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ハナミズキの水やりと肥料

ハナミズキの水やりと肥料|浅い根を守る夏の水と、寒肥で作る花

ハナミズキの栽培イメージ

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ハナミズキは根が浅く夏の乾燥に弱い木です。株元の管理、水やりの目安、寒肥とお礼肥の与え方をまとめます。

水やりは根付くまでと真夏が勝負

地植えのハナミズキは根付いてしまえば普段の水やりは要りませんが、根が浅いので真夏の乾燥には弱く、葉が丸まって縁から茶色くなります。植えて一年から二年の若木と、鉢植えは乾きが早いので、土の表面と葉の様子を見て与えます。

地植えで根付いた木に毎日水を与えると、根が浅いところにとどまって乾燥に弱い木になります。乾いたときにたっぷり、が原則で、少量を頻繁に与えるのは避けます。

状態水やりの目安見方
植えて1〜2年の地植え晴天が1週間続いたら株元にたっぷり葉が下を向いたら遅い
3年目以降の地植え真夏の乾燥時だけ葉が丸まって縁が茶色くなったら
鉢植えの春秋表面が乾いたら鉢底から流れるまで指で触って乾いていたら
鉢植えの夏毎日、猛暑は朝夕夕方にしおれていたら追加

株元のマルチングで浅い根を守る

ハナミズキの根は地表近くに広がるため、株元の土が乾いたり夏に高温になったりすると、直接ダメージを受けます。株元に腐葉土やバークチップを5センチから10センチ敷いておくと、乾燥と地温の上昇を防ぎ、水やりの回数も減らせます。芝生を株元まで張るのは根の競合になるので避けます。

株元から1メートルを覆う
幹から半径50センチから1メートルの範囲に、腐葉土かバークチップを5センチ以上敷きます。幹に直接触れないよう、幹の周りは少し空けます。
毎年春に足す
腐葉土は一年で分解されて薄くなるので、3月に新しいものを足します。分解された分が土を柔らかくし、根の伸びも助けます。
株元の草は浅く取る
株元の雑草は根を傷めないよう、深く掘らずに地際で切ります。マルチングが厚ければ草もほとんど生えません。

肥料は寒肥とお礼肥の二回

ハナミズキの肥料は、1月から2月の寒肥と、花後の5月から6月のお礼肥の二回が基本です。寒肥は有機質の肥料をゆっくり効かせて春の芽吹きと花を支え、お礼肥は花で使った体力を戻して夏の花芽づくりに備えます。窒素が多すぎると枝ばかり伸びて花が減るので、リン酸を含むものを選びます。

時期呼び名与え方
1月〜2月寒肥枝先の真下に溝を掘り、油かすや堆肥を埋める
5月下旬〜6月お礼肥緩効性の化成肥料を株の周りにばらまく
7月〜12月与えない遅くまで効かせると花芽が減り寒さで傷む

鉢植えは寒肥の代わりに3月と6月に緩効性肥料を鉢の縁に置きます。量は鉢の大きさに合わせて袋の表示の少なめにします。

寒肥の入れ方

寒肥は幹のすぐ近くではなく、枝先の真下あたりに入れます。細い根が養分を吸うのは枝の広がりの外側だからです。幹の周りに数か所の穴か溝を掘り、有機質肥料と堆肥を混ぜて埋め戻します。根を切りすぎないよう、深さは20センチほどにとどめます。

枝先の下に穴を掘る
枝が広がっている範囲の外縁の真下に、深さ20センチほどの穴を三か所から四か所掘ります。太い根に当たったら位置をずらします。
肥料と堆肥を混ぜて入れる
油かすなどの有機質肥料をひとつかみと堆肥をスコップ一杯ほど混ぜ、穴に入れて土を戻します。肥料が根に直接触れないよう土で挟みます。
毎年位置をずらす
同じ場所に毎年入れると根が偏るので、翌年は穴の位置を少しずらします。三年ほどで一周する感覚です。

日当たりと夏の西日対策

ハナミズキは日当たりを好みますが、夏の強い西日と乾燥した風で葉が焼けます。植える場所は午前中から日が当たり、午後の西日が建物や他の木でやわらぐ場所が理想です。すでに西日の当たる場所に植えてある木は、株元のマルチングと夏の水やりで乾燥を補います。

東向きか南東向きが理想
午前中に日が当たり、午後は明るい日陰になる場所が最も葉が傷みません。新しく植えるならこの向きを優先します。
西日は遮る
西日が強い場所では、夏の間だけ株の西側に遮光ネットを張るか、背の高い草花を植えて日ざしをやわらげます。
鉢植えは動かす
鉢植えなら7月から8月は午後に日陰になる場所へ移します。地面の照り返しを避けて台に載せます。

元気がないときの原因の切り分け

ハナミズキの不調は、夏の乾燥、水はけの悪さによる根の傷み、うどんこ病、肥料の偏りのどれかであることが多いです。葉の症状が出た時期と場所、株元の土の状態を見れば原因が絞れます。花が咲かない悩みは剪定の時期か窒素の多さを先に疑います。

症状考えられる原因手当て
夏に葉が丸まり縁が茶色い乾燥と西日水を増やし、マルチングと遮光
葉が小さく年々枝が枯れる水はけの悪さで根が傷む周囲に排水の溝を掘るか高植えに直す
葉に白い粉うどんこ病混んだ枝を抜き、風を通す
枝は伸びるが花が少ない窒素過多か夏の剪定肥料をリン酸中心にし、夏は切らない

ハナミズキの育てている間に使うもの

草花の管理は、花がらを摘むことと、肥料を切らさないことに尽きます。どちらも道具は小さくて済みます。

  • 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
    規格の目安
    刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。手に収まる小さいものが疲れません。

    咲き終わった花をそのままにすると、種を作るほうへ養分が回って次の花が減ります。摘み続けるほど花期が伸びます。

  • 液体肥料探す言葉「液体肥料 花 リン酸」
    規格の目安
    1000 倍希釈の原液。リン酸の数字が高いもの。

    つぼみの上がる時期に週 1 回。窒素の多い肥料を続けると、葉ばかり茂って花が減ります。

  • 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 置き肥 花」
    規格の目安
    2〜3 か月効く粒状。鉢の縁に置きます。
    数量の目安
    8 号鉢に 10〜15g を 2〜3 か月ごと。

    水やりのたびに考えなくて済みます。液肥との併用なら、置き肥は規定量の半分から始めます。

  • ジョウロ(ハス口付き)探す言葉「ジョウロ 5L ハス口」
    規格の目安
    容量 4〜5L。ハス口が外せるものは、株元だけに与えるときに便利です。

    花に水をかけると傷んで早く終わります。ハス口を外して株元へ注げば、花を濡らさずに済みます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 花がらは指で摘める種類が多く、はさみが要るのは茎の硬いものだけです。
  • 活力剤は肥料の代わりになりません。

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