます。

  3. 半日陰で発芽させる

    発芽までの2〜3日は直射を避け、乾かさないように管理します。発芽したらすぐ日なたへ出さないと、翌日には徒長が始まります。

  4. 2回に分けて間引く

    子葉が開いたら3本、本葉1〜2枚で2本、本葉3枚で1本にします。抜かずにはさみで地際を切ると残す株の根が動きません。

覆土して軽く押さえる(転圧という)と、種と土が密着し、水を吸いやすくなります。強く固めすぎないようにします。

育苗中も防虫ネットのトンネルか寒冷紗をかけます。ポットの段階でコナガに芯を食われると、その株は最後まで巻きません。

種まきの手順

  1. まき穴を作る

    株間を最終的な間隔で取り、直径5センチ深さ1センチのくぼみを作ります。空き缶の底などで押すと深さがそろい、発芽日がそろいます。

  2. 1か所に5〜6粒

    種どうしを離してまき、5ミリ覆土して手のひらで押さえます。押さえるのは土と種を密着させるためで、乾燥期ほど効きます。

  3. 間引きは3回

    子葉展開で4本、本葉2枚で3本、本葉4〜5枚で1本にします。葉が触れ合ったら間引く、と覚えておくと遅れません。

  4. 最後の1本を選ぶ

    背が高い株ではなく、葉が横に張って茎が短い株を残します。徒長株を残すと、その後どれだけ肥料をやっても外葉が立ち上がりません。

覆土して軽く押さえる(転圧という)と、種と土が密着し、水を吸いやすくなります。強く固めすぎないようにします。

間引き後は株元へ軽く土を寄せて株を安定させます。ぐらつく株は根が切れ、そのまま生育が止まることがあります。

直まきとポット育苗の選び分け

ハクサイは根を切られるのを嫌う作物なので、条件が許すなら直まきが最も失敗しません。ただし畑に長く占有面積が要り、猛暑と豪雨をまともに受けるため、家庭菜園ではポット育苗が扱いやすい場面も多くあります。

直まきが向く場合
畝が空いていて、播種期に毎日水やりに通える人向きです。根が切れないぶん活着の失敗がなく、生育がそろえば最も大玉になります。
ポット育苗が向く場合
前作がまだ畑にある、猛暑や台風を避けたい場合に向きます。7〜9センチのポットで20〜25日、本葉4〜5枚まで育ててから植えます。
苗を買う場合
適期が数日しかない年は、確実に手に入る日に買える市販苗が安全です。徒長(間のびして弱く伸びること)していない、茎が太くて葉に厚みのある株を選びます。

育苗するなら苗を大きくしすぎないことが肝心です。老化苗は定植後の伸びが鈍く、外葉が足りずに結球が甘くなります。

品種は日数から逆算して選ぶ

ハクサイの品種は収穫までの日数で系統が分かれ、極早生は播種後55〜60日、早生は60〜75日、中生は75〜85日、晩生は85〜100日が目安です。まく日が決まったら、この日数を足して収穫予定日を出し、その時期の寒さに耐えられるかで選びます。

年内に食べきるなら早生から中早生、正月以降も畑に置いて使うなら耐寒性のある中晩生を選びます。まきどきが遅れたのに晩生を選ぶ、という組み合わせだけは成立しません。

系統播種後日数向く使い方
極早生・早生55〜75日年内どり、まき遅れのリカバリー
中生75〜85日11月下旬〜12月の主力、鍋用
中晩生・晩生85〜100日縛って越冬、漬物用の大玉

まく時期を外したときの手当て

状況起きること打つ手
適期より2週間早い高温で軟腐病・ウイルス病、害虫の被害が集中遮光と防虫ネットを徹底し、追肥を控えて徒長を防ぐ
適期どおり外葉20枚前後を確保して順調に結球予定どおり追肥2回で押し切る
適期より10日遅い外葉が不足し、巻きが緩い小玉になりやすい早生の短日数品種に切り替え、追肥を早めて外葉を稼ぐ
適期より3週間遅い結球しないまま冬に入る結球をあきらめ、葉物として若どりする前提に切り替える

遅れたときに晩生の大玉品種を選ぶのは最も避けたい判断です。日数が足りず、必ず巻かないまま終わります。

ハクサイの種まきでよくある質問

ハクサイの種はいつまく?

ハクサイの種まきは、その年の暑さの引き際に合わせて数日から1週間の幅で決めま…。地域、品種、その年の気温で前後するため、本文の適期も確認してください。

ハクサイの種はどうやってまく?

直まき / ポットまきが目安です。種の性質に合わせた覆土と、発芽までの水分管理が大切です。

ハクサイの種は何cmの深さにまく?

種の大きさや好光性・嫌光性によって異なります。本文の覆土の目安と、購入した種袋の表示を優先してください。

ハクサイの種まき後は毎日水やりする?

回数ではなく土の乾き具合で判断します。発芽までは表土を乾かさず、過湿で水がたまる状態は避けます。

ハクサイは何日で発芽する?

発芽日数は地温と品種で変わります。種袋の目安を確認し、適温と水分を保って待ちます。

ハクサイの間引きはいつする?

葉が触れ合い始めた段階で、生育の良い株を残しながら数回に分けます。詳しい段階は本文で確認してください。

ハクサイの種まきに使うもの

種まきで失敗する原因のほとんどは、覆土の厚さと、発芽までの乾きです。そこを外さないための道具だけを挙げます。

数量は幅 60cm × 長さ 3m の畝 1 本(約 1.8 ㎡)で計算しています。

  • 種まき用土探す言葉「種まき培土 細粒」
    規格の目安
    粒径 2〜3mm の細かいもの。肥料分の少ない「種まき用」と書かれたもの。
    数量の目安
    セルトレイ 128 穴 1 枚で約 2L、ポット 9cm なら 1 個 0.3L。

    粒の粗い培養土だと、小さな種が粒の隙間に落ちて深く埋まり、出てきません。

  • 霧吹き(ハンドスプレー)探す言葉「園芸 霧吹き 大容量」
    規格の目安
    500ml〜1L。霧の細かいものほど種が流れません。

    ジョウロで直接かけると、まいた種が寄ってしまいます。発芽までは霧で、根が張ってからジョウロに切り替えます。

  • 不織布(べたがけ用)探す言葉「不織布 べたがけ 農業用」
    規格の目安
    幅 135cm 前後、目付 20g/㎡ 前後。透水性があり、かけたまま水をやれるもの。
    数量の目安
    畝 1 本(3m)で 4m。

    発芽までの乾燥と、鳥・強い雨から守れます。防虫ネットより目が細かいぶん保温もでき、寒い時期の種まきで差が出ます。

  • 園芸ラベル探す言葉「園芸 ラベル 差し込み」
    規格の目安
    差し込み式の白いもの、長さ 10cm 前後。油性ペンで書きます。

    まいた日と品種を書いて挿しておくと、発芽が遅いときに「まだ待つ」のか「まき直す」のかを判断できます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 直まきするなら、セルトレイもポットも要りません。
  • 高価な殺菌済みの培土でなくても、市販の野菜用培養土をふるいにかければ細かい土が作れます。

ハクサイの収穫までのコツは作物ページに

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