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リューカデンドロンの品種選び

リューカデンドロンの品種選び|サファリサンセットとゴールドストライク、鉢で育てやすい7品種

赤から黄色に色づいたリューカデンドロンの苞

読むのに約 5 分

切り花で知られるサファリサンセットから黄色のゴールドストライクまで、苞の色、株の大きさ、耐寒性で選びます。鉢植えで色づきを楽しむための品種の見方をまとめました。

苞の色と株の大きさで選ぶ

リューカデンドロンは南アフリカ原産のヤマモガシ科の常緑低木で、花のように色づくのは苞(ほう)と呼ばれる葉です。品種で苞の色が赤、黄、クリーム、ピンクと分かれ、株の大きさも60センチほどで収まるものから3メートル近くになるものまで幅があります。鉢植えなら、色の好みと一緒に「成木でどれくらいになるか」を先に見ます。

日本で苗が手に入るのは、サリグヌムとラウレオルムという2つの原種の交配系統が中心です。サファリサンセットに代表されるこの系統は丈夫で色づきがよく、初めての一鉢に向きます。

品種苞の色と時期成木の大きさ鉢植えでの向き
サファリサンセット赤からワイン色、終わりに中心が黄色。秋〜春2.4〜3メートル大きくなるので剪定で抑える
ゴールドストライク澄んだ黄色。冬の終わり〜春1.5〜1.8メートル直立で株がまとまりやすい
インカゴールドバター色の黄に赤い縁。冬〜春1.2〜1.8メートル鉢向きの中型
レッドデビル深紅からワイン色。秋〜冬1.5メートル前後コンパクトで鉢向き
ジュビリークラウンピンクの球果と緑の苞。春1.5メートル前後小さめで花持ちがよい
ピサ黄緑の苞と銀色の球果。冬〜春1.2〜2.4メートル銀葉を楽しむ
ジェスター斑入りの葉、苞は赤〜紫。冬〜春1.2〜1.5メートル葉だけで一年中見られる

サファリサンセットは切り花の定番の赤

サファリサンセットは1960年代にニュージーランドで作られたサリグヌムとラウレオルムの交雑品種で、切り花として日本に最も多く輸入されているリューカデンドロンです。苞は淡い赤で開き、冬に向かって濃いワイン色に深まり、季節の終わりには中心から黄色が差します。株は2.4〜3メートルまで育つ大型で、鉢植えでは花後の剪定で高さを決めて管理します。

鉢なら8号以上から
伸びが速く根も張るので、苗が5号ポットなら7〜8号の深鉢に植え、2〜3年ごとに一回り大きくします。小さい鉢のままだと夏に水切れと蒸れを繰り返します。
色の変化を一シーズン見る
秋に色が差し、真冬に最も濃く、春先に黄色が混ざります。どの段階で切り花にするかは好みなので、初年は切らずに色の移り変わりを記録しておくと翌年の切りどきが決まります。
寒さは-4℃程度まで
海外の生産者の表示では-4℃前後までとされ、東京の平地なら軒下で越冬できます。霜と北風に当たる場所は避け、寒波の予報が出たら玄関や室内の窓辺へ移します。

ゴールドストライクは黄色の苞の兄弟品種

ゴールドストライクは「サファリゴールドストライク」の名でも流通する黄色の苞の品種で、サファリサンセットと同じ「サファリ」の名を持つ仲間です。サファリサンセットが赤なのに対し、こちらは冬の終わりから春にかけて澄んだ黄色の苞が枝先を覆います。株は直立して1.5〜1.8メートルほどにまとまり、サファリサンセットより一回り小さいので鉢植えに向きます。

苗のラベルに「サファリサンセット」と「ゴールドストライク」の両方が書かれていることがありますが、2つは別の品種です。苞が赤く色づけばサファリサンセット、黄色ならゴールドストライクと、最初の冬に色で確かめます。

名前が二つあるときは色で見る
品種名の欄にゴールドストライク、作物名にサファリサンセットと書いた苗は、どちらかの名札が系統名として付いたものです。最初に色づいた苞の色を記録して、以後はその品種として扱います。
黄色は日当たりで決まる
日照が足りないと苞が黄緑のまま冴えません。秋から春は一日中日が当たる場所に置き、真夏だけ西日を避けます。
育て方は赤い品種と同じ
用土、水やり、リン酸を避ける肥料の考え方はサファリサンセットと変わりません。成木がやや小さいぶん、鉢は一号小さくても間に合います。

インカゴールドとレッドデビルは鉢向きの中型

インカゴールドはラウレオルムとサリグヌムの交配とされる黄色の品種で、バター色の苞の縁にうっすら赤が乗り、チューリップのように閉じ気味の形を保ちます。レッドデビルはサリグヌムの選抜で、秋から冬に深紅からワイン色に染まり、株が1.5メートル前後と小さめなので、ベランダの鉢に収まりやすい品種です。兵庫県での地植え記録では、毎日霜が降りる冬も、根を張った株なら越えています。

レッドデビルは日なたで赤くなる
日照が足りないと苞も葉も緑に寄ります。赤を出したいなら秋から冬は遮るもののない南向きに置きます。
インカゴールドは形を楽しむ
苞が大きく開かず閉じ気味のままなので、切り花にすると長持ちします。枝が込みやすいので、花後に内側の細い枝を抜きます。

目的別に選ぶ

切り花やドライフラワーにしたいのか、鉢の姿を楽しみたいのか、冬の置き場所が屋外か室内かで向く品種が変わります。迷ったら、鉢植えで管理しやすい中型の品種から始めて、株の性質に慣れてから大型のサファリサンセットに進むのも一つの順番です。

目的向く品種理由
切り花・ドライフラワーサファリサンセット、ゴールドストライク茎が長く丈夫で花持ちがよい
ベランダの鉢で小さくレッドデビル、ジュビリークラウン成木が1.5メートル前後で剪定も少ない
葉を一年中楽しむジェスター、ピサ斑入りや銀葉で色づく前も見られる
初めての一鉢ゴールドストライク、インカゴールド株がまとまり、黄色は日照不足でも色が残る

苗の名札は生産者によって「サファリ」の有無や表記が揺れます。色と成木の大きさで照らし合わせて選びます。

苗を買うときの見分けと失敗しない選び方

リューカデンドロンの苗は秋から春に花付きのポット苗として出回ります。苞が色づいた株は見栄えがしますが、根の状態の方が大切です。鉢底から根が見えるほど詰まった株や、土が湿ったまま重い株は、植え替え直後に弱りやすいので避けます。

葉の付け根まで緑か見る
下葉が落ちて枝が見えている株は、過湿か肥料で根が傷んでいることがあります。株元まで葉が付いた株を選びます。
鉢土が軽く乾いているか
持ち上げて軽い株は水はけのよい用土で育った証拠です。ずっしり重く湿った株は根腐れの入り口にいることがあります。
名札の品種名を残す
買ったらすぐ名札の品種名と購入日を記録します。色づきの時期や成木の大きさは品種で違うので、後から調べるときの手がかりになります。

よくある質問

よくある失敗と戻し方は?

リューカデンドロンの苗は秋から春に花付きのポット苗として出回ります。苞が色づいた株は見栄えがしますが、根の状態の方が大切です。鉢底から根が見えるほど詰まった株や、土が湿ったまま重い株は、植え替え直後に弱りやすいので避けます。

リューカデンドロンの上手に育てるコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はリューカデンドロンの育て方にまとめています。

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