日当たり: 明るい日陰〜レースのカーテン越しの日なた水やり: 鉢の中まで乾いたらたっぷり。冬はさらに控えめ耐寒性: 弱い(10℃以上を保つ。5℃で葉が傷む)
栽培カレンダー
関東地方の目安です。地域と品種で前後します。実際の日付は記録に残しましょう。
クルシアを詳しく知る
項目ごとに 1 ページで掘り下げています。いま知りたいところから読んでください。
記録しておきたいタイミング
挿し木をした日
挿した日と挿し穂の本数、水挿しか土挿しかを残します。発根まで1〜2か月かかり、新芽が動くまでは水やりの判断がしにくいので、挿した日からの日数が目安になります。
植え替えた日
植え替えた日と鉢の号数、使った土を残します。次の植え替えは2年後の5〜7月が目安で、鉢底から根が出た、水がしみ込みにくくなった、という合図と合わせて判断します。
室内に取り込んだ日
秋に夜の気温が15℃を下回り、窓際から部屋の中へ移した日を残します。ここから春までは水やりを乾いて2〜3日後に減らし、肥料は止めます。春に外へ戻す日の目安にもなります。
上手に育てるコツ
クルシアを育てるうえで、うまくいくかどうかを分ける勘所です。暦や病害虫の前に、ここだけ押さえておくと結果が変わります。
水は鉢の中まで乾いてから
厚い葉に水をためているので、表面が乾いても鉢の中はまだ湿っています。指を第二関節まで入れて乾いていたら鉢底から流れるまで与え、受け皿の水は捨てます。冬は乾いてからさらに2〜3日待ちます。
レースのカーテン越しが定位置
明るい日陰でも葉を保つ木ですが、新芽をきれいに出すには明るさが要ります。レースのカーテン越しの窓際が定位置で、真夏の直射日光だけは葉焼けするので避けます。春と秋の屋外の半日陰は丈夫な葉を作ります。
冬は10℃を切らせない
寒さが一番の弱点で、10℃以上あれば葉を落とさず冬を越し、5℃まで下がると葉が傷みます。夜の窓際は外気と同じくらい冷えるので、日が落ちたら部屋の中央寄りへ移すか、窓との間に段ボールを立てるだけでも違います。
挿し木は5〜6月、水挿しでも土挿しでも
節を2〜3つ付けて10〜15センチに切り、下の葉を落として半日水に浸けてから挿します。水挿しなら根が2.5〜5センチになったら土へ。発根に1〜2か月かかるので、新芽が動くまでは明るい日陰で土を乾かさない程度に待ちます。
切るときは手袋、樹液が粘る
茎を切ると黄色く粘る樹液が出て、手に付くと落ちにくく、肌の弱い人はかぶれます。剪定や挿し穂づくりはゴム手袋をして、はさみは使ったあとに洗います。切り口は乾かしてから挿すと腐りにくくなります。
クルシアの栽培をはじめるのに用意するもの
これから育てるなら、まず次の 4 つがあれば始められます。作業ごとに要るものは、各解説のページにまとめています。
- 培養土(観葉植物用・多肉用)探す言葉「観葉植物 培養土 水はけ」
- 規格の目安
- 水はけ重視の配合。多肉・サボテンならさらに粒の粗い専用土。
- 数量の目安
- 8 号鉢 1 個で約 8L、6 号鉢で約 3L。
室内は土が乾きにくく、水もちのよい土だと根が傷みます。用途の書かれた土を選ぶだけで失敗が減ります。
- 鉢(スリット鉢・素焼き鉢)探す言葉「植木鉢 スリット 8号」
- 規格の目安
- 今の鉢よりひと回り(直径 3cm)大きいもの。スリット鉢は根が鉢底で回りません。
大きすぎる鉢は、根の届かない土が湿ったまま残ります。1 号ずつ大きくするのが原則です。
- 土壌水分計探す言葉「土壌水分計 観葉植物」
- 規格の目安
- 土に挿して読む針式。
鉢ものを枯らす原因の筆頭は水のやりすぎです。挿して確かめる習慣が付くと、それがなくなります。
- 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 観葉植物 置き肥」
- 規格の目安
- 2〜3 か月効く粒状。
- 数量の目安
- 8 号鉢に 10〜15g を、春から秋に 2〜3 か月ごと。
置いておくだけで効きます。冬は生育が止まるので与えません。
- 道具のセット買いは要りません。使う場面が来てから足すほうが無駄になりません。
- 受け皿に水を溜めたままにしないでください。根腐れの典型です。
クルシアの病害虫(4)
クルシアでの症状・予防・対処を、重要度の高い順に並べています。
過湿による根腐れ
主要生理障害
時期 通年(特に冬と梅雨)出る場所 根・株元・下葉出やすい条件 鉢が大きすぎる、通気の悪い土、受け皿の水、冬の多すぎる水やり
症状 下の葉から黄色くなって落ち、土がいつまでも湿ったままになります。株元を触るとぐらつき、進むと茎が軟らかくなって黒ずみます。葉に水をためる木なので、乾いていないうちの水やりが積み重なって起こります。
予防 鉢の中まで乾いてから水を与え、受け皿の水は捨てること。株に対して大きすぎる鉢を使わず、水はけのよい観葉植物用の土に赤玉土やゼオライトを混ぜます。冬は乾いてから2〜3日待って与えます。
対処 水を止めて風通しのよい明るい日陰に置き、土が乾くのを待ちます。新芽が動く5〜7月に鉢から抜き、黒く軟らかい根を切って新しい土と一回り小さい鉢に植え替えます。健全な枝が残っていれば挿し木で株を作り直せます。
カイガラムシ類
よくある害虫
時期 通年(特に冬の室内)出る場所 葉裏・茎・葉の付け根出やすい条件 風通しの悪い室内、葉水をしていない乾いた環境、込み合った枝
症状 葉裏や茎に白や茶色の小さな貝殻のようなものが貼り付いて動きません。吸われた葉は色が抜け、排せつ物で葉がべたつき、黒いすすのようなかびが生えることがあります。
予防 葉の表と裏にこまめに葉水をして乾燥させないこと。買ってきた株や外から取り込む株は、葉裏と葉の付け根を先に確かめます。込み合った枝は春に切って風を通します。
対処 成虫は薬剤が効きにくいので、使い古した歯ブラシや綿棒でこすり落とします。数が多い枝は切り取り、幼虫が動く5〜7月に観葉植物用の殺虫剤を葉裏まで散布します。
病原・原因(この病名で報告のあるもの): カイガラムシ上科
ハダニ類
よくある害虫
時期 春〜秋(特に乾燥した夏と暖房の効いた冬)出る場所 葉裏・新芽出やすい条件 乾燥した空気、葉水をしていない株、風通しの悪い窓際
症状 葉の表に白い小さな点が散らばってかすり状になり、進むと葉全体が色あせます。葉裏に赤や黄色の0.5ミリほどの虫が動き、ひどくなると細いくもの巣のような糸が張ります。
予防 水に弱いので、葉裏まで届く葉水を習慣にすること。暖房やエアコンの風が直接当たる場所を避け、ときどき株全体をシャワーで洗い流します。
対処 見つけたら浴室などで葉裏を中心にシャワーで洗い流し、数日おきに繰り返します。収まらなければ観葉植物用の殺ダニ剤を葉裏にかけます。薬剤に慣れやすいので同じものを続けません。
病原・原因(この病名で報告のあるもの): ハダニ科
根詰まり
ときどき生理障害
時期 通年(植え替えから2年以上たった株)出る場所 根・鉢全体出やすい条件 長く植え替えていない株、小さい鉢で育てた大株
症状 水がしみ込みにくくなって表面にたまる、鉢底の穴から根が出る、水をやっているのに新しい葉が小さく下葉が落ちる、という形で現れます。鉢を持つと根で固まって土が見えません。
予防 2年に1度、5〜7月に一回り大きい鉢へ植え替えること。成長はゆっくりなので、一度に大きすぎる鉢にせず、1号ずつ大きくします。
対処 5〜7月に鉢から抜き、固まった根の外側を軽くほぐして古い土を3分の1ほど落とし、一回り大きい鉢に新しい土で植え替えます。植え替え後1週間は明るい日陰で休ませます。
よくあるトラブル
葉が黄色くなって落ちる、土がいつまでも湿っている
水のやりすぎか、鉢が大きすぎて土が乾かないことによる根腐れの始まりです。葉に水をためる木なので土は乾いてからで足ります。水を止めて風に当て、新芽が動く時期に水はけのよい土と小さめの鉢に植え替えます。
葉が黒ずむ、冬に葉が垂れる
寒さの傷みです。10℃を下回る窓際の夜や、冷たい水を与えたときに葉の縁から黒くなります。夜はカーテンの内側の窓際を避けて部屋の中央寄りへ移し、水は昼間に常温のものを与えます。傷んだ葉は戻らないので切り取ります。
葉に白や茶色のかさぶたのような斑点が付く
直射日光による葉焼けか、カイガラムシです。葉焼けは窓際の強い日差しで葉の表が白く抜け、カイガラムシは葉裏や茎に貼り付いて動きません。葉焼けならレース越しに移し、虫なら歯ブラシでこすり落として葉水を続けます。
品種一覧(3)
Gadenin の作物マスタに登録されているクルシアの品種です。アプリで Plant を登録するときに候補として出てきます。
ら3
クルシアの動画ランキング
クルシアを扱う園芸 YouTube を、再生数の伸びで毎日集計しています。育て方を動画で確かめたいときに。
この作物でよく出る用語
本文に出てくる言葉の意味は、園芸用語集で短く説明しています。
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