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グミの収穫と食べ方

グミの収穫と保存|濃い赤になるまで待ち、渋みを抜いて楽しむ

グミの栽培イメージ

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グミは赤くなってすぐ採ると渋みが強く、濃い赤で柔らかくなるまで待つと甘くなります。熟し具合の見極め、収穫の手順、ジャムと果実酒での保存をまとめます。

熟し具合を見極める

落葉性のグミは六月、ナワシログミは四月から五月、アキグミは十月から十一月に実が赤く熟します。赤くなった直後は渋みが強く、濃い赤で少し透明感が出て、軽く触ると取れるようになったころが食べごろです。実の表面には銀色の小さな点があり、これは正常な特徴です。渋みが気になるなら、完熟してさらに二〜三日待つと渋みが抜けます。

見た目熟し具合扱い
緑から黄色未熟採らない
明るい赤で固い色づき始め渋みが強い、鳥よけをかけて待つ
濃い赤で少し透明感食べごろ軽く触って取れたら収穫
濃い赤で柔らかく、指で押すとへこむ完熟渋みが抜けて甘い、すぐ食べる
しわが寄って落ち始める熟しすぎ落ちる前に採って加工

一粒食べてみて、渋みが舌に残るならまだ早い目安です。三日ほど待ってもう一度確かめます。

収穫の手順

収穫は朝の涼しい時間に、実を軽くつまんで果柄(実と枝をつなぐ軸)から外します。完熟した実は軽く触るだけで取れ、引っ張らないと取れない実はまだ早いです。実は柔らかく重ねるとつぶれるので、浅い容器に二〜三段までにします。一度に全部は熟さないので、一週間ほどかけて数回に分けて採ります。

朝に軽くつまんで採る
実を指で軽くつまみ、抵抗なく取れるものだけ採ります。取れない実は数日後にもう一度確かめます。
浅い容器に入れる
かごや浅いトレーに二〜三段までにします。深い容器に入れると下の実がつぶれて汁が出ます。
数回に分けて採る
枝や場所によって熟す時期がずれるので、二〜三日おきに熟した実だけを採ります。一週間ほどで採り終わります。
落ちた実は拾う
熟して落ちた実はその日のうちに拾い、傷んでいなければ加工に回します。放置すると虫が集まります。

生食と渋みの抜き方

完熟した実は甘酸っぱく、種を出しながらそのまま食べられます。渋みが残る実は、冷蔵庫で一〜二日置くと少し和らぎます。ビックリグミは渋みが少なく生食向き、ナツグミとアキグミは渋みが強いので、生で食べるなら完熟のものだけにし、それ以外は加工に回します。生の実は日持ちせず、冷蔵で二〜三日が目安です。

種類生食の向きこつ
ビックリグミ向く完熟で甘く渋みも少ない、冷やして食べる
ナツグミ、トウグミ完熟なら濃い赤で柔らかいものだけ、渋ければ加工へ
ナワシログミ完熟なら小粒で酸味が強い、はちみつと合わせる
アキグミ向かない渋みが強い、果実酒やジャムに

ジャムと果実酒

渋みのある実も、煮ると渋みが和らぎ、きれいな赤色のジャムになります。種が大きいので、実を煮てから裏ごしして種と皮を除き、砂糖を加えて煮詰めます。果実酒は洗って水気を切った実をホワイトリカーと氷砂糖で漬け、二〜三か月で赤い色と香りが移ります。アキグミの果実酒は渋みが抜けて独特の風味になり、昔から親しまれてきました。

煮て裏ごしする
実に少量の水を加えて柔らかくなるまで十分ほど煮て、目の粗いざるで裏ごしして種と皮を除きます。
砂糖を加えて煮詰める
裏ごしした果肉の重さの五〜六割の砂糖を加え、弱火で十分ほど煮詰めます。レモン汁を少し足すと色がきれいに残ります。
果実酒は二〜三か月
実五百グラムにホワイトリカー九百ミリリットル、氷砂糖百〜百五十グラムが目安です。冷暗所に置き、三か月で実を取り出します。

ジャムは種を除くと量がかなり減ります。実一キロから瓶一〜二本分と考え、まとめて採ってから作ります。

冷凍保存

すぐ加工できないときは冷凍します。洗って水気をふいた実をバットに広げて凍らせ、固まったら袋に移します。冷凍した実は解凍すると柔らかくなり、渋みも少し和らぐので、ジャムや果実酒にそのまま使えます。半年ほどで使い切ります。生のまま丸ごと冷凍して、凍ったまま食べるシャーベット風の楽しみ方もあります。

バットで凍らせてから袋へ
実を重ならないよう広げて一晩凍らせ、翌日に袋へ移します。くっつかずに必要な分だけ取り出せます。
解凍せずに煮る
ジャムにするときは凍ったまま鍋に入れて煮ます。解凍すると汁が出て風味が落ちます。

収穫で失敗したときの見直し

採ったら渋くて食べられなかった、鳥に先を越された、実が小さく数だけ多かった、一度に採れずに落ちてしまった、というのがよくある失敗です。それぞれ、濃い赤で柔らかくなるまで待つ、色づき始めにネットをかける、五月に摘果する、二〜三日おきに見回る、で改善します。種類による渋みの差も大きいので、生食したいならビックリグミを選ぶことも解決になります。

失敗原因翌年の直し方
渋くて食べられない赤くなってすぐ採った、種類の性質濃い赤で柔らかくなるまで待つ、渋い種類は加工へ
鳥に食べられたネットが遅い、隙間黄色みが出たらネット、支柱で浮かせる
実が小さく数だけ多い摘果不足、枝の混みすぎ五月の摘果、冬の剪定
熟した実が落ちて無駄になった見回りが少ない二〜三日おきに採り、落ちた実も拾う
ビックリグミの実が少ない受粉樹不足ナツグミを添える、筆で受粉

グミの収穫に使うもの

木の実は、落として拾うと傷みます。高さのあるところから、傷めずに下ろすための道具です。

  • 収穫ばさみ(先丸)探す言葉「収穫ばさみ 果樹 先丸」
    規格の目安
    刃先が丸く、刃渡り 5cm 前後。

    引っぱって穫ると、枝が裂けて翌年の芽まで落ちます。軸を残して切るのが基本です。

  • 高枝切りばさみ(採果器付き)探す言葉「高枝切りばさみ 採果」
    規格の目安
    伸ばして 2〜3m。切った実を受ける籠の付いたもの。

    脚立で無理な姿勢を取るより安全です。籠付きなら、切った実がそのまま落ちません。

  • 収穫かご・コンテナ探す言葉「収穫かご 果樹 コンテナ」
    規格の目安
    20L 前後。浅めのものは実を重ねずに済みます。

    深い容器に積むと、下の実が自分の重さで傷みます。柔らかい果実ほど浅い容器で。

  • 保存用の緩衝材探す言葉「果物 緩衝材 ネット」
    規格の目安
    果実用のネットキャップか、新聞紙。

    一つずつ包むと、傷んだ実から隣へ移りません。長く置く実ほど効きます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 手の届く高さに仕立てているなら、高枝切りばさみは要りません。低く保つほうが管理も楽です。
  • 専用の収穫かごでなくても、浅い箱に新聞紙を敷けば足ります。

グミの収穫までのコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はグミの育て方にまとめています。

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