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リューカデンドロンの植え付けと用土

リューカデンドロンの鉢植えの植え付け時期と植え方|水はけ最優先の用土と、根鉢を崩さない植え方

赤から黄色に色づいたリューカデンドロンの苞

読むのに約 4 分

リューカデンドロンは根を触られるのを嫌い、リン酸と過湿で枯れる植物です。鹿沼土と軽石の痩せた用土、根鉢を崩さない植え方、植え替えの時期と鉢の大きさを説明します。

植える前に決める3つのこと

リューカデンドロンの植え付けで失敗の多くは、用土と根の扱いで起きます。原産地は南アフリカの痩せた砂質地で、水はけがよく栄養の乏しい土に根を広げる植物です。日本の培養土のように肥料分が多く保水する土に植えると、根が傷んで数か月で枯れることがあります。時期、用土、根鉢の扱いの3つを先に決めます。

決めること答え理由
時期3〜4月か10月暑さと寒さの前に根を張らせる
用土鹿沼土と軽石主体で肥料なし水はけと酸性を確保しリン酸を避ける
根の扱い根鉢を崩さない細い根が傷むと一気に弱る

用土は鹿沼土・軽石・ピートで痩せた酸性に

基本の配合は、鹿沼土の小粒を5、軽石かパーライトを3、ピートモスか酸度未調整の腐葉土を2の割合です。元肥(植えるときに混ぜる肥料)は入れません。市販で代用するならブルーベリー用の土が酸性でリン酸が少なく性質が近いので、そこに軽石を2〜3割足すと水はけが上がります。

一般の草花用培養土は肥料入りで水持ちがよすぎるため使いません。赤玉土を使うなら硬質のものを選び、崩れて目詰まりしないよう軽石を多めにします。

鉢底に軽石を厚めに
鉢の高さの1〜2割の厚さで軽石を敷きます。鉢底の水が抜けやすくなり、梅雨や長雨の後に根が水に浸かる時間が短くなります。
配合はよく混ぜて乾いた状態で
鹿沼土と軽石とピートを均一に混ぜてから使います。ピートモスが乾き切っていると水をはじくので、軽く湿らせてから混ぜます。
肥料は混ぜない
緩効性の化成肥料も油かすも入れません。市販の培養土に含まれる元肥も避け、肥料分のない配合で植えるのが安全です。

鉢の大きさと素材の選び方

鉢は苗のポットより一〜二回り大きいものを選びます。5号ポットの苗なら7〜8号の深鉢が目安です。大きすぎる鉢は土が乾くまでに時間がかかり、過湿の原因になります。素材は乾きやすい素焼きか、底穴の大きいプラスチック鉢が向きます。

苗のポット植える鉢次の植え替え
3〜3.5号5〜6号1〜2年後に7〜8号へ
5号7〜8号2〜3年後に10号へ
6〜7号9〜10号2〜3年後に根を切らずに一回り大きく

受け皿は使わないか、水やりのたびに捨てます。鉢を直接地面に置くより、鉢台で浮かせて底からも風を通します。

根鉢を崩さずに植える手順

リューカデンドロンの根は細くて折れやすく、傷んだ部分から腐りが入ります。一般の庭木のように根鉢の肩を崩したり古い土を落としたりせず、ポットから抜いた形のまま新しい鉢に収めます。根が回っていても、ほぐさないのが原則です。

前日に水をやっておく
乾き切ったポットから抜くと根鉢が崩れます。前日に水を与えて土を落ち着かせ、当日はポットの側面を押して全体をそっと抜きます。
高さを合わせて置く
鉢底の軽石の上に用土を入れ、根鉢の上面が鉢の縁から2〜3センチ下になるよう高さを調整します。深植えすると株元が蒸れます。
隙間に用土を流し込む
根鉢と鉢の間に用土を入れ、割りばしで軽くつついて隙間をなくします。強く押し固めず、水やりで落ち着かせます。
たっぷり水を通す
鉢底から澄んだ水が出るまで与え、細かい土を流します。その後は土の表面が乾くまで水をやりません。
1〜2週間は半日陰で養生
植え付け直後は直射日光を避けた明るい場所に置き、根が動き出すのを待ちます。新芽が伸び始めたら日なたへ戻します。

10月に植えたときの進み方

東京で10月に植えた場合、年内は根を張る時間に使われ、冬の間に苞が色づきます。植え付け直後に肥料を与えたくなりますが、ここで化成肥料を使うのが最も多い失敗です。初年は肥料なしで越冬させ、春に新芽が動いてから必要なら少量を考えます。

時期株の様子やること
10月植え付け、根が動く半日陰で養生、肥料なし
11〜12月苞に色が差す日なたへ、霜の夜は軒下へ
1〜2月色が最も濃い水は乾いて数日待ってから
3〜4月色があせ新芽が動く花後の剪定、必要なら植え替え
5〜6月枝が伸びる梅雨前に雨よけの場所へ

植え付け後に元気がないときの見分けと直し方

植え付けから数週間で葉が落ちたり枝先がしおれたりしたら、原因は根の傷み、過湿、肥料のどれかです。まず鉢を持ち上げて重さを見て、土が湿ったままなら水を止めます。肥料を入れていたなら水で洗い流します。根鉢を崩して植え直すのは最も避けたい対処で、弱った株にとどめを刺します。

土が乾くまで待つ
しおれていても土が湿っていれば水不足ではありません。雨の当たらない明るい日陰に移し、鉢が軽くなるまで水をやりません。
肥料を入れていたら洗い流す
元肥入りの土に植えていたら、鉢底から流れ出るまでたっぷり水を通すのを数日おきに2〜3回繰り返し、肥料分を抜きます。
新芽が出るまで触らない
枯れた枝は切ってよいですが、株を抜いて根を見るのはやめます。春に新芽が出れば回復しているので、それまで置き場所と水だけを整えます。

よくある質問

いつ?

10月: 植え付け、根が動く。11〜12月: 苞に色が差す。1〜2月: 色が最も濃い。3〜4月: 色があせ新芽が動く。

よくある失敗と戻し方は?

植え付けから数週間で葉が落ちたり枝先がしおれたりしたら、原因は根の傷み、過湿、肥料のどれかです。まず鉢を持ち上げて重さを見て、土が湿ったままなら水を止めます。肥料を入れていたなら水で洗い流します。根鉢を崩して植え直すのは最も避けたい対処で、弱った株にとどめを刺します。

リューカデンドロンの植え付けに使うもの

木は一度植えたら動かせません。植え穴と支柱をきちんと作るかどうかで、その後の何年かが決まります。

数量は苗木 1 本を単位にしています。

  • 完熟堆肥・腐葉土探す言葉「完熟堆肥 バーク 40L」
    規格の目安
    バーク堆肥か腐葉土。40L 前後の袋。
    数量の目安
    植え穴 1 つ(直径 60cm × 深さ 50cm)に 20〜30L を掘り上げた土と混ぜます。

    穴を大きく掘って土を入れ替えるのが植え付けの本体です。ここを手抜きすると、根が広がらないまま何年も伸び悩みます。

  • 支柱(添え木)探す言葉「園芸支柱 太い 180cm」
    規格の目安
    直径 25〜30mm × 長さ 180cm。1 本の添え木か、2 本の二脚(鳥居型)。

    根が張るまでの 1〜2 年、風で株元が動くと細い根が切れ続けます。細い支柱では木の重さを支えられません。

  • 樹木用の結束テープ探す言葉「樹木 誘引 テープ 幅広」
    規格の目安
    幅 20mm 前後の伸びる素材か、麻ひもと当て布。

    幹は太ります。細いひもで縛ると食い込み、そこで水の通り道を締めてしまいます。幅の広いもので 8 の字に留めます。

  • 緩効性肥料(元肥)探す言葉「緩効性肥料 元肥 樹木」
    規格の目安
    粒状で長く効くタイプ。
    数量の目安
    植え穴 1 つに 50〜100g。根に直接触れないよう、土を一枚かぶせてから植えます。

    植え付け直後は根が傷んでいます。濃い肥料が触れると、そこから傷みが広がります。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 鉢で育てるなら支柱は短いもので足ります。180cm の添え木は地植え用です。
  • 植え穴に石を入れる必要はありません。水はけが悪いなら、盛り土にして高く植えるほうが効きます。

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