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小松菜の間引きと追肥

小松菜の間引きと追肥|2回に分ける理由と株間5センチの決め方

小松菜の栽培イメージ

読むのに約 4

間引きは2回に分け、最終株間を5センチ前後にそろえると軟弱徒長と病気を同時に減らせます。

間引きは2回に分ける

一度で最終株間まで抜かないのは、発芽直後の株はどれが生き残るか読めないからです。2回に分けると、虫に食われた株や生育の遅い株を見てから残す株を選べます。結果として列が均一になります。

間引き菜も収穫のうちだと考えると気が楽になります。1回目で抜いた双葉、2回目で抜いた本葉の株は、どちらもそのまま食卓に回せるので、無駄になる部分がありません。

1回目は子葉が開いた頃
双葉がそろった段階で株間3センチに間引きます。葉が触れ合ったまま置くと、この時点でもう首が伸びはじめます。
2回目は本葉3〜4枚
株間5〜6センチにします。葉が隣と重ならない間隔で、ここから先は株を大きくする段階に切り替えます。
抜かずにはさみで切る
根が絡んでいるときは、残す株が動かないよう地際ではさみで切ります。引き抜いて隣を浮かせると、その株の生育が止まります。
間引き菜は食べる
1回目の双葉も2回目の本葉も、そのまま汁物や和え物に使えます。捨てる前提で厚まきするのではなく、食べる前提で計算します。

抜く株の選び方

残すべきは「太くて低い株」です。背が高い株を残したくなりますが、伸びているのは日光の奪い合いに負けて徒長(間のびして弱く伸びること)しているサインで、その後も細いまま育ちます。

軸が細く長い株
地際から子葉までが長い株は徒長株です。倒れやすく病気にも弱いので、隣が同等なら真っ先に抜きます。
子葉が欠けた株
発芽時に子葉が虫に食われた株は初期生育が明らかに遅れます。後から追いつくことはほぼないので早めに外します。
葉色が薄い株
周囲より黄緑がかった株は根の張りが弱いことが多いです。列全体が薄いなら肥料の問題なので、その場合は抜かず追肥(育てている途中で足す肥料)に切り替えます。
隣とくっついた株
2本が同じ穴から出ている箇所は必ず片方を切ります。二股のまま育てると両方とも中途半端な太さで止まります。

株間で仕上がりが変わる

最終株間は5センチ前後が標準ですが、狙う姿によって前後させます。密にすれば柔らかく細い株、広くすれば根元の太い株になります。用途を先に決めてから間引くと迷いません。

株間を決めるときは、収穫までの日数も合わせて考えます。夏まきのように20日ほどで採り切る作なら密でも間に合いますが、秋以降に大株どりを狙うなら最初から広くとります。

最終株間仕上がり向く場面
3〜4センチ細く柔らかいサラダ用。密なので蒸れに注意
5〜6センチ標準の姿炒め物やおひたし。最も安定
7〜10センチ株元が太い大株どり。冬の寒締めに向く

密植は白さび病と軟腐の出やすさに直結します。梅雨どきと秋の長雨の作は、迷ったら広いほうの株間を選んでおきます。

追肥は間引きとセットで行う

追肥のタイミングを別に覚える必要はありません。間引いた直後に施すと決めておけば、株が広がる前に肥料が届き、根を切った株の立ち直りも早くなります。

時期畑での量プランターでの量
1回目の間引き後化成肥料を軽くひとつまみずつ液体肥料を規定倍率で水やり代わりに
2回目の間引き後1平方メートルに30グラム前後1株あたり5グラム前後を条間にまく

生育日数が20〜30日の夏まきでは、2回目の追肥は間に合わないことがあります。その場合は元肥(植える前に土へ混ぜておく肥料)で足りる設計にしておきます。

水やりで決まること

小松菜は根が浅く、乾湿の差が大きいと葉が硬くなり辛みが強く出ます。とくに間引き直後は根が切れているので、水切れさせると回復が遅れて列がそろわなくなります。

一方で葉が茂ってからの過湿は病気側に振れます。畑では表土が白く乾いたら朝にたっぷり、プランターでは鉢底から流れ出るまで、というやり方に切り替えます。

夕方の水やりを続けると、夜のあいだ葉が濡れたままになり白さび病を招きます。水は原則として朝、株元にやります。

つまずいたときの立て直し

失敗の多くは間引きの遅れに集約されます。手遅れかどうかは軸の太さで判断でき、軸がまだ立っていれば間引き直しで戻せますが、寝てしまった株は元の太さには戻りません。

小松菜は生育期間が短いので、迷っている数日がそのまま結果になります。判断がつかないときは、残す株を減らす側に倒すほうが失敗が小さく済みます。

徒長して倒れている
思い切って株間を7センチまで広げ、株元に土を寄せて立て直します。全部残そうとすると全部が細いまま終わります。
葉色が全体に薄い
間引きではなく肥料切れです。速効性の追肥を条間にまいて水をやると、数日で葉色が戻ります。
列に穴があいた
発芽不良の箇所には追いまきをせず、隣の株の株間を広く使います。生育がずれた株を混ぜると収穫が二度手間になります。
葉が穴だらけ
間引きの問題ではなく防虫の失敗です。今からネットをかけても中の虫は残るので、まず捕殺してから覆います。

小松菜の間引きに使うもの

間引きで残す株を傷めないことがすべてです。抜くより切るほうが、残す株の根を動かしません。

  • 先の細いはさみ探す言葉「園芸 はさみ 細かい作業」
    規格の目安
    刃先が細く、刃渡り 3〜5cm のもの。クラフト用のはさみでも足ります。

    密に生えたところは、抜くと隣の根まで一緒に動きます。地際で切れば残す株が動きません。

  • 園芸ラベル探す言葉「園芸 ラベル 差し込み」
    規格の目安
    差し込み式、長さ 10cm 前後。

    間引いた日を書いておくと、次の間引きまでの間隔と、生育の速さを判断できます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 手で抜けるうちに間引くなら、はさみは要りません。
  • 間引いた芽は食べられる作物が多く、捨てる前に確かめる価値があります。

小松菜の収穫までのコツは作物ページに

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