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コウサイタイの病害虫と障害

コウサイタイの病害虫と障害|秋の虫と冬の寒さに備える

コウサイタイの栽培イメージ

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コウサイタイは秋の虫と冬の寒さの二つが山です。症状ごとの見分けと防ぎ方をまとめます。

症状から見当をつける

アブラナ科なので、キャベツや小松菜と同じ虫が付きます。被害の大半は秋の間に集まり、冬に入ると虫はほとんど動かなくなります。九月と十月をどう乗り切るかが勝負になります。

葉に穴が空くのは虫、株ごとしおれるのは根の病気、つぼみが変色するのは寒さか肥料の影響と、大きく切り分けてから細かく見ていくと対処が早くなります。

症状考えられる原因対処
葉に大きな穴青虫やヨトウムシ葉の裏とふんを目印に探して取る
つぼみに小さな虫が群れるアブラムシ水で流すか花茎ごと摘み取る
葉に小さな穴が無数キスジノミハムシネットの裾を土で押さえる
昼にしおれ夜に戻る根こぶ病の疑い抜いて根を確かめる

秋の虫は防虫ネットで防ぐ

九月にまいた直後がいちばん虫の多い時期です。まいた日に防虫ネットをかけ、間引き追肥のときだけ開けてすぐ閉じます。この一手間だけで、秋の被害はほとんど防げます。

十一月に入って気温が下がったらネットを外しても構いませんが、そのままにしておくと霜よけを兼ねます。花茎を摘む作業がしにくくなるので、収穫が始まる前に不織布へ替えるのが実用的です。

まいた日にかける
支柱を弓なりに立ててネットをかけ、裾を土でしっかり押さえます。隙間があると入り込まれます。
ふんを目印に探す
葉の上に黒い粒が落ちていたら、その真上の葉の裏を返します。ほぼそこに幼虫がいます。
株元を朝に掘る
夜のうちに食われるならヨトウムシです。朝に株元の土を浅く掘って探し出し、取り除きます。
十一月に不織布へ替える
収穫が始まる前にネットを外し、不織布に替えます。霜よけを兼ねつつ、摘み取りもしやすくなります。

薬を使う場合は野菜用の殺虫剤を選び、収穫までの日数の決まりを守ります。つぼみが見え始めてからの散布は避けます。

アブラムシはつぼみに付く

コウサイタイでいちばん困るのが、つぼみに付くアブラムシです。花茎の先の細かい隙間に潜り込むので、洗っても落ちにくく、食べる部分に直接付くぶん厄介です。早めに気づくことが唯一の手立てになります。

春に暖かくなると急に増えます。付いてしまった花茎は惜しまず摘み取って畑の外へ持ち出すと、そこから広がるのを止められます。摘んでもわき芽から次が出るので、損は小さく済みます。

つぼみを毎回のぞく
収穫のたびに、まだ摘まない花茎の先も見ます。数匹のうちに気づけば水で流すだけで済みます。
水を強めに当てる
つぼみを下に向け、裏側から強めの水流で洗い落とします。角度を変えると隙間まで届きます。
付いた花茎は摘み取る
びっしり付いた花茎は摘んで畑の外へ持ち出します。株に残すと、そこから何度でも増え直します。
黄色い板を吊るす
黄色い粘着板を株の近くに立てると、飛んでくる個体を捕らえられて増える速さを抑えられます。

根こぶ病は土の酸度で防ぐ

昼にしおれて夜に戻る症状が続いたら、根こぶ病を疑います。抜いてみて根がこぶ状にふくらんでいれば確定で、薬では治りません。株を畑の外で処分し、次作では石灰をまいて酸度を直します。

半年畑に立つ作物なので、発病すると損が大きくなります。アブラナ科の作物を続けて同じ場所に作らないことが、いちばん効く防ぎ方です。

症状病名の見当すること
根にこぶ、昼にしおれる根こぶ病抜いて処分。石灰で中和する
株元が溶けて悪臭軟腐病抜いて処分。畝を高くする
葉に白い粉うどんこ病葉を取り風通しをよくする
葉に黒いすすアブラムシの排せつ物アブラムシを退治する

寒さと肥料で出る障害の見分け

虫でも病気でもなく、寒さや追肥(育ちの途中で足す肥料)の加減で葉やつぼみの様子が変わることがあります。あわてる前に見分けておくと、無駄な手入れをせずに済みます。

葉が紫に濃くなる
寒さによる自然な変化で、コウサイタイでは特に目立ちます。味に影響はないのでそのまま育てます。
葉のふちが白く枯れる
強い霜に当たった跡です。不織布をかけて防ぎます。傷んだ葉を取れば新しい葉が出てきます。
つぼみが黄色くなる
採り遅れて花が咲きかけています。すぐ摘み取り、次からは二日か三日おきに見て回ります。
葉が薄い黄緑になる
肥料切れです。追肥をして液体肥料を一週間おきに二回足すと、二週間ほどで色が戻ります。

翌年に持ち越さない片づけ

収穫が終わった株には、虫の卵と病気のもとが残っています。畑にすき込むと翌年に持ち越すので、根ごと抜いて畑の外で処分します。根にこぶがないかを確かめてから捨てると、次作の計画に生かせます。

同じ場所には二年から三年、アブラナ科以外の作物を植えます。豆類やイモ類を挟むと土の病気が減ります。使った不織布とネットも洗って干してから片づけます。

株を根ごと抜く
三月に収穫を終えたら、根ごと抜いて畑の外へ持ち出します。根の様子を見てから処分します。
覆いを洗って干す
不織布とネットの泥と卵を落とし、乾かしてからしまいます。汚れたまましまうと破れやすくなります。
次の作物を決める
同じ場所にはアブラナ科以外を植えます。豆類やイモ類を挟むと、土の病気が減っていきます。

コウサイタイの収穫までのコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はコウサイタイの育て方にまとめています。

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